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2016/10/18(火)
【千場ひろこ】「条件」より「感覚」
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 千場ひろこ
FROM 千場ひろこ
ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。
先週の土曜日、
ついに断捨離塾の塾生限定イベントに
初参加しました。
塾らしく、アットホームな空気の中、
やました先生からの
心に響く言葉の数々。
中でも、
「捨ててどんどん後悔してみようよ!
後悔なく人生を送ろうなんて、ムシがいい!」
というアドバイス。
過激なオブラートを纏いつつも、
「本当にそうだわ…」と
改めて納得する思いでした。
この「捨ててどんどん後悔してみようよ」
という言葉。
これは
「なかなか、片づけのやる気が起きない」
という、塾生Yさんの質問に
先生が答える形でおっしゃいました。
Yさんのネックは
「捨てて後悔したくない」
という思いだったようです。
千場もかつて。
「そりゃ、
捨ててスッキリするけどさー。
やっぱりできれば
後悔もしたくないもんねー」
と、思っていました。
ところが、断捨離するうちに、
大分、ここにこだわる気持ちが
無くなっていきました。
なぜそうなったか。
モノが多すぎて、
暮らしに支障をきたして
いるのだとすれば。
たとえ捨てて後悔したモノが
あったとしても、
モノを減らすメリットの方が
はるかに大きいため
多少のデメリットは水に流せる。
当然それは理由の一つ。
二つ目の理由は、断捨離していくと、
正直、メリット・デメリットという
細かい損得勘定が
どうでもよくなる次元、
というのがあるからです。
私はそれが最大のメリットでは?
という気がしています。
ところが、私たちは、それ以前の
メリットずくめ、つまり
条件のいい結果を求めたがるもの。
人間関係も、仕事も、家事も
なんでもそう。
特に、結婚相手なんて
わかりやすい。
ルックスもいいし、高学歴高収入、
社会的評価も高く、優しくて、子煩悩。
双方の家族との関係性も良好。
健康状態も万全。
浮気の心配も、奇天烈な性癖もゼロ。
…そんな人いますか?
「いやいや、そんなこと
相手に求めていないから…」
と思ったとしても、
それぞれにオリジナルな
理想というのがあるはずで。
私などは、かつて、
「年はだいぶ上でもOK
自分と異なる一重のぼんやり顔
背格好は小太りでキャラ系の見た目
文科系で学者肌
できれば動植物や生物を愛でるセンス
がある人」
というの人が好みで、
全部じゃなくてもいいから、
そういう人がいいわー
なんて思っていたのですが。
これがダンシャリ後にピンときて
即結婚した相手というのが…
「同じ年齢
自分と同じ二重のぱっちり顔
鍛えられた体で割と男前キャラ
元自衛隊員の武道家
動植物にはあまり関心なし」
という、笑えるほど真逆なタイプで。
条件重視の
ダンシャリ前の自分だったら、
多分この主人と結婚してなかった
と思うんですよね。
真面目に断捨離して、
モノとの関係性を
築きなおしたと同時に。
異性に求めるものも、
まるで変わっていたようなのです。
「条件」に
こだわらなくなっていたのです。
「とにかく、この人と一緒だと、
未来が明るく、
面白そうな感じがするからいいや」
という「感覚」のほうを信じることができ、
細かいメリットやデメリットは
あまり計算しなくなりました。
そうなると多分、
人間はごきげんでいる時間は長いようで。
おかげさまで、毎日概ね楽しいです。
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ところでYさん、
懇親会でも、千場に
「私、なかなか片づけの
やる気が出ないんですー」
とおっしゃっていましたが。
そういうわけなんです。
たとえ後悔することがあったとしても、
断捨離に何かしらのワクワクを
感じるならば、
やはりやるっきゃない! のだから。
だからやっぱり、
千場も、先生の言葉
「捨ててどんどん後悔してみてよ!!!」
に尽きるのだと思いますよ。
【先週ダンシャッたモノ】
水耕栽培に失敗したサツマイモの根
(水換えを怠った水耕栽培や切り花の
ぬめぬめ水の匂いたるや・・・)
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◎編集後記
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理想の結婚相手像。
「自分より背が高くて、
がっちりしてて、
あまり濃くない顔立ちで、、」
などと、かつては思ってましたが。。
今のところ「真逆」の人にも
出会わないなー。
ま、そこは
「信じて期待せず」ですかね^^;
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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千場ひろこ
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