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2020/09/02(水)

【川畑のぶこ】Q.子どもが欲しい気持ちを諦められません

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q.子どもが欲しい気持ちを諦められません

私は子どもが欲しいと思っているのに、
主人は別に欲しいと思わないという考えで、
私は子どもをあきらめようと思う気持ちと
あきらめきれない気持ちとで葛藤しています。

普段の忙しさに忘れてる時もありますが、
友達に赤ちゃんができたとか、
近所の人同士で子どもを遊ばせている
のを見ると、その輪に入れないことが
悲しくなります。

私は今年42歳で
そろそろ限界だと思っています。

結婚した時(36歳)は
私が学生をしていて、卒業したら
子育てを、と考えていたのに、
そんな時には主人の気持ちが
変わっていました。

どうしたら自分に納得がいく
諦め方ができるのでしょうか。

子どものいる友達を見ると、
未来があっていいなって羨ましくなります。
そうやって妬む自分も嫌です。

どうしたら心穏やかに
お子さんのいる方を見れるでしょうか。

【コアラ・40代・パート】

―――――――――――――――――

A:FROM 川畑のぶこ

結婚も出産もご縁のもの、
それぞれのタイミングというのがありますね。

おそらくコアラさんの学業も一緒でしょう。

子どもに関して、
ご主人は結婚当初は
子どもを欲しがっていたのでしょうか?

今も「別に(とりたてて)
欲しいとは思わない」のか、
それとも「こどもは全く欲しくない」
と思っているのか、
確認はされたでしょうか。

以前ほど欲しいとは
思わなくなったけれども、
子どもがいたらいたで構わないと
思っている可能性があるのなら、
子どもができたらできたで、
可愛がることは十分考えられます。

そうであれば、
コアラさんの希望を貫いて
良いのではないでしょうか?

ただ、もともと子どもは欲しくないと
思っている場合は、
結婚観や人生計画の差がある
と思いますので、問題はより複雑ですね。

結婚に対して、子どもがいる
家庭をつくるビジョンを描いていたのか、

それとも、夫婦だけの穏やかな
パートナーシップを描いていたのか、

曖昧だったのか、

それが変化する可能性も含めて、
それぞれのニーズを、もういちど
確認してみることをおすすめします。

ただ、子どもにこだわりすぎることで、
夫が自分の存在や関係性が
蔑ろにされていると感じ始めると、
夫婦仲が悪化することがあります。

その辺に気をつけて、
ご主人と共に人生を築き上げていきたい
というコアラさんの気持ちが伝わる
コミュニケーションや関わりを
大切にされますように。

もし、子どもとのご縁が無い人生であれば、
切り替えが大切です。

子どもができなければ、
コアラさんのこの人生の課題は、
子どもがいないことで
謳歌できることなのでしょう。

自分が欲しいけれど持てないもの(子ども)
に注意を向けて過ごすのをやめ、
すでに持ち備えているもので
豊かさをもたらしてくれているものや、
持つことができるけれども、
まだその努力をしていないものに
意識を向けていくことが
大切ではないでしょうか。

コアラさんはご結婚されたあとも、
子どもよりも学業を大切にしたい
と思われた時期がおありです。

もしかしたら
コアラさんの無意識や潜在意識は、
そのような分野で自分らしさを発揮することも
望んでいるのではないでしょうか。

周囲との関わりでも、
子ども(を持つこと)ばかりに意識を向けず、
子どもがいなくても、またはいないからこそ
豊かに過ごしている人もたくさんいますから、
そのような人々に意識を向けることも大切です。

女性性や母性が発揮できない
という思いがあるのなら、
「自分の」子どもにこだわらなくても、
コアラさんの母性や女性性を社会的に活かし、
「私たち皆の」子どもたちを育むことはできます。

無論、それらの性質は
子育て以外にも活かすことができます。

ご主人が子どもを欲しくないと
考えているなら、
彼が抱いている課題に向き合うことを
優しく包み込むことも、
そのひとつなのかもしれません。

子どもがいないことで、
女性性や母性が否定されることはないのです。

さまざまな視点をもつことは、
私たちの頑なな姿勢を柔軟にし、
人生に豊かさをもたらしてくれます。

子どもがいなくても、
幸せを体験しながら
豊かに生きることは可能です。

ぜひ、そのような新しい視点を
大切にされますように。

– 川畑のぶこ

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◎編集後記
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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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