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2020/05/22(金)

【小松易】余白の美

カテゴリー:.新着情報, 小松易

 

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

前回のメルマガで、
「所有から利用」へと消費行動が
変わりつつあるというお話をしました。

一方で、モノへの執着から
なかなか捨てられない人がいる
…というお話も。

捨てられない理由には他にも
「つい、もったいないと思ってしまう」
ということが挙げられます。

以前に「家族の物は片づけられるけど
自分の物、とくに衣類が片づけられない」
という30代女性と話す機会がありました。

よくよく話を聞いていると、
タンスやクローゼットのすき間が
気になって、つい何かを入れてしまう。
気がつけば、衣類を引き出せないほど
収納がギッシリと詰め込まれている。

「人の物は片づけられるのに
なぜ自分の物は難しいんでしょうね」

そう言いながら、
彼女がなにやら書いている
システム手帳に目をやると
驚くべき光景が私の目に入りました。

それは、1�兌紊離茱浬颪㈽喟�の
1つの行間に
小さくきれいな文字が2行ずつ、
すき間なくビッシリと
書き込まれていたのです。

「どうしてそこまでビッシリと
文字を書き入れるんですか?」
と思わず彼女に尋ねました。

するとちょっと戸惑ったように、

「いや、そんなこと考えたこともなかったです。
なんとなく、いつもこんな風に書いてます。
強いて言えば、ノートの隙間が
もったいないからですかね。」

彼女のように、ついもったいないからと
スペースをどんどん埋めてしまう人には
「余白の美」という言葉をお伝えしたいと思います。

家の中の「余白」、
つまり、頑張ってモノを捨てて
結果できた空きスペース。

あるいは、さらに整頓までして
モノの置き場を決め、
それでも余った収納の余白。

あなたはそれをどう受け取り
どう扱っていますか?

彼女のようにタンスやクローゼット、
そして手帳に至るまで、
その「余白」を「もったいない」と捉え、
またすぐにモノで埋めるのか?

あるいは、自分や家族の
アタマやココロの
「余裕の現れ」と受け取り、
それをキープしておくのか?

家にぽっかりと空いた場所を
「もったいない場所」と捉えるのも
「ココロの余裕」と受け取るのも
じつはあなたのライフスタイルであり、
生き方であるということ。

どう選択するか?
それはもちろん、あなた次第なのです。

そうは言ってもどうしても、もったいないから
モノを捨てる勇気がないという人は
こんなサービスを利用してみては
いかがでしょうか?

個人間での、モノの貸し借りができる
「アリススタイル」というアプリ。

数カ月前に「ガイアの夜明け」にも
取り上げられ、いま話題のサービスです。

「普段使わないけど捨てられないモノを、
誰かに貸して小遣い稼ぎを」と考える貸し手。

「モノがあふれるわが家に頭を抱え、
必要なときだけ借りて用が済んだら返す」
と考える借り手。

そんな両者をマッチングして見知らぬ者同士が
貸し借りできる「個人間レンタル」サービス
が密かな人気を集めている。
(以上「ガイアの夜明け」HPより引用)

確かに、いきなり「捨てる」や「手放す」は
難しくても「所有権を持ったままで他者に貸し出す」
だけならハードルは低いですよね。

貸す側は、ものを手放す練習。
借りる側は、モノを買わない練習。

まずは、そういった小さな1歩から
「余白」を作ってみてはいかがでしょうか。

いつもあなたを応援しています!

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/

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◎編集後記
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確かに、私も「もったいない」
という意識を持っていた時は、
心の余裕がなかったなと、
感じます。

断捨離を知って、
余白の捉え方が変わってからは、
部屋はもちろん、心の持ち様も
大きく変化しました。

モノが多く溢れる現代だからこそ、
今一度、余白の捉え方について
考えてみてくださいね^ ^

間中亜衣

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

小松易

日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表

大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。

著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。

 

 

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