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2013/05/16(木)
【やましたひでこ】責めることの虚しさ
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・5・16 No.595
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◆今日の断捨離 責めることの虚しさ
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FROM やましたひでこ
ダンシャリアンの皆さま、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
5月も半ば。
初夏という、なにもかもが煌めきだす大好きな季節。
けれど、今年は少し様子が違うよう。
大好きな季節にもかかわらず、
少しばかりの心の曇りと同居中でもあるのです。
そうですね、それは今の私に、
この季節を存分に味わう時間的な余裕がないせいなのか。
この季節を充分に愉しむ心のゆとりがないからなのか。
何かや誰かの「せい」か、
それとも、自分の心の有り様なのか。
まあ、そのどちらであり、
まあ、そのどちらでもなく。
はてさて、どうしたものかと思いつつ、
この心の曇りさえも面白がってみようかな。
はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日は、やましたひでこからのメッセージ。
そう、暮らしを溢れる笑顔でいっぱいにするために。
そう、仕事を勇気ある挑戦で満たすために。
そう、人生をより果敢に生きていくために。
◇◇◇
自分自身のなにかしらの心の「煩い」を、
何かのせい、誰かのせいと思っていたら、
それは解決へのアクセスとはならない。
もちろん、それは、
何かのせいでもあり、誰かのせいで、
自分の心が煩っているのは間違いのないこと。
だから、何かのせいにしたり、
誰かのせいにしてはならないと、
言っているのではないですね。
だって、ストレスの要因は必ず存在するのだから。
また、自分のせいにしてしまう場合だってありますね。
でも、これも同じこと。
自分のせいにしても、解決への道筋は見えてこない。
何かのせい、誰かのせいと思考するのは、原因の追求であって、
解決に向かうには、次のステップが必要となってくる。
ところが、私たちは、解決策までも、
何かや誰かに求めてしまうもの。
例えば、こんなふうに。
あの人が、片づけてくれないので、
あの人に、片づけさせるにはどうしたらいいのだろう。
この人が、捨てさせてくれないので、
この人に、捨てさせるにはどうしたらいいのだろう。
そうだ、「してくれない」と「させる」の行ったり来たり。
これでは、時間とエネルギーをいたずらに消耗させていくばかり。
してくれない相手に、させようと躍起になるほど虚しいものはない。
なぜなら、その相手は「責められた」と感じるだけだから。
なぜなら、その相手は「責められる」ことに反発を覚えるだけだから。
「責め」には、なんの創造性はなく、
「責め」には、どこにもゆとりなどない。
「責め」には、解決へと向かう要素はなく、
事態はさらに混迷を深め、人間関係は悪化へと。
「してくれない」のは事実。
してくれない「せい」なのも事実。
だからこそ、この事実・原因をしっかり踏まえたうえで、
解決策を思考していくのが断捨離のステップ。
えっ、どうやって?
はい、そこを自分で考えていくのが断捨離の醍醐味。
解決策は、自分で見つけてこそ、
腑に落ちるものであるのだから。
断捨離は、解決策へのアクセスのアシスト。
アクセスへの「ブレーキ」を取り除くだけこのこと。
でもね、「責め」という「ブレーキ」に気がづけば、
それはそれはしめたもの。
だって解決への道程は、混雑した道路から、
スイスイと走れる高速道路に変わるのだから。
いかがでしょう。
有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの感謝と愛を込めて。
やましたひでこ
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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