断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

フェイスブックの創業メンバーで、
現在は3人の子どもを育てながら
起業家として活躍する
ランディ・ザッカーバーグ氏の新刊、
『ピック・スリー
完璧なアンバランスのすすめ』。

この本では、
毎日の膨大なやるべきことリストに
飲み込まれないためのルール
が紹介されています。

やり方は簡単。
まず、自分の人生にとって欠かせない
大切なカテゴリーを5つ選びます。

例えば、彼女の場合は
「仕事」「睡眠」「家族」「運動」「友人」。

そして毎日、その中から3つを選び、
実践するだけ。

月曜日は「仕事」「睡眠」「運動」
火曜日は「友人」「家族」「仕事」
といった具合に。

選ばなかった2つについては、
1秒たりとも罪悪感や やましさを
抱いてはいけないといいます。

このように、取捨選択をして
やるべきことをシンプルにしていく
というのは、片づけにおいても
非常に有効な手法です。

以前、かたづけコンサルを
させていただいた
ある経営者の男性の事例です。

拙著を読んで問い合わせをしたという
その男性のお悩みは、
「自宅の書斎が片づかない」
「忙しくて片づける時間がない」
というものでした。

自宅にうかがうと、
確かに山のような書籍の数々。

いつも通り、まずはヒアリングから
コンサルを始めてみると
書斎が片づかない原因が
あきらかになってきました。

とても勉強熱心で、情報収集にも余念がない
この男性の自宅には、
毎月大量の書籍が届いていたのです。
定期購入の雑誌、会報誌、
経営者向けの情報誌etc・・・

そこで、１カ月でどのくらいの
書籍などが届くのかリストを作り、
可視化してみることに。

その時点であらためて要・不要を判断し
不要なものは登録解除。
つまり「元を断つ」方法を取りました。

さらにヒアリングをしていくと、
また新たな一面が。

「地方にいるので黙っていても
情報が入ってこない」

という思いから、
手当たり次第“勉強会へ参加”
してしまう習慣があったのです。

すると、勉強会で配布された
テキストや資料が増えるだけでなく、
都心に出たついでに・・・と、
大型書店でまた書籍を買ってしまう
という悪循環。

勉強会に行くたびに読むべき本が増え、
スペースはおろか、
プライベートの時間までもが
ほとんど埋め尽くされていく現状。

そこで今度は、勉強会も一度ふるいにかけ、
本当に行くべきものだけを
厳選しなおしてみることに。

すると、あれほど無いと思っていた
「時間」が生まれたのです。

自由な時間が生まれた
キーポイントは2つ。

まず、モノが増え続ける
「元」を断ったことにより、
片づけるべき対象が少しずつ減り、
適量になっていったこと。

そして、モノに限らず「コト」、
すなわち勉強会参加なども
「取捨選択」を意識するようになり、
ムダな外出が減ったこと。

結果、ゆとりの時間を
身の回りのマネジメントに
充てられるようになっただけでなく、
経営のことについてなど、
腰を据えて取り組むべき課題にも
より時間を使うことができるようになりました。

もちろん、当初の目標だった書斎は、
見事にスッキリ！

自身の行動や習慣を見直したことで、
「時間がない」というもうひとつのお悩みも、
解決することができた事例でした。

冒頭で紹介した本の中に、
「全部うまくやるなんて無理」
と書かれてあります。

だから潔く「3つだけ」、
今日やることを絞ってみる。

集中力が維持できていいですね。
ぜひ参考にしてみてください。

いつもあなたを応援しています！

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」
https://sukkirilab.com/lp/

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◎編集後記
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「全部うまくやるなんて無理」
と認めてしまうのって大事ですね！

家の中で過ごす時間が
増える今だからこそ、
自分のこれから先の計画を見直すのに
良い機会なのかもしれませんね。

宮永笑子