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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・10・22　No.1119

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◆今日の断捨離 「引越しました！ダンシャッタ物たちとは…」

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引越しが終わり、ようやくひといき。

とはいえ、書斎の本と書類は
新居に棚が揃わず、
まだ床の上で手付かずのままで、
大物が控えてはいるのだけれど…

断捨離歴5年の断捨離アンバサダーといえども、
やはり引越しともなれば
たくさんの捨てるモノたちが出てくる。
いや、引越しでなくとも、
捨てるモノたちは日々湧いてくる。

大枚はたいてつくったカスタムメイドの書棚も、
以前の家にはバッチリ合っていたけれど、
新しい家にはサイズが合わない。
よって古い家の次のオーナーに譲った。

ルーフテラスに設置した、
ロマンチックな
「週末はお日さまの下でまったり
ブランチしましょう♪」ガーデンテーブルセットも、
新しい家にはバルコニーが無い。

そもそも前の家でも、週末ブランチは
2年間でたったの1度だけ、
太陽が眩しすぎ、コンクリートが照り返し、
茹ってすぐ撤退だった。

よって涼やかな木陰のある、
実家の沖永良部島に送ることにした。

断捨離アンバサダー「雰囲気」に
弱いのはいつまでたっても変わらないのだ。

7ー8年使用してきたテレビは型が古いため、
新しい家に設置されたケーブルの
スペックと合わなかった。

よって、テレビ故障でテレビ無し生活
3年目を迎える友人に、
「もらってくれてありがとう」の
感謝状付きで譲った。

それらのモノたちに、
心からのありがとうと、さようならのお別れを告げる。
新しいオーナーの元で輝いてねと。

3歳になりたての息子も、
自分のオモチャの断捨離をした。

アンパンマンやしまじろう、
パトカーやショベルカーなど、
色とりどりのミニカー等と真剣に向かい合い、
「いる」「いらない」とテンポ良く仕分ける。

このスピードの速さ、
母親の3倍はあろうか。
子どもの即決力には唖然とする。

ダンシャられたオモチャたちの数は、
彼のお気に入りでサバイバーとなったオ
モチャたちを優に凌いだ。

オモチャたちに、
ヨダレつきのチューをして、
ありがとうとさようならをしていた。

さて、今回の引越しに際しては、
「2年前に新居に引越しをしたばかりなのに、また引越し?！」の
周囲の裏返った声に何度となく説明を繰り返してきた。

面倒だから、
「べつに、引っ越したいから引っ越すだけだけど」
と答えてみようかと思えど、
そんな理由で納得いく人も少なそうだし、
ますます後説が長くなりそうなのでやめた。

今回の引越し理由は一言でいうなら、
「夫婦の価値観のすり合わせ」。

モノはモノであってモノでないストーリーの顛末だ。

以前の家は、都内でも非常に交通機関の良い立地にあり、
空港も新幹線乗り入れの駅も近く、
多くの職場に自転車で通える距離の文句ない立地だった。

無論、居住スペースは贅沢を
並べているゆとりはなく、
3人家族で2LDK、寝室はベッドを置けば、
ハイそれまでよ的な広さ。

それでも都内とは思えない静けさで、
ぐっすり眠れるいい寝室だった。

LDKはフロア続き＆天井吹き抜けの、
全貌が俯瞰できる明るく開放的な空間で、
これまた文句なかったし、
こんなふうに書いているうちに、
引っ越したことがちょっとばかし悔やまれてくるではないか。

で、それでも引越しとなった、
夫婦の価値観について。

ある2つのモノに対する価値観が、
私と夫とのあいだで雲泥の差があるということが
以前の家に引っ越して1年くらいたった頃だろうか、