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2019/01/02(水)

【川畑のぶこ】2019年のはじまりを沖永良部から

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

FROM 川畑のぶこ

メルマガ読者のみなさま
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさんは2019年のはじまりを
どのようにお過ごしでしょうか。

私は、奄美諸島にある
実家の沖永良部島で家族と一緒に
穏やかな年末年始を過ごしております。

メルマガ新年号は
沖永良部島からお届けです。

さて、年末に島のある商店で歳末福引きを
したのですが、くじ運に見放されたのか、
白玉ばかり引きました。

ティッシュやら飴玉やらをもらえるのかと
店員さんの手元に目をやると、
両手で丁寧に、ハズレくじにしては
比較的大きな景品を手渡そうとしています。

よく見ると、それは、西郷隆盛直筆の書を
色紙に印刷したものでした。
そして、その色紙に書かれていた言葉は、
「静観」でした。
花押には「南洲翁」とあります。

(田中一村の絵画がラベルに使用されている黒糖焼酎)

画像が見れない方は
こちらでもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/704818766/posts/10156983522343767/

沖永良部島は西郷の流刑地であり、
西郷は島に多くの影響を与えました。
また、西郷自身も温かな心を持つ
島の人々から影響を受けたのでしょう、
沖永良部島は「敬天愛人」発祥の地と
伝えられています。

西郷は同じく沖永良部島に流刑された
書家で詩人の川口雪篷に出会い、書を
嗜むようになります。

島の西郷記念館には彼が残した書が
複数展示されていますが、その中の
ひとつである「静観」が、今回私が
下着などの日用品の買い物をした商店の、
福引きのハズレ景品となっていたのです。

いち個人商店の、ましてやハズレくじの
景品とは思えぬクオリティーに、
「え、これがハズレ?」と目を疑いました。
店主いわく、西郷記念館から許諾を得て
オリジナルに作成したそうです。

色紙代だってそれなりにかかっているはず。
なんと粋なハズレ景品ではありませんか!

日々あちらこちら飛び回り、人と会う機会も
多く、いささか過活動気味な私にとって、
「静観」は「敬天愛人」に勝るとも劣らぬ
重要なテーマです。

昨年も、月にいちどはあえて月曜日を選び、
複数の医療従事者仲間と共に、月例の
Day of Mindfulness(マインドフルネスの日)
という静けさを取り戻す実践の日を設けて
いました。この月例会は一昨年の夏から
始めて以来ずっと続いていますが、
今年の予定もメンバーに伝えたところです。

あらためて、静観とは、

1) 積極的な行動をあえてせずに、
物事を見守ること。

2) [哲学] 移り変わる現象の背後にある、
普遍的な本体を直感すること。

3) [美学] 実践的意志の力を超越した観照
とPCにインストールされた辞書にはあります。

獄中で沈思黙考の日々を過ごした、
温かで静かな沖永良部島で、西郷南洲翁も
世の真理を悟ったのでしょうか…

思いを馳せていると、
たまたま消し忘れていたTVから
こんどは田中一村に関する番組が
放送されました。

田中一村は、奄美特有の植物や
鳥や蝶などを描いた日本画家で、
私の大好きな画家です。

奄美諸島にいながらにして、
このような番組を見られるのは、
奇遇で豊かだなぁと思いました。

実家の庭にも、一村が描く
それと同じ植物が多く植わっており、
蝶はそれらの花の蜜を吸いに、
また、麗らかな声の
アカショウビンは羽を休めに来ます。

庭を顧みながら、私は一村の描く
草花や鳥や蝶のほうが、
実物よりもより深く感じ入るのは
なぜだろう、と不思議に思いました。

すると、そのことに
気づきを与えるコメントが、
有識者によって番組の中で
紹介されてました。

コメントによると、
西洋画は目を開いて正確に
「見る」ことによって
描く必要があるのに対して、
日本画はその逆で、
目を瞑り対象の本質を
「観る」ことによって
描くことが重要視されるとの
ことなのです。

そして、一村の作品には
それがきちんと遂行されていることが
表れているとのこと。

ここにもまた、「静観」の
精神が説かれたのです。

奄美に縁ある、西郷の書と一村の画。
ハズレくじで当てた(!?)「静観」が、
私の2019年のテーマとなったのは
いうまでもありません。

このように、新年第1号のメルマガは、
実家の居間の壁に飾られた南洲翁の書と、
一村の愛した奄美の自然を背景に執筆する
こととなりました。

みなさんは新年を迎えるにあたって、
どのよう抱負をお持ちでしょうか。
2019年がみなさんに幸せと健康を
もたらす年となりますように。

– 川畑のぶこ

PS
もしあなたが最近、

・ついていない…
・私ばっかり我慢している…
・これから私の人生どうなるんだろう…

と思っているなら、
少しだけ時間をとって
このビデオをみてください。

http://123direct.jp/tracking/cr/SOKUMCrW/1234567890/1234567890?cap=MAIL

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◎編集後記
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お正月に食べるものといえば、
お雑煮ですが、みなさんは食べましたか?

このお雑煮ですが地方によって
様々な食べ方あるようですね。

僕の生まれた島根の出雲地方では、
おすましの出汁に海苔と鰹節という
シンプルなものなのですが、

普段住んでいる関西では
白味噌なんだそうです。

ほーいろいろあるんですね♪

…あぁ、食べてばかりの正月になりそうw

吉川広典

PS
結婚生活に不満があった女性の実際の話を元に、
「潜在意識を味方につける方法」をお伝えします。

http://123direct.jp/tracking/cr/SOKUMCrW/1234567890/1234567890?cap=MAIL

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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