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2013/02/09(土)
【三枝陽子】「鍋」に見る日本の歴史
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2013・2・9 No.498
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◆今日の断捨離 「鍋」に見る日本の歴史
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FROM 三枝陽子
みなさん、
ごきげんさまです。
『断捨離』編集担当、
北海道断捨離会の
三枝(さえぐさ)陽子です。
唐突ですがみなさん、
学校で習う歴史って
得意でしたか?
詰め込み教育、あるいは
受験戦争の功罪でしょうか、
私は、日本史や世界史、
歴史全般が苦手でした。
ベルベル人とか、フン族とか、
カタコンべとか、
音のおもしろい単語しか
おぼわらなくて(笑)
我ながらその幼稚ぶりには
情けなくなります(泣)
しかし、いまにして思えば、
歴史とは実に面白いもの。
単なる、起こった事実の羅列ではなく、
時代(時間)を俯瞰して捉えられる
学問なのだとわかっていれば、
もっと取り組み方も違ったかもしれません。
―――
以前、
『公式ビジュアルムック 見てわかる、断捨離』
http://www.amazon.co.jp//dp/4838786476/
の制作を通じて、歴史学者の鬼頭宏教授に
話しをうかがう機会がありました。
日本文化の特徴とは、諸外国と違い、
革命や戦争でそれまでの文化が
根絶やしになることなく
時代とともに積み重なってきた
「多層文化」である、とのこと。
農耕文化、仏教、西洋文明、
戦後民主主義…と
外からやってきた文化を
アメーバのように丸呑みして
いまの日本があるのだと。
伝統を保ちつつ、
新しいモノも受け入れるのに
長けている、とも言えます。
―――
実はそれは、家にある
鍋ひとつとっても、
言えるようです。
歴史を捉える高い視点から
いざ台所の戸棚へと
視点を移してみると…
土鍋、雪平鍋、
フライパン、中華鍋もあれば、
少し前に流行った
モロッコ発のタジン鍋、
IH用調理鍋、はたまた
シリコンスチーマーまで、
多種多様を極めています。
(おかげさまで、ウチの台所には
そんなにいっぱいないけれど)
普段気づきにくいことですが、
文化的特徴が、実はこうして、
自分たちの生活の中の
細部にも宿っていると思うと
モノの見方も変わってきます。
―――
「日本文化とは“多層文化”である」
なんて、若いうちに学校で習っていたら
もっと歴史に興味が湧いて、
勉強ができたかもしれない!
いや、負け惜しみでしょうかね!?
でも、勉強って、
いきなり単語から学んでいくと
かえってわかりにくい。
まずは全体を捉えて、
着手するのは細部から。
勉強にだって、断捨離の手法は
応用できそうです。
【今週ダンシャったモノ:大量の紙パック】
断捨離編集担当:三枝
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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