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2014/08/07(木)
【やましたひでこ】急ぎすぎていませんか?
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・8・7 No.1042
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◆今日の断捨離 「急ぎすぎていませんか?」
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
葉月八月七日、木曜日。
二十四節気「立秋」
あらあら、立秋なんて言われても、
戸惑うばかりですよね、この時期に。
そうですね、季節の先取りは、
カレンダーばかりでのことではないですね。
デパートの服飾売り場は、
すでに秋物が主流となって並んでいるし。
そうか、先取り。
私たちは、どこまでも先へ先へと、
争うのが常のよう。
もしも、私たちの意識が、
「遅れるくらいが丁度いい」に
変わったら、この世の中は、
どんなふうに変るのか、
想像してみるのも面白い。
随分と、ゆったりとした社会に
なると思うのだけどね。
ああ、これってね、
原稿の締切りに遅れ気味の私の、
言い訳なのかもしれませんが。
◇◇◇◇◇
少しでも先へ。
少しでも多く。
少しでも大きく。
人よりも早く。
人よりもたくさん。
人よりも広く。
これが、私たちが
ずっと握りしめてきた価値観、
そのお蔭で私たちは随分と
進化できたのだと思う。
それはそれで、有り難いこと。
けれどね、そのせいで、
少しばかり疲れてしまったのも確か。
先へ先へと急ぐのは、
常に追い立てられているようで。
多く多くと抱え込むのは、
とてもとても重たくて。
大きく大きくと広げていくと、
どこかに行き届かないものがでてくるし。
少しでも後へ
少しでも少なく
少しでも小さく
人よりも遅れて
人よりもちょっとにして
人よりも狭く
こんなふうに価値感を変えると、
どうなるのだろうか、私たち。
まあ、やってみなくてはわからない。
それが、私の正直な感想。
なにせ、
ダウンサイジングを潔しとするのは、
まだまだ、ごく限られた、
ごく一部での世界でのこと。
だけど、
家の中のモノの量に限っていえば、
絞り込めば絞り込むほどに、
少なくなればなるほどに、
私の暮らしぶりは軽やかになってきた。
そう、気持ちも行動も。
けれど、
早と遅
多と少
大と小
この二つを対立させて、
正誤を云々することはやはり控えたい。
いわば、どちらも必要で、
どちらも意味があり、
どちらも愉しめるものであるのだから。
ただ、性質が違うと見做したらいい。
そうだ、
「スモール イズ ビューティフル」
だけを、
正解とするわけにはいかない。
「ビック」も、なにかしらの美しさを
含んでいると、思うから。
そして、
どんなことにも功罪はセットとなって
存在すると思うから。
問題となるのは、
どちらか一方に過剰に偏ること。
どちらかに必要以上に固着すること。
そして、その状態にまったく無自覚で
あること。
つまり、そのまんまの状態で、
ずっとずっとあり続け、
なんの変化もなく、
なおかつ、それに気づかないでいること。
その時、
その場で、
その必要に応じて、
早と遅
多と少
大と小
を行ったり来たりできたら
素敵ですよね。
それこそが、自在力であるのだから。
有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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何事にもバランスは必要ですよね。
しかし、
自分の土台とも言える
家にモノに溢れているときは、
そのバランスをとる感覚が鈍ってしまうもの。
ととのった部屋の空間が、
急ぎすぎている自分を落ち着かせてくれたり、
視野が狭くなっている自分に
気づく余裕をもたらせてくれるのです。
バランスという形もなければ
正解も基準もないものの感覚を
磨いていくには、
まず、目に見えるモノからがスタートですね。
ー渡辺万里子
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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