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2020/09/07(月)
【やましたひでこ】二つの世界
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
9月7日、月曜日。
<旧暦文月二十日>
二十四節気「白露」
秋の気配が色濃くなっていく頃。
そして、
次々に台風がやって来る頃。
私は、今、北海道、
その道東の自然の中に
「縄文とカムイ」の痕跡を
訪ねる旅の最中。
台風禍とは離れているけれど、
遠く離れて住み暮らす人々の
無事を祈らずにいられない。
天下和順(てんげわじゅん)
日月清明(にちがつしょうみょう)
愛用の暦に見つけた
この二つの言葉こそ、
今の私の希い(こいねがい)。
もう、感染症の蔓延も、
自然災害も、これ以上は
勘弁してほしいですものね。
けれど、祈り希っているならば、
その祈りを行動に置き換えて
いかなくてはと決意している。
じっとして祈るか、
行動しながら祈るか。
祈るけれど行動が伴わないか、
行動するけれど祈りはしないのか。
そうですね、やはり、
意識と行動は同時に、
それが、断捨離の姿勢であり作法。
カタチのない世界とカタチのある世界。
見えない世界と見える世界。
その二つの世界を一致させていくこと。
この二つの世界を自在に往来すること。
これが、断捨離の極意なのですね。
つまり、健康と安全を
祈り願っているのであるならば、
健康と安全な空間づくりに励む。
つまり、心を穏やかに保ちたいと
祈り願うのであれば、
犇(ひし)めくモノたちを取り除く。
断捨離とは、いたって簡潔な世界観。
したいならば、する。
行きたいならば、行く。
片づけたいから、片づける。
捨てたいから、捨てる。
ただ、それだけのこと。
自分自身の「したい」という望み、
すなわち、行動の訴求。
自分自身が「こうありたい」という祈り、
すなわち、存在の希求。
これが、断捨離マインド。
これが、断捨離スピリット。
あっと、こう書いていると、
こんな声が聞こえてきましたね。
したくないなら、しない。
行きたくないなら、行かない。
片づけたくないから、片づけない。
捨てたくないから、捨てない。
そうですね、これは要注意。
なぜなら、自分自身の
「したい」「こうありたい」に
素直に耳を傾けることなく、
そして、行動することなくあるならば、
これら「したくない」「やりたくない」という
否定的な欲求は、怠惰な自分の
「魔のささやき」であるからです。
行動の訴求、存在の希求があってこそ、
本当に回避すべき行動や状態を感じ取り、
見極めていくことができるのだから。
有り難うございます。
今日も、
あなたにとって、
わたしにとって、
最善最良最高の道が
用意されますことを。
やましたひでこ
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◎編集後記
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本当に自分が求めている欲求と
怠惰な自分がささやく否定的な欲求は
時に混同してしまいそう、、
そうならないためにも、
普段から自分と向き合う機会を
持つことが大事なんですね*
間中亜衣
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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