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2014/12/11(木)
[体験談]空気が違う
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・12・11 No.1168
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◆今日の断捨離 「[体験談]空気が違う」
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
師走十二月十一日、木曜日。
師走とはいえ、まだまだ、
今年を仕舞う気分でもなく、
もちろん、その前のXmasを
心待ちにするわけでもなく。
暦ばかりが先走っているように感じるのは、
どうも私が仕事をいっぱい
抱えているせいからかしらね。
それでも、私のスケジュール帳には、
忘年会という文字が幾つも踊る。
年を忘れる会。
私たちは、新たな年を迎えるために、
今年あった諸々のことを忘れるべきなのか。
それとも、
記憶にとどめておくべきことと、
その必要のないことをきちんと
分けるべきなのか。
そうか、私たちは、
覚えておくべきことをあっさりと忘れ、
忘れたほうがいいことを執念深く
覚えているのかもしれないね。
だとしたら、いっそのこと、
全部忘れてしまったほうが得策かもしれない。
なんてね、
そんなことをつらつらと思う、
思いがけず長閑な師走の一日です。
さあて、今回も、
8日月曜メルマガに続いて、
断捨離大賞受賞作の二つ目を
ご紹介させていただきますね。
◇◇◇◇◇
断捨離大賞入選手記<2>
「空気が違う」 Y.Hさん
現在、半身麻痺の夫との
二人暮らしの我が家です。
断捨離とであったのは、
一年位前でしょうか。
言葉自体は知っていましたが、
本当の意味を知るのは、
本当に最近になってです。
メルマガを読むようになってから、
衣類を整理し出し、
ほとんど弾くことの無かったピアノを
娘の所に持って行き、
夫のリハビリ用にと買った当初だけ
使ったジョーバを人に譲り・・
じわじわとそれなりにモノの整理をしていました。
それが一気に加速したのが
「思考の断捨離」のDVDを聞いてからです。
聞き終えた翌朝、早めに起きて、
食料庫の整理をして、一山破棄。
さて・・と冷蔵庫を開けると、
これが予告無しで突然死していました。
冷凍庫内も完全解凍。
ライトは付いていたので、
何時から壊れていたかはわかりません。
10年以上使った冷蔵庫で、
氷もできなくなっていましたが、
壊れない限り買い換えることはなかったので、
動くならあと5~6年は
このままだったと思います。
これが機会だったのでしょう。
否応無く保存品は全部破棄となりました。
見直しには本当にベストタイミング。
入れ替えない限り、こういうことも
ないかと思うような捨てっぷりです。
これを期にワンサイズ小さな冷蔵庫にしました。
次に食器棚を移動して、棚を2つ処分。
不要な食器と、使わなくて持っていた
諸々を無くしました。
片方の壁の棚が無くなったため、
部屋が広くなり、歩きやすくなりました。
夫のために、いろいろ身の回り品を
そばに置いていましたが、
それは逆に「立たずにコロ付きの椅子で移動する」
という横着にさせていました。
広くなった後、一度後ろのワゴンに
お茶セットなど置いてみましたが、即撤去。
せっかく広く歩きやすくなったのに、
違和感を感じました。
動いて欲しいのに、動かないで
済ますようにすることは、
親切すぎて逆に不親切でした。
当時、2~3日おきに娘が孫を
連れてきていましたが、
来る度に変わる部屋に、
毎回「え?」と驚いていました。
「そんなに日を空けてなくて、
これだけ違うのだから、
相当捨てているでしょ」
納戸の中も、布団類を全部出して、
多くて2人の来客が泊まれるだけあれば良いとして、
羽毛布団、シーツや毛布類もざっくり処分。
服も全部出して、
結果タンスひとつ無くなりました。
親戚からぎっしり和服を送って
もらっていましたが、
「着ないしこれからも着る事が無い」
と割り切って、そのままゴミに。
振袖も中振も入っていたので、
多分数百万円分です。
モノが無くなり始めると、
それまで捨てられないと思っていた品が
「存在することに違和感」を感じてきて、
実はこれも必要でなかったと分かってきます。
長く・・、
「そのうちヤフオクで売ろう」と
思っていた品を、
ばっさばっさと捨てられる快感は、
なんともいえないものがあります。
それでも、私にとって
一番捨てられなかったものが本でした。
夫はかなりの散財家だったので、
倹約して何でも手作りの私が、
唯一お金をかけていたのが本だったのですね。
数万円の品は捨てられても、
1500円の本が捨てられないのです。
捨てるくらいならヤフオクか
アマゾンで売ってお金にする・・
と長く思っていました。
本だけで、30年分。
チリも積もればでかなりな量がありました。
このまま売れば一冊数百円で売っても
数十万円にはなる量です。
結局、本は何回かに分けて、
現在半分位を図書館に寄付。
売れば見ることができませんが、
図書館に寄贈すれば、
見たい時に見ることができるかも・・・
まだ断捨離の途中ですが、
非常に快適な生活ができるようになりました。
下の娘が「物がなくなったから部屋で声が響く」
「すごく居心地が良くなったし、
床に何もない 綺麗になった」
と毎回同じ感想ですが、
感動しているのが分かります。
久々尋ねて来た上の娘は、
「玄関入ったところから、空気が違う」
「本は捨てられん・・って言っていたのに、変わったね」
としみじみと言っています。
断捨離を始めていろいろ変わりました。
・夫が、私が片づけを始めたころと
時期を同じく、
リハビリに意欲的になったこと。
・娘が、私が片づけをしているのと、
我が家に来てもきちんと、
片づけて帰るようになったこと。
・掃除が楽しくなったこと。
・流しや、食卓の上に最低限の
ものだけで、不要なモノが何も無いこと。
・いつ人が来ても困らないし、
冷蔵庫も開けて見せることができること。
・自宅に帰るのが楽しみになったこと。
断捨離をして、幸せは数え上げると
キリが無いほどです。
トイレ掃除も、「お金に困らない」
からする・・とか思わなくなり、
綺麗が好きだからと磨くようになりました。
今、じわじわと体重が減っているのが嬉しいです。
サプリメントを買わなくても痩せますね。
現在は職場の断捨離をしています。
私自身がこれほど片づけ好きとは
思いませんでした。
これまではあるものを捨てずに、
分類整理・・をしていましたが、
今は違います。
不要なモノは無くても良い と思えます。
自宅は、まだ完全ではありませんが、
快適空間になったので、
以後はゆっくりと取捨していく予定です。
今、断捨離でごきげんに生きる・・を
しみじみ感じています。
ありがとうございました。
◇◇◇◇◇
そうですね、私たちは、
部屋のモノが少なくなって片づけば、
気持ちまでもスッキリとすることは、
経験的に知っていますね。
けれど、その反対、
今の自分の気持ちのイライラは、
モノが多すぎるせいだとは、
気づいているようで、
あまり気づかないもの。
モノを収めて片づけたつもりに
なってはいるけれど、
その収納家具でかえって部屋を
狭くしていることにも、
なかなか気づかないもの。
溜め込んだ不要なモノを取り除き
断捨離してこそ、
「空気」の「色」まで違ってくる
呼吸空間が出来上がる。
断捨離とは、
「不健康空間」を「健康空間」へと、
「窒息空間」を「呼吸空間」へと、
「閉塞空間」を「開放空間」へと、
入れ替えていくものなのです。
有難うございます。
あなたとの出逢いにいっぱいの愛を込めて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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空間が整うと、
不思議とエネルギーが高まり、
やる気がでたりしますよね。
断捨離はエネルギーも
復活させてくれるものなのですね。
ー渡辺万里子
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こちらのキャンペーン、
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What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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