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FROM　千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

あなたは、

「“好きな言葉”はなんですか？」

と人に聞かれたことがありますか？

千場はですね、
そんなの用意していなくて
まごまごしたことがありますよ（笑）

一つ、と言われると案外難しいですよね。

そして、それなりに「含蓄がなきゃ」なんて
変な見栄が出てきたりして（笑）

ともあれ、以来千場は、
尋ねられたら、
こう答えています。

＜水に流す＞

と。

理由は二つあって。

どこか日本人らしい、
曖昧さと、前向きな諦めと
優しさを感じるというのが一つ。

もう一つは、
大祓詞の最後の方、
スピード&スケール感ある
「祓戸の四神」のくだりが
思い浮かぶからです。

―――

高山の末　短山の末より　佐久那太理に落ち多岐つ
速川の瀬に坐す瀬織津比賣と言ふ神
大海原に持ち出でなむ　此く持ち出で往なば

荒潮の潮の　八百道の八潮道の潮の八百會に坐す
速開都比賣と言ふ神　
持ち加加呑みてむ　此く加加呑みてば

気吹戸に坐す気吹戸主と言ふ神　
根国底國に気吹き放ちてむ　此く気吹き放ちてば

根國底國に坐す　速佐須良比賣と言ふ神
持ち佐須良ひ失ひてむ　此く佐須良ひ失ひてば

罪と言ふ罪は在らじと　祓へ給ひ清め給ふ事を
天つ神　國つ神　八百萬神等共に
聞こし食せと　白す

―――

これをざっくり現代語で意訳すると…

「私たちの罪・穢れを、
　流れの速い川にいる
　「瀬織津姫」という女神様が
　川から海へと持ち出し、
　今度は、川が流れ込む
　渦のようなところにいる
　「速開都姫」という女神様が
　それをかっかと吞み干し、
　そして、息を吹き出す戸口にいる
　「伊吹戸主」という神様が、
　闇黒の世界へと吹き放ち、
　最後は、闇黒の世界にいる
　「速佐須良姫」という女神様が
　それを持ってさすらい、
　消滅させてくれるだろう」

と、こんな風になるでしょうか。

で、ワタクシ、
この大祓詞を読むとですね…
不謹慎でしょうか、

「まるでお洗濯みたいだ！」

って、思うんですよね。

洗濯機の給水口にも、
渦の中にも、排水口にも、
風で揺れる物干し竿にも、
「祓戸の四神」がいらっしゃるのだと。

あるいは、
汚れた雑巾を
バケツですすいで絞って干すにしても。

干し終わって、
太陽と風の力で
かりっかりでさっぱりした雑巾を見ると
妙に浄化の力を感じる千場です（笑）

そして、その流されていった
汚れ、罪汚れは…たった数日なのか、
あるいは数年なのか、
ひょっとして数千年なのか。

自然の摂理の中で、
時間をかけて分解されていく。

いや、考えてみればですよ。

家事全般、いや、そもそも断捨離自体が
この「祓戸の四神」として表現される
大きな浄化のダイナミズム、
そのもののようにさえ感じます。

それは、目に見える、
形ある物質的なことだけでなく、
エネルギー的な、見えない世界においても。

断捨離を学び、実践する皆様なら
言わずもがな、の視点ですね↑。

ひとまず四月から、専業主婦として
家事に取り組む千場ですが。

こんな風に「家事の本質」みたいなのことを
考えながら実践していけたら…
もっともっと生活がたのしくなる
予感がしています。

―――

さて、本名で書いていた時期も含めると
6年以上、この場でメルマガを
書かせていただいていたでしょうか。

長きに渡り、皆様にお付き合いいただき、
こうした形でご縁を結べたこと、
心より感謝しております。

また、最後に…
この場を与えてくださった
やました先生や事務局の方に、
心より御礼申し上げます。

皆様、またどこかでお会いしましょう！

ありがとうございました。

【先週ダンシャッたモノ】
スキンケアアイテムを入れる
カゴの中のモノ、一部

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◎編集後記
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千場さんのメルマガを
読めないとなると、
寂しい気持ちです。

これからは専業主婦として
新しいスタートを切るとのこと^^

これからも
応援しています♪

来週からは
別の筆者の方が担当されます。
（誰かはまだ秘密です^^）

お楽しみにー♪

吉川広典

PS
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