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2014/10/25(土)

【安永周平】1日2食という苦痛

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 安永周平

 

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2014・10・25 No.1122

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◆今日の断捨離 「1日2食という苦痛」

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先週末は2泊3日の断捨離合宿で、
朝霧高原の「富士山静養園」という
施設にお邪魔してきたのですが…

 

参加する前、僕にはどうにも
拭えぬ不安要素がありました。

 

それは、この施設の食事(食育)が
1日2回(10時と17時)だという事。

 

そして、その内容は超健康的で、
玄米や野菜、大豆等を使ったもの。

 

好きな食べ物ランキングには、
常に焼肉”食べ放題”がTOP3に
ランクインしている僕にとって…

 

これは「試練」だと。

 

受講生の方に勝るとも劣らない
謎の「覚悟」を持って臨んだのです。

 

で、結果はと言うと…

 

予想どおり空腹がおさまらずに、
腹の虫がグルグル鳴っており…

 

参加者の方に聞かれて
恥ずかしくも笑われる始末。

 

30歳を過ぎても食欲が落ちない僕に
課された試練は厳しいものでした(汗)

 

* * *

 

ところで、僕ら日本人にとって、
1日3食、キチンと食べる事は
当たり前とされていますよね?

 

実際、国の健康を司る厚生労働省も
「1日3食規則正しく食べましょう」
というように推奨・指導しています。

 

しかし、今年の7月に掲載された
ウォール・ストリート・ジャーナル
の記事によれば、アメリカでは
既に1日3食食べるという習慣は、
崩れ始めており、食事の概念が
大きく変わりつつあるようです。

 

そして、実は日本でも1日3食の
歴史は意外に浅く、江戸時代までは、
日本人は1日2食だったようです。

 

3食が一般的になったのは江戸時代。

 

幕府が全国から大工や職人を集めて、
朝から夕方まで1日中仕事をさせて
いたのですが…朝食と夕食だけでは、
体力がもたなくなったために、
昼にも食事を提供し始めました。

 

現在の科学的な言葉で言い換えれば、
そんな肉体労働がメインの仕事では
必要なカロリーを2食で補うのは
難しいということなのでしょう。

 

この習慣が、徐々に日本で、
広まっていったそうなのです。

 

※ちなみに日本で3食を最初に
推奨したのは佐伯矩博士という方。

 

* * *

 

ただ、時は流れ、私たち現代人の
ライフスタイルは当時と比べると
大きく変化していますよね。

 

交通機関が発達し、体よりも、
頭を使うデスクワークが増え、
運動量だって下がっています。

 

加工食品が増えて、1口で
摂取できるカロリーも増えました。

 

アメリカでの食事の傾向の変化も
時代の変化に合わせて適用される
結果なのかもしれませんね。

 

このように考えると、

 

「1日3食、食べなければならない」

 

というのは、現在においては、
1つの「思い込み」だという見方も
できるのではないでしょうか?

 

よく考えれば、僕自身も時々、
お昼の時間にお腹が減ってなければ、
平日も昼食を抜くことがあります。

 

でも、それが原因で体調を
崩してしまう…ということは、
どうやらあまりないように思います。
(※個人的な感想ですが…)

 

そして、そういった日は、
夕食がとても美味しく感じるもの。

 

同じように、断捨離合宿では、
1日2食しかなかった食事は、
その時間がとても有難く思えて、
食事自体もとても美味しかった。

 

今回、1日2食の体験を通じて、
1つ、学んだことがあります。

 

「本当に必要な時にだけ、
食べるということの大切さ」

 

お腹が減っていない時は、
別に無理して食べる必要はない。
1日3食に囚われる必要はない。

 

自分が本当に食べたい時に
食べるのが最も美味しく感じ、
心も幸せを感じるのだな…と。

 

そんな事を身をもって学べました。

 

この、食べたい…という感覚を
やましたひでこは「内在智」
という言葉で表現しています。

 

このセンサーを使わなければ、
食事の量に対して無自覚になる。

 

今現在、自分の体に、そして心に、

 

「今の自分はどうしたいのか?」
「本当に、今すぐ食べたいのか?」
「本当にそれを取り入れたいのか?」
「このモノは今、本当に必要なのか?」

 

といった事を問いかけるのは、
食事にも、部屋の中のモノにも、
すごく大切なことだな…と。

 

断捨離の奥深さを改めて、
認識することになった週末でした。

 

PS
断捨離のスタートは捨てる事から。

 

こちら、「捨てる人」から学んだ、
特に捨てるのが難しい3つのモノを
捨てるコツをまとめています。

http://123direct.jp/tracking/cr/LG7i4rZ3/181060/10199574

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

安永周平

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