断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【やましたひでこ】二度と手に入らないモノたち

2018/11/29(木)

【やましたひでこ】二度と手に入らないモノたち

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

11月29日、木曜日。
<旧暦神無月二十二日>

11月は不思議な月で
終わりの頃になると、
その存在感をやっと増すような。

あれ、11月も
もう終わりか。

ああ、11月も
あっという間に過ぎたね。

と言ったふうに。

気候のいい10月と
年の瀬の12月の間にあって、
ただ寒くなるだけの
11月のイメージが
少しばかり惜しまれるような感覚。

そうか、いよいよ終わりが近づく頃、
それは、月や年に限らず、
期限が近づいた時、
卒業や定年や引退を迎える時、
私たちは、それらを惜しむ気持ちが
ふつふつと湧いてくるのでしょうね。

失うことを惜しむ
離れることを惜しむ
別れることを惜しむ

だから、これら心の中の
惜しむ気持ちが、
手のひらを返すごとく
評価を上げてしまうことが
よくありますね。

人気の衰えたアイドルが
引退を表明すると急に
注目を集めたり。

低迷していた施設が
閉館閉鎖となると
急に人々が押しかけたり。

破綻していた夫婦が
離婚となると相手が急に
良い人だったと思えてきたり。

そう、可笑しいというか、
面白いというか、
どうやら、私たちは、
「二度と目にすることがなくなる」
「二度と会えなくなる」
「二度と行けなくなる」
という思い。

あるいは、
「もう、これが最後」
だという思いで、
心がいっぱいになると、
その判断を大いに誤る傾向に
あるようです。

そうですね、
ダンシャリアンである
あなたであれば、このことは、
よく経験しているはず。

まったく見向きも
しなくなったモノたち。

押入れに突っ込んだまま
あることも忘れていたモノたち。

すでに好みのモノではなくなり
飽きてしまったモノたち。

それらを、処分しよう、
始末をつけようとしたとたん、
価値が浮上してしまうこと、
ありますよね。

かつては価値を
感じていたモノたち。

けれど、今現在は、
自分がその価値を
感じてはいないモノたち。

けれど、
いよいよ捨てる段になると、
大いに戸惑う。

「だって、二度と
手に入らないかもしれないから」

という理由で。

結果、元あったところに収め返す、
なんてことをしてしまうものです。

そうですね、私たちは、
「二度と手に入らないという思い」で、
「二度と手に入れる必要もないモノ」を、
「二度と手に入らないから」という理由で、
留め置く傾向が多いにあるのです。

さて、引退興行を打った元アイドルは、
やはり、記憶から遠のいていき、
閉館廃館となった施設は
新しい施設にとって変わられ、
離婚した夫婦はやがて
それぞれ新しい人生を
歩みだしていくことでしょう。

けれど、押入れに
押し戻したモノたちは、
また、忘れられたまま、
ずっと、そこに
居続けることになるのです。

いつまでも忘れない。
絶対に忘れない。
永遠に忘れない。

それこそが
イルージョンであり、
ファンタジー。

まあ、イルージョンも
ファンタジーも、
それなりにと愉しめたら
素敵ですけれど。

なぜなら、いつまでも忘れない、
絶対に忘れないのは、
「恨み」「つらみ」
である場合が大抵なので。

さあて、今日のあなたも、
ひとつでも余計なモノを断捨離して、
モノとの関係を最適なそれへと
いざなって下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

PS
「ラクで楽しくなるおしゃれのコツ」の
ビデオはご覧になられましたか?

公開は明日までですので
お早めご覧ください。

http://123direct.jp/tracking/cr/1o7ks8Qc/1234567890/1234567890?cap=MAIL

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

妥協して買ったモノ、
手放してみたのはいいのですが、
いざ無くなると、さみしくなり
結局、また似たようなモノを買ってくる。

そう…、なぜかある同じリュック…
ただ色が違うだけ。

極めつけは同じモデルの
色違いのスニーカーw

自分でも
「なにやってんんだ、、、」
です。

吉川広典

PS
山際恵美子のファッションプログラム
2018年秋冬バージョンの先行予約の
受けを開始しました。

http://123direct.jp/tracking/cr/1o7ks8Qc/1234567890/1234567890?cap=MAIL

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

メルマガの登録はこちら

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト