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2013/05/15(水)

【川畑のぶこ】大事なのは方法ではなく…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2013・5・15  No.594

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◆今日の断捨離 大事なのは方法ではなく…

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FROM 川畑のぶこ

 

人間の癒える過程というのは実に様々だなあと、
医療現場にいるとしみじみ思う。

 

同じ治療をしているのに
功を奏す患者さんがいれば、

 

同じ診断で同じ治療を受けているのに
全く結果が出ない患者さんもいる。

 

とりわけ、がんなどの一般的には
難治病といわれているような病気は、
闘病や治癒の過程に豊かに個性が表れるなと思う。

 

なにがしの病気に罹ったときに
私達が治療に対してとる一般的な姿勢は

 

「この治療が効くのか、効かないのか」
「正しいのか、正しくないのか」

 

といった、対象物の正誤善悪を問うのみの2元的な姿勢。

 

たとえば、抗がん剤は悪いとか、自然療法は良いとか
逆に代替療法は間違っているとか、西洋医学は正しい
とかといった姿勢だ。

 

勿論、治療そのものの統計学的な効果というのは
大いに参考になると思うし活用するべきだろう。

 

ところが、私が日々患者さんたちと接していて思うのは、
治療の対象が何であれ、その治療と自分自身が
どう関わっているかが、癒しの過程に大きな影響を
及ぼしているのではないかということ。

 

最初は治療の副作用が酷くて耐えられなかったけれど、
意識を変えて治療に感謝しながら再度取り組み始めた結果、
副作用が少なくなったり無くなったりなんてケースを多くみる。

 

ある人は玄米採食の食事療法をして、
見る見る健康を取り戻していったけれども、

 

ある人は食事を見るのも嫌になって、
生きるエネルギーも低下し、数値も
悪化していったなどというケースもある。

 

これは、人生全般におけるものごととの関わり方が
治療との関わり方や病気との関わり方にも
反映されているよう。

 

対象を吟味するのは大切なことではあるけれども、
それらとどのように関わるかということは
もっと重要ではないかなぁ。

 

○○さんに効いたから
▲▲さんは悪化したから
○○治療は強いから
▲▲治療は弱いから

 

このような会話がされるとき、それらの人たちが
治療や人生にどのような姿勢で関わっているか
ということはほぼ議論されない。

 

「あの人」の話や「あの治療」の話ばかりで、
「あの人がどのようにあの治療に関わっているか」は、
考慮されないのだ。

 

関係性を問い直す…めんどうな作業だからね。
魔法の杖…みんな欲しいからね。

 

いろいろな病気の癒しの難しい所以は、
おそらくこのあたりにあるのではないかなぁと。

 

病気とは自分らしい生き方を問い直すメッセンジャー…

 

私が何をするかではなく、私がどのように在るか…
自分の在り方や生き方が問われている場合が多いなと。

 

「がんになって変わったことはふたつある。
ひとつは考え方が変わったこと。
もうひとつはタバコを吸うようになったこと。」

 

医学的に成す術がないと宣告されてから、何十年も元気で
いきいきと過ごしている友人の言葉を思い出す…

 

そうだ、近々彼女と焼き鳥とビールでもやろう。

 

 

 

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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