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2016/10/19(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]仲違いしたご近所さんとのつき合い方

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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Q:仲違いしたご近所さんとのつき合い方

いつも拝見させて頂き、
先生の温かなアドバイスが、
心にすーっとしみ込むような感覚を
味わっています。

今回の相談は、ご近所の方との
付き合いについてです。

この悩みを抱え始め、
かれこれ7~8年近くになります。

書き出してしまうと、その悩みを
抱えていることを自分に認めて
しまうような気持ちになるのが怖くて、
ずっと心にしまい続けていました。

ですが、今日の出来事で、
どうしてもご相談したくなりました。

お互いに同じ歳、同じ性の子どもを
持つ母親同士です。

今の家に引っ越してきて、お互いに
初めての子どもを持ったこともあり、
子どもを通した家族ぐるみのお付き合い
をするようにはなりましたが、
おそらく一方的な誤解と思われること、
そして幼い子どもの起こしたトラブル
などが原因で、ある時を境に、
手のひらを返したような、非常に
冷酷な対応をされるようになりました。
(会っても顔をそらす、子ども同士の
遊びに我が家だけ誘われない、
など、多々。。。)

一方的な誤解と思われることとは、
思い返してみれば、それだったのかな?
と、私自身が推測していることであり、
今となってはそれが本当に一因なのかは
わかりませんが、私自身、彼女に対し、
積極的に嫌な思いをさせたという
覚えはなく、もしそれが一因なら、
私のしたことが親切の行き過ぎ
=つまり彼女にとってはお節介なこと、
だったのかなと思う次第です。

また、子ども同士のトラブルについては、
幼い子どもの不用意な発言で相手の子を
傷つけてしまったということだったの
ですが、丁重に、子どもと一緒にお詫びを
しています。

そんなことが相次ぎ、ご近所ながら
お付き合いを避けるようになりました。
未だに会うと心臓がばくばくして、
とても緊張してしまいます。

ですが、こちらからの挨拶は、
必ずするようにはしています。

彼女のご機嫌がいいとき?は、
こちらが驚くくらいものすごく
愛想よく対応してもらえるのですが、
そうでない場合、
基本的には無視に近い状態です。

そのことについては、私にだけ?
と思い、他のご近所の方にも
聞いてみたのですが、皆そういう
経験を持っているとのことでしたので、
私にだけではなさそうですが、
私が生きてきた中で、今までそのような
態度をとる人と出会ったことがなく、
会ったのに避けられるたびに、気持ちが
落ち込みます。

また、そんなことで日々の気持ちを
不安定にさせられていること自体、
正直、納得がいきません。

また、彼女は言いたいことは何でも
口にするタイプで、このような
断絶状態になる前には、何度となく
ご近所の方や、共通の知人の悪口を
聞かされてきました。

ですが、とても交友関係が広いと思われ、
良いことも悪いことも含め、いろいろな
情報を発信しているのは、断絶状態に
なる前や、極たまにあるご機嫌のいい時の
彼女のやりとりから推測できます。

誰しも、自分の交友関係にある人に対して、
自分の嫌いな人のことをよく言うわけは
ありませんし、彼女の今までの発言を
知っているので、私は彼女の周りにいる人に、
悪口を振り撒かれているんだろうな
というのは、容易に想像できます。

それが故に、
彼女に対してだけではなく、
子どもの学校で初めて会うお母さんに
対しても(自分が色眼鏡で見られて
いるんだなと思うと)、この人は
どちらの味方だろう?どんな悪口を
聞いているだろう?と
勝手に考える癖がつき、
ビクビクしてしまいます。

また、今後子どもが同じクラスに
なることも考えられる為、
クラス替えが不安です。

親の不安は、子育てに悪影響を
及ぼすということはわかっています。

今まで何度も、どうしたら
(そういう彼女の態度を)気にしなくて
済むようになるだろうか?と
自問自答してきましたが、
明確な答えが出ずに解消されないまま、
嫌な思いが募るばかりです。

私にとって、
この問題は生活して行く上で、
まさに目の上のたん瘤です。

そして最近、
子どもの学校に保護者が集まる
機会があり、何度となく近くに
いたのに、顔を外らせられ、
挨拶できずじまいでした。

そんなことがあり、思い切って
ご相談させていただきました。

もちろん、
関係が改善することが一番ですが、
今更、なぜ彼女がそのような態度を
取るようになったのかを聞くことなど
できないと思いますので、せめて、
心臓がばくばくしたり、
不安になったりすることなく、
”普通に”生活できるようになれば、
それだけでいいんです。

