断捨離® | やましたひでこ公式サイト

断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

 

ホーム  /  【川畑のぶこ】「相手が突然激怒」は自分のせい?

2016/02/24(水)

【川畑のぶこ】「相手が突然激怒」は自分のせい?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

Q:「相手が突然激怒」は自分のせい?

私の悩みは「ある日突然相手から激怒
されることでますます自信を失う」
ことです。怖くて、本音もあまり言え
ないし、言い返すことができません。
(そういうのが余計イライラさせちゃうのかな)

私は独身で40代、正社員として働いて
います。人間関係は得意な方では
ありませんが、会社では当たり障りなく
働き、個人的な友人は多い方ではありま
せんが、誘われればどんな場でも楽しく
参加しています。誰からも嫌われ深刻な
孤独、というわけではない状態です。

「ある日突然激怒」、先日こんなこと
がありました。

個人的な趣味の仲間が集まった会に
誘われたので参加してきました。
私はその趣味が好きだけど、上手では
ありません。本も何冊も読み、勉強会に
(それなりにお金を払って)参加したり、
学ぶ意欲はあるのですが、あまり向いて
いないのか上達しないまま細々とですが
今も続けているものです。仲間は私以上に
努力しさらに上のクラスに参加したり、
頑張っており、そんな話なども聞いていました。

お酒がだいぶ(相手に)入り、趣味の
話から何かを聞かれたときに、うっかり
数字が思い出せず「今はわからない」と
答えたところ、相手がものすごい激怒し、
過去の一緒に学んだときの姿勢から質問
の仕方から、学びの継続の仕方から、先生
への態度や(失礼な態度は絶対に取ってい
ません)はては私の家族のことまで否定され、
さすがに「あなたは何が言いたいの?」と
冷静に質問しても「何が言いたいのじゃないっ!」
と完全に逆鱗モードで延々と怒られ続けました。

口をはさむ隙もなく、あまりの全否定ぶりに
数年ぶりに人前で泣いてしまいました。

それに気づいた周りの方がちょいちょい
「いいじゃない」と助け舟?を出しても
(趣味のことだから、楽しければ・・
という集団なので)、ずっとにらまれ、
口を開けば過去の私の何かの行動を持ち出して
否定され・・・・

こういうことが、時々あるのです。

同じ人ではなく、相手は女性だったり、
男性だったり。仕事関係だったり、
プライベートの相手だったり。

お酒が(相手に)入っているときも
あれば、素面の時もあり。たいてい、
言われても全く私にとってプラスでは
なくただの八つ当たりやストレス発散
じゃない?という内容です。

閉店間際のお店に飲みに行こうといわ
れて仕方なく入店したら、他のお客さんが
どんどん帰っていく理由が「私が入店
したから」と同行した方から激怒された
こともあります。(そもそもお店からも
1杯だけと言われて入ったのですが・・・)

私には「相手が何かしらイライラする要素」
があるのかもしれないです。
でも、私にはそれが何なのかわかりません。

言いたいことも言えず、もういい!と
席を立って関係を荒立てることもできず
(周りの方が気を使うだろうな。。悪いな
・・と思って)ひたすら言われっぱなしで、
一人で傷ついて、一人になってから号泣して、
オシマイです。

こういうループを離脱したいのですが、
どうしたら離脱できるでしょうか。
良ければアドバイスをお願いいたします。

【マイマイカブリ様・40歳・会社員】

―――――――――――――――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

ご自身は誠実に接しているつもり
なのに、相手がイライラしたり
八つ当たりしたりしてくるのは
とても理不尽で辛いことですね。

もし、マイマイカブリさんが特定
の人からこのような待遇を受ける
場合は、単にその人と距離をとったり、
それは相手の問題と割り切ればよい
ことなのでしょうが、それが仕事でも
プライベートでも趣味の会でも、
シチュエーションを問わず、必ずその
ような相手が現れるとなってくると、
やはり、マイマイカブリさんご自身に、
相手の否定的な感情のはけ口となり
やすい何らかの要素が少なからずある
ことが考えられますし、そこは振り
返って改善をしていくことが好ましい
と思います。

