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2013/03/09(土)
【三枝陽子】ナイチンゲールと断捨離
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 三枝陽子
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2013・3・9 No.526
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◆今日の断捨離 ナイチンゲールと断捨離
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FROM 三枝陽子
みなさん、ごきげんさまです。
『断捨離』編集担当、
北海道断捨離会の
三枝(さえぐさ)陽子です。
「適切な状態をつくり出すことによって
人は”正しい意志”を手に入れることができるのです」
やました先生の本から引用した一節…
ではなくて、
かの有名な「クリミアの天使」
ナイチンゲールの言葉です。
(『思索への示唆』1860年刊より)
ーーー
最近、BSで、ナイチンゲールを
取り上げた番組を観ました。
それがなかなかに興味深い内容で。
ナイチンゲールは
クリミア戦争で兵士を献身的に看護し、
国民的英雄となったことで知られますが、
看護士として活躍したのは
実は、たったの3年だそう!
ご存知でした?
私は初耳でびっくり。
野戦病院の劣悪な環境のために
多くの兵士が無駄死にしていくのを
目の当たりにしたナイチンゲール。
戦地から戻ると、
世間から英雄視される一方、なんと本人は、
「もっと多くの命を救えるはずだった」
とを自分を責め続けたそうです。
その後、戦死者数の推移、
その死因などを統計し、分析。
(ちなみにイギリスではナイチンゲールは、
統計学の基礎を築いた人として知られるほど)
献身的な看護が力を発揮するためには、
換気が行き届き、衛生が保たれた
”場”作りがあってこそ
という結論に至ります。
(ダンシャリチックですね)
つまり、看護の”前提”を見直したのです。
看護士としての活動を
あっさり手放したのち、
病院の空間設計に携わったり、
国や軍へ環境改善の
働きかけをしたり、、、
150冊にも及ぶ著作活動で
近代看護の礎を築いていきます。
ーーー
これを知って気づかされたこと。
ナイチンゲールは
看護士として英雄になったけれど、
そのまま看護士をしていたら、
近代看護の礎を築くことは
できなかっただろう、ということ。
人にはそれぞれ、自分に合った内容、
サイズの役割がある。
それは、時間の経過とともに
変わっていくこともある。
ーーー
”器”とは役割のこと。
自分に見合った役割を
その時々に見つけられることは、
自分にとっても世間にとっても幸福なこと。
それにしても、
「鉄の意志を持った人」
と評されるナイチンゲール。
環境こそ人の命に直結することを
訴え続けたナイチンゲール。
なんとなく、やました先生に似てますね。
【今週ダンシャッたモノ:菓子折の箱】
断捨離編集担当:三枝
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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三枝陽子
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