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2020/05/16(土)
【おのころ心平】「免疫力を高めよう!」では足りない。
FROM おのころ心平
おはようございます。
おのころ心平です。
コロナ感染症で
ほんとうに怖いのは、
免疫の暴走=サイトカインストーム。
サイトカインとは、
主に免疫系細胞から
分泌されるタンパク質で、
極めて微量で生理作用を示し、
細胞間の情報伝達を担う物質、
とされています。
この物質が、
まるで嵐(=ストーム)のように
分泌されて、結果、
激しい免疫反応を誘導するのです。
いわば、肺における
「過剰炎症の嵐」を
引き起こしてしまいます。
※ ※ ※
この場合、よく考えてみると、
免疫力が高いことが
仇(あだ)になります。
「免疫力を高めよう」
というかけ声は、
不摂生をなるべく回避して、
健康的な生活をしよう、
という意味では大いに結構なのですが、
厳密に言うならば、
免疫は、高めるというよりも
「適切に機能させる」といった方が
正解かもしれません。
高めるというならせめて、
免疫の機能性を高めると・・・。
※ ※ ※
免疫の免は、
「まぬかれる」と読みますから、
厄災を免れる、的な意味を
僕らは無意識的に
「免疫」という言葉に
期待しているのかもしれません。
無病息災!
悪霊退散!
平安時代から続く、
祈りに似た言葉の使い方を、
再度、見つめなおし、
免疫とは、実際どういうものなのかを
いま、ひとりひとりが勉強しなおす
タイミングなのかもしれません。
※ ※ ※
6月にお送りするのは、
おのころ流「真・免疫学」。
「眠りと覚醒のスピリチュアリティ」
~松果体・胸腺・脾臓の秘密~
↓
https://naturalhealing-school.org/archives/42816
お見逃しなく!
―おのころ心平
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◎編集後記
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なるほど。
免疫に限らず、
メディアなどの影響で、
普段当たり前に使っている言葉を
間違った意味で解釈していること
がよくあります、、
こんな混乱の中だからこそ
改めて情報の精査をして、
正しい知識の元に健康を
保っていきたいですね^ ^
間中亜衣
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
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