断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

FROM　千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

今月の断捨離塾のテーマは
「悩み」の断捨離。

リリースキャンペーンは
終わっていますが、
今週のメルマガも「悩み」を
テーマにしてみます。

「悩み」と言いますと。
先日、友人Cが失恋しましてね。

相談、というか、
その、とめどもない思いを
聞く機会がありました。

友人はもうすぐ40。
お相手の男性は50に手が届く年齢。

付き合って2年ほど。

結婚か？　と思いきや、
男性が友人に、
ある日突然別れを告げたそうで。

理由は、あーじゃこーじゃ
いろいろ言うてたらしいのですが、
どうも最大の理由は、

「僕は、常にタオルハンカチを
持ち歩く女性がいい」

だったそう。

びっくりでしょう？

ついでに言うことには、

「寝相が気になる」
「できれば、プロレスとか
お笑い系の話はしないでほしい」
「笑うときは、手を当ててほしい」

などなど。

要するに、
“もっと女性らしい人”がいい、
的な理由だったんですね。

でも。2年も付き合って、
「え？　なぜ？　いまさら？」
ですよね。

側から見てると、

「そんな細かいこと言う男は
放っておけ！」
「むしろ別れてよかった」

としか言いようがないのだけど。

あるいは、

「彼に誰か好きな人ができたので
別れる口実に適当なこと言っている？」

とも思ったけれど。

傷心の彼女は

「わかった。ちゃんと、忘れず
タオルハンカチ、持ち歩くから！」

と粘ったそうです。

健気でしょう？

「でも、結局
別れることになりそう。
まだ諦められないよーーー。
うわ～ん。シクシク…シクシク…」

普段、めっちゃテキパキ
バリバリ働く利発女子なのですが、
「今回はやばい。心療内科に行かないと」
とさえ言いだしまして。

かける言葉も見つからないほど。

「タオルハンカチも持つし、
寝相も気をつける。
プロレスも一人でこっそり楽しむし、
笑うときも手を当てる。

でもさ、私だって
あんなこと、こんなこと
いっぱい彼のワガママ我慢したんだよ！」

などなど、思いは溢れる。
言い分はいくらでも湧いてくる。

わかるよ、わかるんだけどさ。
「あえて言うよ…」と口を開いた私。

「いろいろ言いたい気持ち
すごくわかるよ…。

でも、なんにせよ、
間違いなく言えることが
ひとつある。

要するにさ、
彼は、気が変わったのよ。
ただただ、気が変わった。
気が変わった人は
どうしようもないもんね…」

もちろん、オブラートに
包みまくりましたが。

さすがのCちゃんも
黙りこくってしまいました。

失恋した人に、エグいといえば
エグい一言だったかもしれないけど。

仕事でもないし、ごく私的な
法で守られていない人間関係というのは、
本来、それくらいに、義務や善悪とは
離れてエグいほど自由なんだって
思い出したからだった。

いやいや、本来は、
法で守られていようがいまいが
人間の気持ちは自由なはずなのよね。

でも、私たちはどうしても
「ああすべきじゃない？」
「これが正しいんじゃない？」
「あんまりにも常識はずれじゃない？」
という幻想から逃れられないものです。

思えばこれは、私が20代前半に、
たった2週間であっという間にフラれた
男の人の口から放たれた一言だった。

「なんでなのよ！？　あんまりじゃないの！」

「うるせーなー、気が変わったんだよ！」

という若い男女の言い争う声が、
今を遡ること15年ほど前、
東京は中目黒駅のホームで
響いていたのであった（笑）
若気の至りとはこのこと。

でも、

「僕は、常にタオルハンカチを
持ち歩く女性がいいから」

などと2年も経ってから
口あんぐりな言い訳を言う輩よりは、

「気が変わったんだよ」

という恐ろしいまでの正直な理由でもって
一瞬にして目の前から去っていった
あの人は案外誠実だったのかな、
と今にして思う。

もう、二度と会いませんどね！（笑）

ちなみにCちゃん、
募る思いを吐き出し切ったのち、
今はもう、
新しい恋に猛ダッシュしております。
よかった！

【先週ダンシャッたモノ】
年末は物入りで、
買ったものばかり思いつく、、、

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2017年最初のセミナーテーマは
「断捨離で生まれ変わる」。
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Cちゃんのようにはまだ、
気持ちが切り替えられない、
というあなた。
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PPS
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12月21日（水）まで。

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◎編集後記
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会社のデスクで大爆笑を
こらえるのに必死ですw

永遠の愛に限らず、
「変わらないものなんてない」
というやましたさんの一言で、
「こうあるべき」
「こうでないとおかしい」
って思ってたこと自体が
すべて幻想と思い知らされた。

思えばこれが断捨離に出会って
一番のパラダイムシフトだったかも。

「どんな変化にもしなやかに対応」
できたら理想だけど、Cちゃんみたいに
もがきつつも次の一歩が踏み出せたら
それでよし！ですよネ。

–青野慶子

What’s danshari ?　 Let’s danshari !　 Viva danshari ♪