何かアドバイスを頂戴できればと思います。
よろしくお願いいたします。

【はな・40代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

悩みを書いてしまうと
そのことに本当に悩んでいるのだと
認めてしまう気がする、
認めたくないから書きたくない、
はなさんの7-8年間の逡巡が
伝わってきました。
その気持ちを素直に認める勇気は
素晴らしいですね。

まず、ご近所さんの態度に関して、
はなさん側でできることと、
はなさん側ではできないことがあります。

はなさんは今回のことで、
ご自身が悪いと思ったことには
きちんと詫びを入れており、
それ以上なぜそのような態度を
取られるのかわからない、
それでも相手が無視をしてくる。

また、相手は基本的に思ったことを
はっきり言う人なのに、
今回のことで理由を伝えない
ということなら、そして、
はなさんもそこまでして理由を
わざわざ確認したくない
ということであれば、今の時点で
できることはすでにやり尽くして
いるのではないでしょうか。

あとは、相手の本質的な問題であって、
はなさんがどうこうできることでは
ないということですね。

はなさんは周囲の人々の評価を
恐れているように思います。

ご近所さんはネットワークを
持っているから、私の悪評が
彼女の口を通じて広がって
しまったらどうしよう、周囲が
私のことを誤解して、私の人生が
機能しなくなってしまう。
という、恐れではないでしょうか。

もちろん、人間は相手の評価を
一つの基準にしながら社会適応能力を
つけていくものだと思いますし、
そのこと自体は自然で問題は
ありません。

ただし、一体、誰の評価を基準に
するのか、誰から評価を得たいのか、
もう一度振り返ってみることを
お勧めします。

はなさんが、ご近所さんが
あちらこちらで悪口を言っていること
が想像できるように、
その人の周囲の人もはなさんのように
彼女は人の悪口を言う人だということを
知っているはずです。

そうであれば、たとえ彼女が
はなさんの悪口を言っていたとしても、
その人たちも「この人はこうやって
人の悪口を言うんだな」と、
判断できるでしょうし、
「話半分くらいで聞いておこう」、とか、
中には「この人の話は信用しないように
しよう」と思っている人もいることと
思います。

そのような、一人一人の中に宿る
センサーを信頼してみては
いかがでしょうか。

そして、彼女のいうことを
信じてしまう人はそういう感性の人。
そもそもはなさんが関係を
維持したい人ではないということも
覚えておくと良いのではないでしょうか。

万人に好かれることは不可能であり
万人に評価されることは不可能です。

たまたま近所にパーソナリティーに
歪みがある人が住むことはあります。
残念ながらそれは避けられないことです。

そのような時に、
そのように歪んでいる相手から、
自分の好みの評価や態度を
得ようとするのは不毛です。

相手の顔色伺いをやめて、
無視されたのなら放っておいては
いかがでしょうか。

自分が良い人でいて誠実に
挨拶をしようとするので、
「私はやってあげているのに」と、
裏切られたように感じるのでは
ないでしょうか。

私は相手を好きではないとか、
相性が合わないと認めてしまうのも
大事です。

それは大人気ない
と思うかもしれませんが、
何をしすぎると、
あるいはしなさすぎると、
自分のニーズが満たされずに
ストレスになるかを知って、
無理をやめる。

相手を自分の思う態度になるように
自分の心を偽り相手に笑顔を
振りまくなどのコントロールをやめて
流れに委ね静観するのも
大人の態度かと思います。

自分が嫌いな相手に好かれようと
しないことです。

大丈夫です。
彼女一人に好かれなかったからといって
はなさんの人生が機能しなくなることは
ありません。

はなさんの尊敬する人や大好きな人から
好かれなかったら心配してください。

そして、はなさんの尊敬する人や
好きな人たちとの関係性をより
豊かに育むことにエネルギーを
注いでみることをお勧めします。

敵がいても、
自分を守ってくれる味方がいる
という感覚は、私たちに
潔さや勇気をもたらしてくれます。

そんな味方は
一人でもいいかもしれません。

もし、はなさんが自分の心を
素直に正直に開示できる相手が
いないのであれば、
そのように出来る人たちを
これから作る努力をされてみては
いかがでしょうか。

必ずしも全ての問題が解決しなくても
人生を機能させることは可能です。
理想的ではなくても、そのことから
新たに学べることもありますから、
そんな好奇心も大切にされてみてください。

応援しています。

PS
川畑のぶこへの質問・ご相談は、
こちらから。
 ↓
https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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昨夜、友人が送ってくれた、
「すべり台ではしゃぐ子パンダ」動画。
(↑コレで検索するとみれます)

癒されました。

どんよりした気分のときにも、
笑顔になれてオススメです。

–青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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