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2016/04/18(月)

【やましたひでこ】やましたひでこが一番断捨離したいモノ

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

卯月4月18日、月曜日。
<旧暦、三月十二日>

つくづくと思う。

自然は、私たちに容赦なく断捨離を迫
ってくるものだと。自然は、私たちの
想いをまったく斟酌することなく捨て
させるものだと。

モノも、家も、お金も。
家族も、友人も、思い出も。

4.14 平成28年熊本地震

犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、
そして、大きな被害にあわれた方々に
心よりお見舞いを申しあげます。

自然災害に限らず、なんであれ強制的
に断捨離をさせられるのはやはり勘弁
してほしいですよね。断捨離とは、ど
こまでも自分が主体的になって進めて
いかなくてはならないもの。言いかえ
れば、断捨離とは、自分で決めてこそ
断捨離であり、そこに強要があるなら
ば、その時点でそれは断捨離とは言え
ない。

だからこそ、断捨離は、自分で考えて、
自分で感じ抜いて、無自覚に抱え込ん
でいた無用なモノを見つけ出し、捨て
ていくというプロセスを大切にしてい
るのです。

ところで、先日、私はこんな質問を
ある新聞の女性記者さんから受けた。

「やましたさん、あなたが、今、一番
捨てたいと思っているモノは何ですか?」

そうですね、おそらく、この女性記者
さんは、私のことをまるでミニマリス
トのように思っていたのだろう。モノ
が最低限しかないはずだから、もう捨
てるモノなど何もないはずだけれど、
敢えて、この質問をぶつけることによ
って浮かび上がってくる「やましたの
一番捨てたいモノ」に興味津々といっ
たふう。

けれど、私やましたひでこはミニマリ
ストではなくダンシャリスト。モノは
最低限最低量ではなく、いい加減、
つまり、その時その場での最適量の
モノたちは常に持っている。それが
時間の経過とともに必要が無くなっ
てきた段階で手放しているだけのこと。

だから、一番捨てたいモノというもの
などなく、まるで皮膚がターンオーバ
ーして自然に剥がれ落ちるごとく、
モノを代謝させているだけなのです。

けれど、私はこの質問に即答した。

「常識」

そう、モノではなく、常識というカタ
チのないもの。それが、今一番私が捨
てたいもの。

常識とは、私を囲って守ってくれるも
のであり、私を檻に閉じ込めるもので
もある。常識とは、私を社会と上手に
繋いでくれるものであり、私を窮屈に
するものでもある。

だから、ずっと常識とはうまく付き合
っていきたいと思っていたのだけれど、
この頃は、常識という思い込みは、
もう、私を縛るばかりだと感じること
が多くなってきた。それだけ、今の私
は価値観の転換を迫られている状況下
にあるのかも知れない。

私にとって最早機能しなくなった
「常識」たちは、残念ながら皮膚の
ように自然に代謝してはくれない。
こびりついたまま、へばりついたまま、
私の感性も直感も鈍らせていくようだ。

さてさて、なぜ、こんなことを書き連
ねているかというと、断捨離の究極の
目的は、実はこの「常識はずし」であ
ることが、あらためて確信できたから。
そう、この女性記者さんの質問のお蔭
でね。

そして、私は思う。

自然災害とは、もしかしてテロのよう
な人災も含め、私たちが今まで当たり前
としてきた「常識」がまったく通用し
ない脅威の世界。だから、この災害の
中を逞しく生き抜いていくには、時に
「常識の断捨離」がとても必要となる
ことを心しておきたいのだと。

さあて、今日のあなたも、ひとつでも
自分の常識を疑ってみるのもいいかも
しれませんね。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

居心地がいいと、その状況を「維持」
しようとしてしまうけれど、周りは
どんどん変化して行くから、結局、
「維持」はできないんですよね。

常識も同じなのかもしれません。

居心地のいいところから出る覚悟と勇気。
日々の断捨離トレーニングで、
身につけていきましょう。

–青野慶子

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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