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FROM 山際恵美子

おはようございます。
ファッション・ディレクターの
山際恵美子です。

いよいよ首都圏も自粛が解除の
方向に。

新しいルールの新しい世界が
始まろうとしています。

この間のコロナ関連ニュースに
たびたび登場する専門家の皆さま。

その中のひとり、宮田裕章さんを
ご存じですか？

お名前は知らなくても、銀髪＆
ラフなスタイルの専門家というと
ピンとくる方も多いのでは？

慶應大医学部教授でNHKの
「クローズアップ現代」にも
たびたび登場されます。

「PCR検査数が少ないなかでは、
実態をつかむことが有効な対策に
つながる」と、データ収集にLINEを
活用。そこで得られたビッグデータを
多角的に分析するパイオニアです。

分析は神奈川県が展開するコロナ
対策のバッグボーンとなり、
厚生省が実施する全国調査の
モデルにもなりました。

そんな彼がTVに登場すると
一瞬「えっ？」と止まります。
我々がイメージする学者像から
遙か彼方にいるからです。

まずは、シルバーヘアに驚き
次いで、ファッションに目が行く。

ライダースに派手なTシャツ、
あるいは真っ黒なタートル・・・。

日本の頭脳とすら呼ばれているのに
およそらしからぬ風貌に
『令和のブラックジャック』と呼ぶ人も。

なぜ、彼はこんなひときわ目立つ
スタイルを選んでいるのでしょうか？

その答えを日経新聞のインタビューに
見つけました。

「スーツを着て話すと大したことを
言ってなくても大したことに聞こえる。
アイディアで勝負するなら必要ない
武装もある」

私はこの言葉に深く頷きました。

ファッション＝見た目は武装でもあるのです。
何も派手な服を纏うことだけが
武装ではない。

彼の言うようにビジネス＝スーツ
に逃げ込む武装もあれば

自分を出さず、ひたすら無難な服を
選ぶのも武装です。

なぜなら、それは例えるなら
戦場のカモフラージュ柄のように
周囲に紛れる手段だからです。

それに高らかにNOを唱え
鎧を脱いで、自分が一番自分らしく
いられるスタイルを貫く。

多様性が叫ばれる今こそ
そのチャンス到来！

さあ、あなたはどの鎧を脱ぎますか？

山際恵美子

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◎編集後記
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なるほど＊

確かに、就職活動の時、
個性を出してはいけないという
暗黙のルールの元、みんな
同じような黒いスーツに黒い靴と
黒いカバンを持っていることに
とても違和感を感じていました、、。

でも、
もし、自分の考えに自信を持って
面接に挑むことができたなら、
きっと、そんな武装は必要なかった
のかもしれないなと、今は思います。

大人になった今、
そんな武装をせずにいられるよう、
日々、自分自身を成長させていきたいですね^ ^

間中亜衣