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ROM　千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

普段、断捨離やその土台となる
東洋的な思想に興味・関心が
いきがちなのですが。

自己啓発 & 成功哲学界の帝王、
ナポレオン・ヒルのロングセラー
『思考は現実化する』は、
上下巻、なかなかにボリュームがあるため
敬遠しているけれど、必ず読みたい本の筆頭です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4877710515/

メルマガ読者の皆さんの中でも、
すでに読まれた方も多いことでしょう。

ただワタクシ、元来、へそ曲がり体質であるため、
『悪魔を出し抜け！』という、
“悪魔”との対話がベースとなった本を
先に読んでしまいました（笑）。
https://www.amazon.co.jp/dp/4877713115/

いやはや、これまたすごい本なのですが…。

―――

『思考は現実化する』。

まだ40年ほどの人生で一度、
明確にそれを意識した出来事がありました。

以前、編集仕事をしながら、
家計を支えるため、同時並行して
仲居さんの仕事をしていた時のこと。

年齢的には35歳を過ぎた頃でしたが、
それまでにしてきた
仕事のキャリア（のようなもの）が
一切通用しない世界であり、
体力的にも精神的にも四苦八苦だったものです。

自分の能力の至らなさや、
人間関係のややこしさを痛感し、
まあ、ほんの1年弱でお暇させていただいたのですが。

その最後の勤務日、
最後のお客さんをお迎えした時のこと。

「よーし。今まで怒られてばっかりだったけれど、
言われたことをできる限り思い出して、
心を込めて、最後の仕事をやり遂げるぞ」

と決心しました。

着付けにも最新の注意を払い、
折敷と箸、箸置き、コップを、一番上品に見える“間”で配置、
自然な挨拶、ふすまを開ける仕草、お酒をつぐタイミング、
料理を調理場にオーダーするタイミング、料理を出すタイミング、
聞かれたことに必要なだけ感じよく、の応対…

等々。

夢中になってやっていたら、
一瞬だけ、自分がお店の一部になったような
そんな感覚がありました。

そして、お食事が終わられて、
お見送りに玄関外まで出た時のこと。
そのお客様から思いがけない一言が…。

「今まで受けことのある、お店の接客で
一番素晴らしかった。ありがとう」

…びっくりして、言葉も出ません。

だって、このお客様は、私がこの日、この時を境に
このお店を辞めることを全く知らないというのに。

というかもちろん、そんなありがたい言葉、
今までお客様にいただいたことは一度もなく！

お店の外で発せられたその一言は、
店の大将も女将さんも、耳にすることはなく、
私の胸だけに静かに響きました。

最後の最後、角を曲がられて、
そのお姿が見えなくなるまで
“本当の礼”をして
お見送りすることができました。

働いている最中、
自己肯定感がズタズタだった私ですが、
本当の決心をすると、
世界はガラッと変わるのだということを
体感した出来事で。

ええと、でも、残念ながら
これは今の所、まぐれの一発、という感じでして（笑）。

今以て、自己肯定感の低ーいところで
溺れているのが現状なのですが！

「窮鼠猫を噛む」ではないですが、
人間ってやはりどこか、本気で落ちて、
本気でそこに危機感を感じてこそ
逆転ホームランが打てる時があるのだろうなあ、
とは、ぼんやり思いますよ。

要するに「誰にでも希望はある」という話です。

【先週ダンシャッたモノ】
羽毛の毛羽立ちが気になっていたダウンコートと、
3年間、毎日のように背負ってきて、
だいぶくたびれてきたリュック。
入れ替えとして新しいものに新調しました

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◎編集後記
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インフルエンザにかかってしまいました。

ニュースでも、

「18日(金)の時点で約163万人が発症し、
全国的にインフルエンザの流行が拡大しています。」

とのことで、

特に職場・学校や通勤・通学中に
感染するケースがほとんどのようで
僕も心当たりがあるのは電車です。

電車は怖いですね。
みなさんもお気をつけください。

吉川広典

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