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2014/04/17(木)
【やましたひでこ】北京に進出する龍
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・4・17 No.931
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◆今日の断捨離 「北京に進出する龍」
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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
卯月四月、十七日、
満開だった桜も葉桜に。
あの存在を、一身に主張していたか
のような花々が散ってしまった後は、
桜の木々も他の緑の中に
埋もれてしまったよう。
ここに桜があったなんて、
誰も気づきもせずに、気にもとめない。
そうですね、自分の
存在が認められないなんて、
それはやり切れないばかり。
でもね、そんな時も場合もいくらでもある。
そう、思うのです。
断捨離も、私やましたひでこも、
これまで、ずっとそんな時期を
過ごしてきたし、そんな場合を
いくらでも経験している。
そして、これからも、
散ってしまった桜のように、
また存在を忘れられてしまう
こともあるかもしれない。
けれど、断捨離は、その存在を
主張してアピールすることを、
目的としているのではなくて。
断捨離で、ひとりでも多くの人たちが、
自分の命のごきげんを味わってくれる
ことを、願っているだけ。
そして、そのためには、
まずは断捨離の存在を
知ってもらう必要があるのです。
だから、私は書く。
だから、私は話す。
だから、私は聞く。
ひたすら原稿に向かい、
いつも人に語りながら、
つねに断捨離にかかわることに、
耳を傾けているのです。
それにしても、随分と
埋もれていた期間は長かったよう。
そんな時、私は
どうやって過ごしていたのだろう。
もちろん、私自身、
断捨離の試行錯誤の期間、
世に問うなどおこがましいばかりで、
埋もれていたのは当然といえば当然で。
そうか、今にして思えば、
あの当時、埋もれていたからこそ、
エネルギーが蓄えられていたのだと。
時の変化道理をひも解く『易経』
には、こんな「龍」が登場する。
「潜龍」
潜龍とは、深い水の底に
じっと潜んでいる龍。
おかしいですよね、龍とは、
天空を雷雲とともに自在に
駈けめぐっているはずなのに。
それは、「飛龍」。
そう、やがて飛龍となるためには、
じっとじっと時を待ち、その間に、
自分自身を培っていかなければ
ならないよう。
それは、能力でもあり、
実力でもあるのだろうけれど、
実にところ、培うべきは
「志」であるのです。
でもね、誰にも認められないので、
その「志」は、萎えもするし、
しぼみもする。
なにより、自信もない時期であるし。
そうだ、私のかつての潜龍時代、
もちろん、大きく長く時間を捉えるならば、
今もって私は潜龍なのかもしれないけれど、
どうやって、自分を励ましていたのだろう。
認められもせず、振り返っても貰えず、
実力も自信もない私自身を。
「そうだ、世の中が、まだまだ
断捨離に追いついていないのだ」
この、いわば妄想のような
志への気持ちが、随分と私に
耐える力を与えてくれていたのです。
どんなことにも、時の計らいが
あるもの。時というタイミングを
待たなくてはならないもの。
そして、待っている間に、
いかに自分で自分を励ましながら、
強い想いを持ち続けるか。
実は、私自身は、右往左往をして
ブレまくりながら、ここまで
断捨離とともに歩いてきたのだけど。
でもね、、、
これだけは自信をもって言える。
私は、「昇龍」になって
いないのかも知れないけれど、
「笑龍」にはなっていると。
昇龍と笑龍
どちらも、同じ「ショウリュウ」
そうだね、私やましたひでこは、
これから、もっともっと
ごきげんな笑龍なって、全国、
世界を駆け回りましょうか。
という訳で、来週の木曜は、
中国北京へ。
北京の大勢のダンシャリアンさん
たちと、交流をしてきますね。
有難うございます。
あなたとの出逢いに
いっぱいの愛を込めて。
やましたひでこ
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◎編集後記
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2000年シドニー五輪のマラソンで優勝した
高橋尚子選手が、恩師からもらった言葉で…
『何も咲かない寒い日は、
下へ下へと根をのばせ。
やがて大きな花が咲く』
という言葉があります。
とてもいい言葉ですよね。
ほとんどの人が早く結果を欲しがり、
「待つ」ということができません。
努力をしているのに結果が出ないのは、
確かに辛いし、諦めたくもなります。
でも、その期間がなければ、
たとえ成果が出ても「一発屋」。
徳川家康ではありませんが、歴史上の
偉人と呼ばれる人たちは「待つこと」、
「耐えること」そして「続けること」の
大切さを誰よりも知り、体現した
人物なのかもしれませんね。
―安永周平
PS
耐えることの必要性を強く感じる、
子育て中のお母さん方にこそ、、、
こちらオススメです。
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What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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