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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・9・1　No.1068

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◆今日の断捨離 「ブータンで考える幸福のカタチ」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

長月九月一日、月曜日。

 

秋の新しい月の始まりの日、
ただいま、私はブータンに滞在中。

 

私にとって、
ブータンは2度目の訪問。

 

2年前、はじめて訪れたのは
首都を中心とする西ブータン。

 

その時に強く印象づけられたのは、
空の近さ、空の高さ、空の青さ。

 

それは、
今回訪れている東ブータンでも同じ。

 

目の前に驚くほど大きく広がる空は、
どこまでも高く、どこまでも青いのです。

 

さて、この世界一幸せな国ブータン。

 

いえ、正しくは、
「世界一幸せな国を目指すブータン」。

 

そうですね、この国は、
今、何もかもが幸せな状態に
あるのではなく、
幸せを目指そうとしている国。

 

言い換えれば、
この国に生きる人たちは、
何が自分たちにとっての幸せなのかを
学びながら日々の暮らしを営んでいるということ。

 

その中心となるのが
仏教の教えということなのでしょうね。

 

それでも、私、思うのです。

 

私たちが、
何を持って幸せとするのか、
やはりそれはそれぞれでしかない。

 

実際、この「幸せの国ブータン」の
生きる人々も、
モノがなくても健康であれば幸せ、
貧しくても家族仲良くあれば幸せ、
と思っている訳ではなく。

 

より豊富なものを追い求め、
農村を離れ都会に出ていく人たちは
大勢いる。

 

そう、
物質的豊かさ、経済的豊かさを、
決して放棄している訳ではないのです。

 

そして、残念なことに、若者たちが、
この国の基礎である農業を嫌い、
大学で学ぶ事を選択し、
卒業したにも関わらず、
就職する先がないという不幸な現実に
晒されているのだとか。

 

さて、今回の私のブータンの訪問の
大切な目的はこれ。

 

東ブータン・タシガン、ラディという
山間にある小さな町。

 

まぁ、町というよりは、
高い山の中に家が点在しているので、
とても町には見えないのだけれど。

 

ラディ小中学校を訪問して
子どもたちと交流すること。

 

そして、
「指ヨガ」を地元の人たちに伝えること。

 

ブータンの子どもたちは、
恥ずかしがり屋さんだけど、
とても人懐っこくて。

 

休み時間に元気に遊びまわるけれど、
教室ではお行儀よく神妙に
授業を受けて懸命に勉強している。
なにより、先生を敬い慕ってもいる。

 

そんな子どもたちの姿をみていると、
私たちの方がとてもとても幸せな気持ちになってくる。

 

ああ、ここには、学級崩壊もなく、
モンスターペアレントも
いないのだろうね、きっと。

 

そうか、
子どもたちの教育の場が健やかな環境にあること。

 

これこそが、
幸福のカタチではないかと、
思うのです。

 

なぜなら、
そこに希望が見てとれるから。
なぜなら、
そこで希望が確かに育まれるから。

 

どうでしょう。

 

どうか、ブータンの子どもたちが、
いっぱいの希望で溢れますように。

 

もちろん、
日本の子どもたちにも沢山の希望を。

 

いえ、世界中の子どもたちに希望の笑顔を！

ですよね。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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幸福のカタチって何でしょうか？

 

たしかに、
教育の場が健やかであることは、
希望に溢れていますよね。

 

さて、
あなたが考える幸福のカタチは
何ですか？

 

なかなか考える機会のない、
このテーマ。

 

この機会に一度、
立ち止まって考えてみるのも
いいかもしれません。

 

ー渡辺万里子

 

What’s danshari ?　 Let’s danshari !　 Viva danshari ♪