断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

リモートワークやテレワークが
定着しつつある企業では
「以前よりも、ワークライフバランス
　の質が向上した」
と感じる社員が増えているそうです。

政府は長年、「仕事と生活の調和」
を推進してきましたが、
皮肉なことにコロナの“おかげ”で
一気にその流れが加速している
ような気がしますね。

私が代表を務めるスッキリ・ラボでは
主に「オフィス」の片づけに特化した
サービスを提供していますが、
実は「ワークライフバランス」にも
深いつながりがあるんです。

主催する研修の目的のひとつは
「片づけを通して会社本来の
　力を取り戻してもらうこと」。

オフィスのモノやコトの片づけに特化した
研修なのですが、後日談を聞くと、
社員のワークライフバランスに関わる
「副産物」が生まれているようなのです。

その「副産物」とはズバリ、
研修を受講した社員が
“家の片づけも始めた”ということ。

ある会社で後日、社員の方から、
“ありがとう”のメッセージカードを
いただく機会があったのですが、
「家の片づけもすることができました」と、
うれしい言葉をいただきました。

ある女性は、要らない服を捨てたら
なんと45リットルのゴミ袋が
8つ分も出たのだとか！

とりわけ印象的だったのは、
東北のとあるホテルで働くＡさん（30代男性）。

数年前にご両親を亡くされ、
大きな一軒家に一人で暮らしていた彼は、
あふれる物の整理ができないまま
年月が経っていました。

Ａさんが、かたづけ研修の後にとった行動は、
「プロジェクトで使った計画シート」を、
自宅用にもう一枚作成したこと。

「１日15分」の片づけ習慣を
自分のものにした彼は、
計画シートに沿って大きな一軒家を
みるみる片づけていきました。

家をスッキリさせたＡさんには、
それまではあまり興味のなかった
「登山」、そして「ダーツ」という
新しい趣味もできました。

さらに、趣味の甲斐あってか
体型までグッとスリムに！

片づけによって、
新たなモノを取り入れる
「ゆとり」が生まれ、
新しい自分の一面に出会ったＡさん。
仕事ぶりにも益々磨きがかかったそうです。

会社で受けた研修で私生活が変わり、
私生活の変化が仕事にも影響する相互効果を、
みごとに体現したエピソードでした。

会社ではなかなか踏み込むことが難しい
ワークライフバランスの「ライフ」。

しかし、研修で入ったスイッチは、
「仕事の場」にとどまらず
「生活の場」でも効果を発揮し、
私生活の充実に一役買っているようです。

今や、「ワーク」と「ライフ」をきっちり
分けて考えることのほうが難しい世の中に
なってきています。

「ライフの質」が「ワークの質」に
「ワークの質」が「ライフの質」に
互いに相乗効果や影響をもたらし合うのです。

ぜひ「片づけ」を通して
「ワークライフバランス」の向上に
取り組んでみてくださいね。

いつもあなたを応援しています！

小松易

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◎編集後記
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おぉ！
なんと良い相乗効果なんでしょう！

仕事とプライベートは
別々に考えがちですが、
“片づけ”はどちらの質の向上にも
ダイレクトに繋がるアクションですよね！

まずは、1日15分、
あなたはどこを片づけますか＾＾？

間中亜衣