それがいじめであれDVであれ、
いわれの無い言葉や精神的な暴力の
対象となる人の多くにはある共通した
傾向があります。

それは相手に対して”NO”や”STOP”が
言えないということです。

健全な自己主張をせず、
相手からの言葉や精神的な暴力に
じっと耐えてしまうのです。

ストレス下に晒されていたり
アルコールなどの物質の影響下にある
ときに、感情のコントロールが出来な
い人というのは残念ながら、ある一定
の割合で存在します。

一見、自分の強さや正しさを主張して
いるように見えるかもしれませんが、
内面的には実はとても不安定で、己の
不安や恐怖心を認めたくないために、
防衛的に誰かを悪者にすることによって、
自分は正しいとか優っているとかといっ
た自己重要感を得る努力をしています。

近くにいる無抵抗な者は格好の
ターゲットになるわけです。

よって、そのような相手の発するメッ
セージをまともに受けてはいけません。

ただし、相手の攻撃の部分ではなく、
主張の部分にマイマイカブリさんご自身が
たしかに自分にも反省点はあると思うので
あれば、それは反省したらよいでしょう。

それでもそれは、相手の価値観を全て
受諾することでもなければ、相手の
暴力を認めるということでもありません。

相手の主張には耳を傾け、
攻撃は許さないという姿勢です。

相手の言うことを尊重したり、
思いやりの精神を持って接するという
ことは、相手の言動の全てを許したり
受け入れたりすることではありません。

NOにはNOを
STOP にはSTOPを

怒鳴る相手には毅然と立ち向かって
みてください。攻撃的な人は、無意識
に非主張的な相手を好みますが、これ
まで非主張的だった人がしっかりと
健全な主張をするようになったのなら、
おそらく態度が変わってくるはずです。

健全な自己主張を心がけてください。

怒鳴る相手には毅然と「今話している
内容が◯◯さんにとって大切なことで
あれば、また冷静なときにお話して
いただけますか。」と穏やかに強く
主張することをおすすめします。

もちろん、自己主張しない権利もあり
ます。その場合、自己主張する権利が
あるけれどもあえてそれをしないこと
による、その結末をじっくり味わって
みてください。

そして、また次のステップを考えて
みてください。

もし、マイマイカブリさんが心を
オープンにして話せる相手がいるの
であれば、自分にはそのような要素
があるようだけど、どう思うか、
対人関係やコミュニケーションを
改善するために何かアドバイスはないか、
率直にたずねてみるのも良いと思います。

相手も自分も傷つけることなく、大切
なことをきちんと主張するコミュニケ
ーションをアサーションと呼びます。

臨床心理学者の平木典子氏による著書、
「アサーショントレーニング」は、
さわやかな自己表現の参考になると思い
ますので、ぜひ一度読んでみてください。
⇒ http://goo.gl/UsNxYB

<川畑のぶこ 無料講演会&セミナー情報>

◇無料講演会in宮崎 「がんと心の関係」
  2月28日(日)14:00 -16:00
         宮崎市民プラザ

◇無料講演会in沖縄 「サイモントン療法」
  4月15日(金)18:30 -19:45
         沖縄県立博物館・美術館(1F)講座室

◇ サイモントン療法2-Dayセミナーin沖縄
  4月16日(土)-17日(日)のはら元気クリニック

◇ サイモントン療法ベーシックプログラム
  5月30日(月)-6月4日(土)伊豆高原

◇ サイモントン療法インターンプログラム
6月-10月 日本大学医学部板橋

上記イベント詳細お問合せ
http://simontonjapan.com/event/

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

青野慶子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

メルマガの登録はこちら

 

 

執筆者一覧

 

 

 

最近の投稿

 

 

 

断捨離®塾について

外部サイト