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2013/08/01(木)
【やましたひでこ】命を守る
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・8・1 No.672
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◆今日の断捨離 命を守る
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
葉月朔日、8月の始まりの日。
今週月曜日のメルマガで、
記録的な大雨にみまわれた山陰地方の、
災害お見舞いを申し上げたのだけれど。
まさに、その7月29日当日、
今度は私の住み暮らす北陸石川も記録的な大雨に。
全国ニュースで繰り返し映し出される
自分の町の豪雨の様子。
しかも、自宅の近所を流れる川が、
氾濫の危険水位を超えたとの報道。
出張中の私は、びっくり。
そして、家族の住む地域には、
避難勧告、避難指示までもが出る状況に。
災害が他人事ではなく、
テレビのニュース画面で見るばかりの世界でもなく、
当事者になる可能性はいくらでもあるのですね。
幸いにして、我が町の川は、
堤防が決壊することも氾濫することもなく、
避難していた人たちも夜を明かすことなく、
自宅に戻ることができた。
私の家族はといえば、
夫も長男もいたって暢気で、
私が電話をするまで、
避難勧告さえも知らないありさま。
これって、どうなんだろう。
ところで、今回の大雨災害関連のニュースで、
気象庁の予報官の言葉が強く心に響く。
「直ちに命を守る行動をとって下さい」
なんて迫力のある呼びかけだろう。
私には、この呼びかけが、
誰も抗いようのない真摯な心の声に聞こえた。
命を守ること。
命を守るための行動をとること。
命を守るための行動を自らが選択決断すること。
厳しいことだ思う。
けれど、この厳しさがあってこそ、
私たちの命がより守られていくのだと。
そして、このことは、
何も非日常の災害時だけのことではないはず。
日常でも同じこと。
いえ、日常であればこそ、
自分が今いる環境に漫然とした意識でいるとしたら、
どうだろう。
モノを溜め込み堆積させて、
結果、埃も溜め込みカビ・ダニが浮遊する中に、
自分の身を置いているとしたら。
それは、自分の命を守っているとは言えない。
モノを溜め込み積み上げて、
結果、落下やつまずく危険が大きい中に、
自分の身を置いているとしたら。
これは、自分の命を守っているとは言えない。
そのうえ、片づかない悩みを、
恒常的に抱え込んでいるとしたら、
それこそが、命を損なっているといえるだろう。
私がいる部屋は、
私が住まいする家は、
私の命を損なう環境になっていないだろうか。
それとも、私の命を、
どこまでも応援してくれる空間になっているのだろうか。
それこそが、究極の自分への問いかけ。
日常とは、非日常の災害に備えるためにあるのではなく、
日常とは、本来、健康と安全そのものであるべきなのです。
有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの感謝と愛を込めて。
やましたひでこ
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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