断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【小松易】保存できるものとできないもの

2021/04/23(金)

【小松易】保存できるものとできないもの

カテゴリー:.新着情報, メルマガバックナンバー, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

少し前に書籍「メモの魔力」がヒットし、
「メモブーム」が到来しましたが、
ホリエモンこと堀江貴文さんは
先日、Voicyのチャンネルで
こう述べていました。

「俺は一切メモはとらない。
なぜなら、メモしないと忘れてしまうような
情報は、自分にとって大切な情報ではないと
思っているから」

元々の彼の記憶力の良さもあっての
習慣なんだと思いますが、なんだか、
堀江さんらしい意見だなと思いました。

確かに、頑張ってメモをとったとしても
後から見返さない、結局何も頭に残っていない
のであれば意味がないですよね。

「後から振り返るため」
「手を動かすことでいいひらめきを得るため」
など、メモをとる目的が決まっている人であれば
大いに活用していいと思います。

メモつながりでいえば、
片づけの対象には、
モノ以外に「情報」があります。
いわゆる「情報の片づけ」です。

情報を取捨選択し、
必要な情報を保管、保存しておく。

ここでシンプルな質問です。

情報は保管、保存できる。
それは、なぜだと思いますか?

ちょっとだけ考えてみてください。

大ベストセラー「バカの壁」の著者
養老孟司さんは、こうおっしゃっています。

「10年経っても変わらないモノを情報という」

つまり、私たちが情報を保管、
そして特に保存できるのは、
情報が変わらないからです。

当たり前のようで、
当たり前じゃない。

でも言われてみれば確かにそうで
スマホで取った写真も
録画したドラマも
スクラップした雑誌も
変わらないから保存ができるのは、
疑いようがない事実。

10年前に撮った夫の写真が
老けていたら怖いですね(笑)

情報は、変化しない。
変わらないから、保存できる。

私たちは「変化しない」
「不変」のピースを収集し、
大切に机の中、書棚や倉庫
そしてスマホやパソコンに
大切に保存しているというわけです。

そこで、2つ目の質問。

あなたはなぜ、なんのために
情報を保存するのですか?

美味しそうな料理の写真は
フェイスブックにアップするために。

録画したドラマはいつか観るために。

スクラップした新聞記事は
何かのために。

えっ、何かのため?

何かのためって
何のためですか?

もちろん、何を撮ろうが
何を集めようが個人の自由。

ただ、「片づけ」という視点で
考えるとするならば、
「情報をどんな目的で扱っているか?」
ちょっと立ち止まって考えてみて
いただきたいのです。

「目的なく保存」
「なんとなく保存」
「惰性で保存」
してしまっていませんか?

たとえばレストランで
写真を撮ること自体が目的になって
その料理を味わったり、
素敵なレストランの雰囲気を
楽しんだりする機会を
失ってはいませんか?

「チャンスは貯金できない」

これは「アサヒスーパードライ」を
世に出した元アサヒビール名誉顧問
樋口廣太郎さんの言葉です。

不変の「情報」ばかりに気を取られ過ぎず、
変転する「チャンス(機会)」にもしっかり
意識を向けることも大切だと
教えてくれている気がします。

保存できないからこそ
「今」を楽しむ。
それも大切なんですよね。

今週はあなたの身の回りで
「保存できるもの」と
「保存できないもの」を
ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆お知らせ◆

つい先日久々建設会社時代の同期と飲みました。
100人超の従業員に対する
彼の熱い想いに感動して帰ってきました。

そんな建設業を応援したい!その思いで
「かたづけサービス」を企画しました。

建設にすこしでも関係のある方、
「なんだろう」ってご興味持った方は
ぜひご覧いただければうれしいです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/202103kensetsu

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
http://www.sukkirilab.com/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

近年、インスタグラムに
写真をアップするために、
料理が来てから何十分も
写真を撮り続けて、すっかり
冷めてから食べる人がいるといいます。

作り手としては、とても残念な
気持ちになりますが、今や
インスタグラムの宣伝効果は
かなり大きいため、
複雑なところですよね^^;

あなたも普段の生活で、
ついついやってしまっている
「今」に集中できていないことは
ありませんか?

ぜひ、振り返ってみてくださいね^^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

メールアドレス(必須):

 

下記の注意事項に同意の上、お申し込みください。

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

サイト内検索

 

 

記事一覧

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト