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2014/02/12(水)
【川畑のぶこ】子供の病気で念願が叶う…
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・2・12 No.867
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◆今日の断捨離 「子供の病気で念願が叶う…」
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子どもがインフルエンザに罹る。
それに続き、夫も発熱。
たしか、去年の同じくらいの時期も
同じ状況だったような…
まるでデジャヴだ。
いつもごきげん笑顔の我が子も
今年のインフルエンザには
太刀打ちできなかったようで
目はうつろで足はフラフラと
グロッギーな日々が続く。
かかりつけ医でタミフルをもらうも
子どもは必死の抵抗を示す。
どうにかこうにか飲ませると
今度は、腹痛に下痢に吐き気に鼻血と
副作用のオンパレードとなってしまい、
投薬をストップ。
あとは自然治癒力に任せることにした。
痛みや苦しみを取ろうとして行う行為が
時として、さらなる痛みや苦しみを
もたらしてしまう。
人間とはつくづく不器用だなと思う。
そして病気の叡智はすごいなと思う。
ウィルスは取り除くに
越したことは無いだろう。
でももし、魔法の杖のように、
一錠の薬で、瞬時に病気が
治ってしまったのなら、恐らく私は
我が子とこんなにゆったりと過ごす
時間を持てなかっただろう。
一時も離れることを許さない
我が子を腕の中に、平日の昼間から
ムービーチャンネルをつけっぱなしにして、
デリバリーミールを食す。
こんなにも長い時間、子どもの息遣いを
胸で感じるのは初めてではないだろうか。
これはずっと憧れていたことだ。
子どもが目覚める前には出勤し
就寝後に帰宅をする夫が、
ルームウェアで朝から晩まで
家族と一緒にいる。
互いを気遣い思いやる姿勢で…
これは理想としていたことだ。
病気には意味がある。
身体的な苦しみという犠牲を払ってまでも
満たされているものが確実にある。
病気のメッセージに素直に耳を傾けたのなら
そして、それに沿って日々行動をしたのなら
私達はよりしなやかに痛みや苦しみを
乗り越えられるのではないかな。
医療費は増加するのに病気は減らない。
新薬が開発されれば
それに耐性を持つウィルスが発見される。
科学技術や医療技術に悪態をつくのが吉か
自然の叡智に敬意を払い、
それに沿った生き方をするのが吉か。
決めるのは私達次第なのでしょうね。
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◎編集後記
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病気というのは、身体的な痛みや
苦しみを伴うことが多いからなのか、
私たちはどうしても「病気=悪」と
単純に捉えがちです。
しかし、病気によって、
改めて健康の有り難さに気づいたり、
普段は考えることが出来なかった事を
考える機会が与えられることもあります。
「病気=悪」だと一概に否定するのは
物事の1つの側面しか見えていないと
いうことなのかもしれませんね。
一生病気にかからない人は、
おそらくいないでしょう。
自分には関係ない…と思うのではなく
医療や病気について真剣に考える機会を
持つことは…ひとりの人間として、
とても有意義なことではないでしょうか?
―安永周平
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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