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2020/07/10(金)

【小松易】”かたをつけていないこと”ありませんか?

カテゴリー:.新着情報, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

都内では再び新型コロナウイルスの
感染が拡大しています。

先日の会見で、菅官房長官は
「最悪の場合には再び緊急事態宣言を
 発出する可能性がある」
と注意を呼びかけていました。

私たちにできることは

「再び緊急事態宣言が出たら
どうするのか?」

「もし自分が感染して数週間隔離
 されてしまったらどうするのか?」

を事前に想定し、シュミレーション
しておくことではないでしょうか。

実は私が会社員時代に
「最悪の場合をちゃんと想定しておく」
という危機管理ができていなかったために
痛い目にあったことがあります。

「かたづけ」を仕事にする前は
十数年ゼネコンの総務部に
在籍していました。

入社2年目の年の瀬、
忙しさからようやく解放され
ほっとしたのもつかの間、
寮に帰ると倒れ込み
そのまま動けなくなりました。

「軽い肺炎」、そう診断されました。

12月31日から4日間の入院で、
生まれてはじめて除夜の鐘を
病室のベッドで聞き、
元旦は誰もいない病院の待合室で
たった一人、天皇杯サッカーを観るという
とても寂しい正月休みとなりました。

さらにその翌年、
会社のトイレで便座に座った途端、
急に“天井がぐわーっと回って”
その場から動けなくなり、
病院に緊急搬送されました。

振り返るとしばらく徹夜の日が
続いていて、極度の疲労で
急に“ガタン”と倒れてしまったのです。

5日間の安静でした。

社内監査の繁忙期に入院となってしまい、
間違いなく「使えないやつ」だと周りから
白い目で見られていたと思います。

1年間で2度の入院。
そんなことが続いたのは、
どこに原因があったのか?

それは、私の仕事のクセにありました。

当時私は「終わらせる」ということを
していなかったのです。

何かをつい残し、あと一個ボタンを押せば
終わらせられるという仕事を
いくつも残していたのです。

“あの件、終わってる?”と上司に聞かれると、
その一つを確認するために
バタバタとしてしまうのです。
ひとつひとつに「かたがついていない」からです。

かたがついていない仕事が山積している状態で
さらに緊急事態が発生すると、
周りにも結局迷惑が掛かる。

「負のスパイラル」です。

当時私の中では、「時間は無限にある」
という無意識の思い込みと、
つい自己中心的にものごとを
考えてしまう思考のクセがありました。

しかし、自分だけでなく、
相手のリズムやタイミングを理解した上で
早めに「かたをつけておく」ことが
必要でした。

さらに「できないものはできない」と伝えたり、
逆に周りに仕事を依頼することの大切さを
身に染みて学んだのです。

じつは当時の私は、人に「言えない」
「聞けない」「任せられない」
そんな仕事スタイルでした。

誰もが陥りがちな負のスパイラル。
それに「かたをつける」ことによって
解決できる。

いま振り返ってみるとそれは、
「かたづけ」の基礎を作る
学びの機会だったのです。

いざというときに、
さっと自分の抱えている仕事を
他の人に引き継ぎができる人は
「できる」人です。

そういう人は、不慮の出来事で、
万が一前線に出られなくなったとしても
周りにかける迷惑を最小限に
おさえることができずるはずです。

チームで仕事をしている人は
日頃からお互いのタスクを共有しておくことも
リスクヘッジにつながるでしょう。

大変な時期ですが、
いつ何があってもいいように、
「かたをつけておく」、
そんな準備を常にしておきたいですね。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/

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◎編集後記
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何かを中途半端にしている状態は
どこか、頭や心の中につっかえがあり、
何ともいえない感覚ですよね。

しかし、忙しない現代を生きる私たちは
そういった、「かたをつけていない」
物事をたくさん抱えてしまう傾向にあります。

その状態は、断捨離でいう
“エネルギー漏れ”の状態で、
意欲の低下や不安感、
自分への信頼感の欠如に
繋がります。

そうならないためにも、ぜひ今一度、
中途半端にしてしまっていることに
向き合い、ひとつひとつ
かたをつけていってくださいね^ ^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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