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2013・7・21　 No.661

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◆今日の断捨離    「あなたらしさ」は選ぶこと

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FROM　小松易

こんにちは！
かたづけ士の小松易です。

普段は大人向けに話すことが多いのですが
時々学校で小中学生向けに「かたづけ授業」を
することが最近の私の喜びの一つです。

でも折角なら、
単に片づけて身の回りがきれいになるだけではなく、
勉強や生活の中にも波及効果が出たらいいなという
淡い期待を密かに込めていつも生徒に話をしています。

先日、あるメルマガでこんな言葉を見つけました。
国語学者の大村はまさんのこの言葉です。

「選び、捨てる、そこにこそ、その人らしさが出てくる」

大村さんはある日の授業で、

「これまでの自分の人生を振り返った文章を書いてみましょう」

と言って生徒に課題を出しました。

生徒らはいろいろな出来事が浮かんで
メモはするものの「これは人には知られたくない」
など複雑な思いがいろいろ湧いてきて
なかなか文章にすることが出来ずにいました。

その最中に大村さんはこう言いました。

「すべての出来事をあった通りに
そのまま書くわけではなさそうでしょう。

たくさんの事柄のなかから、
それを選び取る自分がいる。

実際にあったことでも、書かないこともある。
選び、捨てる、そこにこそ、
その人らしさが出てくるんじゃありませんか」

この言葉を目にした瞬間に、これは、
片づけの本質と全く同じではないかと感じたのです。

通常、片づけるときに出てくる心理状態は
自分の判断を疑う心とモノを失う不安

もっと言うと、「自分を疑う心」と「自分を失う不安」

「本当にこれでいいのか」

という思いです。

ところが、大村さんの言葉から聞こえてくるのは、

捨てることで返って、自分らしさが出てくる。
だから、自分を信じて大丈夫！
もうすでに上手くいってるよ！

という母のようなやさしさ。

モノを片づけることは、
「自分との闘いである」
とある人は表現しました。

まさにその通りだと思います。

だからこそ、そんな自分へ
「自分らしさにつながる道なんだ」
と言ってあげることが大切なんです。

片づけの第一歩である整理とは「勇気と決断」

自分を信じて勇気をもって手放してみましょう。

その先に「新しいあなた」が待っている。

今週も断捨離、そして片づけ、
勇気と決断で進めてみましょう！

出典：『致知』２００７年１０月号 致知随想より

かたづけ士　小松易

かたづけ士小松易が主宰するスッキリ・ラボ
http://www.sukkirilab.com/

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