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2014/04/03(木)

【やましたひでこ】目標は要らない?

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・4・3 No.917

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◆今日の断捨離 「目標は要らない?」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

四月卯月、3日。

 

寒さから暖かさへ、
冬ごもりから芽吹きへと、
自然の営みが大きく転換する季節。

 

同時に、自分をとりまく社会との関係も、
大きく変わる時期でもありますね。

 

入学入社
転勤転居

 

そんな変化の最中に
いる人も多いことだろう。

 

それぞれの変化。

 

それは、意図した変化でもあり、
思いもよらない変化かもしれない。

 

それは、望んだ変化でもあり、
失望の伴う変化の場合も
あるだろうね。

 

目標とは、かけ離れた変化
なのかもしれないし。

 

私はといえば、この四月になっても、
相変わらず原稿を追いかけ、原稿に
追いかけられの日々は変わらない。

 

果たして、この状況、状態、
私は意図したもので
望んでいるのかどうか。

 

敢えて、そう自分に問いかけてみても、
明確な答えは自分の中にはない。

 

でも、有り難いことだと思っている。
それは確かに有り難いと。

 

そうだ、かつての私は、自分の
「断捨離」が本というカタチ
となることを夢みていた。

 

その夢が、縁という運を
得て叶っているのだから。

 

本を出すことを、どれだけ
多くの人が願っているかと思えば、
自分の幸運には感謝している。

 

そして、たとえ本が出せたとしても、
一冊限りの場合もある。

 

こうやって、大勢の読者さんの
支持を頂戴し、出版社さんの理解も得て、
編集者さんたちと仲良しになりながら、
次ぎ次ぎと愉しく本を創れること。

 

これは、私にとって、
有り難いばかりの
人生の変化なんですね。

 

そして、この人生の変化は、意図して、
つまり、目標設定をして、
獲得した訳ではなく。

 

だから、強く望んで
明確に意図したこともなく、
積極的な行動を起こしたこともない。

 

いわば、もたらされた変化。

 

けれど、当初のさざ波のように
やってきた、小さな変化の数々を、
私は受け入れてきた。

 

私はひとつひとつ取り組んできた。

 

それは、やがて、大きな波を
呼び起こし、私に大きな変化を
もたらすことになる。

 

変化を受けいれた時の私。

 

かつてを思い返してみても、
そして今の私も、
それら変化の波たちを、
望んだとか、望んでいないとか、
意に添うとか、意に添わないとか、
そんなふうに捉え
考えたことは一度もなく。

 

とにかく、なにかしらのご縁で
やってきた、目の前のことを
やり続けてきているだけ。

 

当然のことながら、
その中には残念な結果しか
得られなかったものある。

 

すべてが、うまく
いっている訳でもない。

 

でもね、たとえその時、
残念とした結果も、やがて
時間の経過ともに、姿を変えて
やってきて新たな縁を繋いでくれる。

 

それは間違いないこと。

 

やってきた変化。
もたらされた変化。
与えられた変化。

 

そうですね、私の唯一の
得意技は、これなのかもれない。

 

変化を受け入れ、
変化を愉しむ

 

目標を設定して達成のための
努力を重ねる人もいる。

 

それも素晴らしい有り様。
それも価値ある生き方。

 

そう思う。
羨ましいくらいにそう思う。

 

けれど、たまたま私は、
そういうタイプではなかった。
それだけのこと。

 

それだけのことだからこそ、
私は自分の目の前にやってきたことを、
自分に与えらた仕事を、

 

やってきたかぎりは、
与えられた限りは、
意図意志をもって、
受け止めてやっていくだけ。

 

時に、追われながら。
時に、追い込まれながら。

 

そういえば、とある大作家さんも、
若かりし駆け出しの頃、恩師の
先生から、こんな助言を得たという。

 

依頼された原稿が意に添うものではなく、
書けるかどうか悩んでいた時。

 

「なんでもいいから、まず書きなさい」

 

「つまらないことで悩んでいたら、
君自身が消えてしまうよ」

 

「書いてくれとせかされることで、
初めて自分の隠れていた
能力が引き出される」

 

なるほどな~

 

まさに、今の私がこれ。

 

意に添わない、望んでいない
状況に追い込まれても、
悩んでいる場合ではないのですね。

 

従うしかない時も場合もある。
やるしかない時と場合もある。

 

これが、この春、
おおきな変化を迎えた方におくる、
私やましたひでこからのエール。

 

もしかして、今、このメルマガを
読んで下さっている、あなたは、
新入学生さんかしら。
それとも、新入社員さんかしら。

 

新しい学びの場で、
新しい仕事の場で、
変化がいっぱいの慣れないことばかりに、
出来ないと思うことばかりに、
遭遇しているあなたにも、

 

少しばかりのアドバイスに
なれば、嬉しいのだけど。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに
いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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よく自己啓発の世界なんかでは、
「目標を設定することが大事だ」
と言う事が、耳にタコができるくらい
繰り返し言われ続けていますが…

 

どうやら、人生を愉しむ方法とは、
それだけではないような気がしますね。

 

「物事を近視眼的にしか見れない…」
という意味ではなく、俯瞰力を持った上で
意図意志を持って目の前のことに対して
夢中で取り組むことが大事な事もある。

 

そんなことを教えてくれる
やましたひでこからのメッセージ

 

新社会人、新入生の方に
届きますように。

 

―安永周平

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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