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2013/06/12(水)

【川畑のぶこ】花を飾るのは何のため?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2013・6・12  No.622

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◆今日の断捨離  花を飾るのは何のため?

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FROM 川畑のぶこ

 

近所のこジャレた花屋にフラッと立ち寄った。

 

色鮮やかなアレンジメントに目を奪われ
近づいてみると、プリザーブドフラワーだった。

 

テクノロジーは実に日進月歩だなぁ…

 

最近の造花は数メートル離れると
生花との区別がまったくつかない。

 

いつぞやの講演会では、スタンドフラワーに造花が
4割ほど混ざっていて…なるほど、経費削減の智慧!
と唸るばかりだったけれど、これも遠目には
まったく造花とわからない。

 

いつまでも枯れない花なのだから、
そして遠目には生花との区別がつかず、美しいのだから、
コストパフォーマンスは断然良いように感じられる。

ところがだ…

先日、妹の家を訪れたときに驚愕の事実を発見!
彼女の家の2つのトイレには造花が飾られている。

 

1階のトイレには光触媒の造花、
2階のトイレには華麗なプリザーブドフラワー
そして、これらの造花たちがなんと枯れていたのだ。

 

1階トイレの造花は見事に退色
2階のトイレのプリザーブドフラワーは退色&干からびている
どちらも、生花だったら即ごみ箱行きだろう。

 

なぜ、いまだに飾られているのだろうか。

 

そう、人間の思い込みとはすごいのだ。
「永遠に枯れず、永遠に美しい!…はず」
なので、そのままにされている。

 

おそらく、住人たちは目が慣れてしまっているので
なんら違和感を覚えないのだろう。

 

ところが、数か月にいちど訪れるか訪れないかの
私からは、その変化は一目瞭然だ。

 

確かに2年前の飾られたてホヤホヤ時は
特に違和感はなかった。

 

ところが今となっては、
美をもたらすはずの花たちが、
醜をもたらしてしまっている。

 

見る者にエネルギーを与えてくれるはずの花たちが
見る者のエネルギーを奪ってしまう。

 

これでは花の価値ゼロ=本末転倒。

気になったので、ちょこっと計算などしてみた。
これ、生花にしたら本当に高くつくのだろうか?
造花の方が本当にコストパフォーマンスは良いのだろうか?

妹の家の場合、日が当たる場所に置いてある
造花の旬はおそらく1年くらい。

 

費用はふたつで1万5千円くらいだろう。
これを、週に一度、300円程度の旬の生花を購入し、
ふたつに分けてそれぞれのトイレの花瓶に差したなら…

 

金額はほぼ同じくらい。

 

野に咲く花ならもっと安くつくだろう。
そして、生花の場合、退色はないし、
干からびるまでは置かないだろう。

ちなみに私個人は、造花は
遠目には良いかもしれないけれど
トイレなどの至近距離でそれが造花と知ると
がっかり感たっぷり&空しさちょっぴりで
エネルギーはむしろ奪われる。

 

よって、置かれた時点からマイナス。
それらがさらに退色したり
枯れていたりしたなら大マイナス。

高くつくのはお金でなくエネルギー。

花は心を潤し、美を与えるためにある。

生花はたとえ100円の花束であっても
みずみずしく香しい。

 

たっぷり心を潤してくれるし、
エネルギーを与えてくれる。
よって、いつもプラス。

 

それが週に一回変わったなら、
さらにウキウキするので大プラス。

お金をかけない智慧

 

それは人生である程度必要であるのは間違いないと思う。
ところが、何のため、何に、いくらつかうのか。
問い直してみたなら、あらあらびっくり。

 

「うふふ…やっちゃった」現象があちらこちらに。
永遠に変わらないモノというのは
そうそう存在しないと信じて
間違いはないのではないか。

 

モノも心も移ろうもの。
その瞬間その瞬間、自分にとって旬なものから
漲るエネルギーを受け、輝いて生きる。

 

それに対する経費なら…

 

ある程度かけてあげてもいいんじゃないかなぁ…

 

そう、大切な自分のために…

 

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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