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2014/08/13(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]母と彼の板挟み…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2014・8・13 No.1048

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◆今日の断捨離 「[Q&A]母と彼の板挟み…」

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Q:母親と彼との間で板ばさみになっています。

 

現在の彼とは付き合って1年。

 

年齢的なこともあり、
将来を考えている関係です。

 

大学から自宅を出て、
遠方で一人暮らしをしているため
付き合い始めの頃に彼と一緒に
帰省しすぐにではないが、
将来を考えていることを伝えました。

 

両親は会ってはくれたものの、
その後、母親が私の自宅へ来て猛反対。

 

「もっとふさわしい相手がいるはず。
自信をもちなさい。」
「なんなら、相手のご両親にもあって
別れるようにたのみます。」

 

なんとか相手の親に会うことは
断ったものの、
膠着状態になってしまいました。

 

彼にも事実を伝えましたが、彼は
「たぶんお母さんとは肌が会わないような気がする」
「(私の)人生なんだし、もう進むしかないんじゃないの?」
といわれました。

 

結婚となれば大きなことだし、
両親には諸手をあげて賛成しなくても
納得はしてほしい、と願っています。

 

ようは、私の気持ちひとつのような
気もするのですが、
もともと両親にはあまり反抗したことが無く、
帰省したときもついついいい娘をしてしまいます。

 

こんな気持ちのままではなかなか帰れず、
5月の連休も、お盆も帰省は
仕事を理由に断りました。

 

母は、「娘にも捨てられた。」と
電話口で冗談交じりに口撃してきます。

 

正直、毎週かかる留守電にもうんざり。

 

あんまりでないので、
父の携帯からかけてくることもあります。

 

なんとか、うまくいく方法はないものでしょうか。

 

【30代 匿名希望】

 

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FROM 川畑のぶこ

 

A:

 

人生を共にしたい相手と、
親の希望の相手が合わない。
親に反抗はしたくないけれど、
相手を失いたくない。
なんとかうまくいく方法はないものか。

 

ここで問題なのは、はたして
「うまくいく」ということが
いったい何を意味するのか、
ということです。

 

現状を維持しつつも、
親を喜ばせ、
己を喜ばせ、
彼を喜ばせる
ということなのであれば、
残念ながら、難しいと言わざるを
得ません。

 

私たちの人生は、ときとして

 

「何かを選ぶために、何かを手放す」

 

という試練を与えます。

 

大切なものを選び抜くために生じる
心理的な葛藤に目を背けることなく
きちんと向かい合って、
それぞれの課題を乗り越えることが
できたなら、
それは私たち一人一人がより豊かに
成長していくことにつながります。

 

そしてそれを「うまくいく」という
意味にとることができたのなら、
よりしなやかで、
地に足をつけた人生を
送ることができるのではないでしょうか。

 

お母さんも、ご自身も、彼も
全てが思い通りにはいかないけれど
なんとなかるし、そこから学べる
そんな『信頼に根ざした手放し』
ができたのなら、
より楽に人生を生きることが
できるのではないでしょうか。

 

「いい娘」を演じる者の課題。

「娘に『も』捨てられた」…
皆から捨てられる被害妄想を持つ者の課題。

 

合わせることで必要とされ、
応えてもらうことで愛を確認する、
共依存者たちの課題。
相手の親子ドラマに巻き込まれる者の課題。

 

それぞれが、さまざまな課題に
向き合いながら一歩ずつ前進する、
それを受け容れる潔さと覚悟が
必要とされるのでしょう。

 

「自信を持つ」ということは、
お母さんが意味したであろう、
「皆(親)から好かれる人を
選ぶに相応しい人間だ」という
ことにとどまりません。

 

親がどう言おうが、
彼がどう言おうが、
自分が選んだ人生を歩み抜くという
ことも、自信を持つことです。

 

お母さん自身も
「親から見てOKな娘が、
親から見てOKな男性と結婚する」
ことで、自分のように苦労することなく
OKな人生を送ることを見届ける…

 

そのことで、
OKな母親でいようとすることを
手放す必要があるのかもしれません。

 

「娘が誰と結婚しても、
たとえ苦労をしても
娘なりに人生を切り開いていける」
という母としての自信を持つ必要が
あるのかもしれません。

 

また、ご自身が親の言葉に揺らぐのは
単に、反抗することに
慣れていないからだけでしょうか?

 

どこかで、
親の抱く相手への心配事を、
自分も心のどこかで感じているからでは
ないでしょうか?

 

それを否定する自信が無いから、
親に大丈夫と納得してもらうことで、
自分も自信を持とうとしては
いないでしょうか?

 

親の価値をどこかで
採用していることで
自分が苦しんでいるのなら、
今後もその価値を採用するか否か
もういちど振り返ってみては
どうでしょうか。

 

自分にとって真に大切なものは何でしょう?

 

それを選び抜くためには、
苦労を厭わない覚悟はありますか?

 

それとも、保証がなければ
人生は機能しないでしょうか?

 

色々なことが起こる人生、
何が起こっても、
屈することなく対処する
その潔さと覚悟を身につけることを
意識することからはじめてみてください。

 

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関心のある方は9月7日の研修に
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関心のある方(患者さんやサポーター含む)を
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水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

 

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

 

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

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◎編集後記
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今日から会社がお休みという方も
多いのではないでしょうか。

 

熱中症や水辺の事故に気をつけて、
お休みを楽しんでください!

 

ー渡辺万里子

 

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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