ホーム / 【おのころ心平】健康帝国?
2020/09/19(土)
【おのころ心平】健康帝国?
FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
過去史上最高の
「健康国家」と言えば、
実は、第2次大戦前の
ナチスドイツなのだ、という
説があります。
『健康帝国ナチス』
ロバート・N・プロクター著
(草思社)
こちら2003年出版の本なので
ずいぶん前なのですが、
僕が、「健康」ということを
改めて考え直させられる
契機になった本です。
※ ※ ※
内容)
●ヒトラーは菜食主義者で、
酒もタバコもたしなまず、
同席の者にもそれを許さなかった
●ナチス時代、ガン撲滅運動が盛んで、
そのプロパガンダの中心は「早期発見」だった。
とくに女性のガン検診を促す運動を強化した。
●ナチスは合成着色料・合成保存料を
使わない自然食をすすめた。
●脂肪が少なく繊維質の多い物を食べ、
コーヒー、アルコール、タバコのような刺激物を
できるだけ控える。
●肉類は最低限にし、保存料の入った缶詰より、
できるだけ生鮮食料品をとるようにすすめた。
●ナチスはアルコール撲滅作戦を始めた。
ナチスの反アルコール運動は交通事故防止も
目的としていた。
※ ※ ※
健康と国家・・・。
これが結びつきすぎるのも、
ちょっと恐い。
「セルフケア」といいながら、
国民の生活習慣改善を監視する国家。
「健康管理」という言葉が示すとおり、
健康=管理=監視。
健康に国家が示す「正解」があって、
そこに押し込められていく。
僕は、そこに危うい空気を感じてしまって、
冒頭の本を思い出してしまうのです。
※ ※ ※
果たして、数値で表れる健康って、
どこまでその人の個性を
尊重してくれるのか・・・?
セルフケアって
どう考えれば、ほんとうの意味で
自分たちのものになるのか・・・?
あ。
日本には、
健康よりも歴史のある
すばらしい言葉があった!!
すなわち、
養生(ようじょう)。
この言葉の意味について、
もうこれは哲学レベルで考察しました!
これからの家族の健康を
自衛していくために、
ぜひ心得ておいてほしい内容に
なっています!!
おのころ心平の超自信作。
【人生を変える養生哲学シリーズ】
第1巻「養生哲学入門編」
↓
詳細はこちら
―おのころ心平
━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━
養生(ようじょう)
これを、検索すると、
「衛生をまもり健康の増進に心がけること。
また、病気をなおすように努めること。」
と出てきます。
おのころさんが、
哲学レベルで考えると
どんな意味になるのでしょう?
興味深いです^ ^
間中亜衣
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
執筆者一覧
最近の投稿