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2020/03/06(金)
【小松易】なぜ片づけが必要なのでしょう?
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
新型コロナウィルスの影響で
学校が休校になり、
子どもを家でどう過ごさせようか?と
頭を抱えているご家庭も多いと思います。
自宅に長くいるこの機会に、
お子さんと一緒に片づけに
取り組んでみるのはいかがでしょう。
「でも、うちの子は片づけが苦手で…」
というお声を親御さんからよく聞きます。
みなさんは、子どもの頃、
「片づけ」が得意でしたか?
得意だった!という人は、
かなり珍しい少数派かも。
多くの人は、遊んで散らかすのは得意でも、
片づけるのは苦手で、
「ちゃんと片づけなさい!」
と怒られた記憶があるのではないでしょうか。
少なくとも、私はそうです(笑)
以前「親と子のかたづけワークショップ 」
として大阪で開催したときの話。
“怒られないために片づける”という動機を、
もっと自主的、言い換えると「じりつ型」
に変えていくには?
2時間のワークショップには、
子どもだけでなく大人にも役立つヒントが
いっぱい詰まっていました。
当日は小学1年生から6年生まで
幅広い参加者が大集合。
お友達どうしはもちろん、
兄弟そろってのご参加もあり、
アットホームでとっても
にぎやかな空間になりました。
ワークショップが始まり、
「片づけが得意な人!」と、
子どもたちに問いかけてみました。
結果は・・・シーン、0人です。
「じゃあ、片づけが好きな人!」
ここでは1人、1年生の男の子。
子どもたちは片づけが苦手。
好きな子も極々少数ということが判明。
このワークショップで、
どこまで興味を持ってくれるのでしょう。
次の問いかけは、
「“そうじ”と“片づけ”の違い」。
それぞれの対象(=相手)と、
対応の仕方について聞くと意外にも、
みんなどんどん発言してくれました。
「そうじの相手はダレ?」
⇒【ほこり/よごれ/しみ】
「どうやって対応する?」
⇒【はく/ふく/みがく】
「じゃあ、片づけの相手は?」
⇒【モノ】
「どうやって対応する?」
⇒【整理/整とん】
まずは片づけが出来ていないと、
そうじも出来ないということを
改めて理解してもらうための質問でした。
あくまでも自分たちで考えて、
発表することが大切です。
続いて、
「片づけないと、どんな悪いことがある?」
という問いかけ。
NGワードは、“親に怒られる”。
そんな目先の答えではなく、
もっとよく考えてみよう!ということで、
私自身の子ども時代の写真とともに、
失敗談を発表しました。
“夏休みのラジオ体操で、皆勤賞だった私。
ところが、皆勤賞の景品を貰うために
必要な「出席カード」がどうしても見つからない!
結局、お楽しみだった景品はもらえず…”
少年時代のリアルなエピソードに
思わず真剣に聞き入る子どもたち(笑)。
すると、どんどん具体的な意見が出始めたのです。
「やりたいことを始める時間が遅くなっちゃう」
「机を片づけないと、宿題が出来ない」
「友達を家に呼べなくなる」
お母さんに怒られるからではなく、
自分のために行動する理由が見つかれば、
あとは計画を立てるだけ。
「なぜ片づけが必要なのか?」
これは子どもだけではなく、
大人である自分自身にも、
する価値がある質問です。
あなたにとってその答えは
何ですか?
ぜひ今週末、考えてみてください。
いつもあなたを応援しています!
小松易
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宮永笑子
この記事の執筆者について
小松易
日本初の「かたづけ士」
『かたづけを通じて人生を変えるコンサルティング』スッキリ・ラボ 代表
大学在学中にアイルランドへ留学し、トランク1つで生活できたことに衝撃を受けて帰国。物を持たない自由と幸せを実感し、自然とかたづけに意識が向くようになる。大学卒業後は建設会社に入社し、現場でかたづけの重要性を学ぶ。その経験から、プライベートで知人にかたづけを教え、かたづけのさらなる可能性を実感する。株式会社フジタを退社後の2005年、"かたづけ"を通して人生を変えるコンサルティング「スッキリ・ラボ」を開業。現在は経営者・企業向けに"かたづけ"のコンサルティング、セミナー活動を行う。今まで延べ2万人以上にかたづけ講演・研修を行っている。その活動は、「ガイアの夜明け」(テレビ東京)、「ドキュメント20min」「サラリーマンNEO」「めざせ!会社の星」「助けて!きわめびと」(NHK)などに取り上げられ、反響を呼んでいる。
著書はシリーズ累計47万部『たった1分で人生が変わる片づけの習慣』(KADOKAWA /中経出版)、『「すぐやる人」になる1分片づけ術』(日本経済新聞出版社)ほか多数。最新刊は『「かたづけ思考」こそ最強の問題解決』(PHP研究所)。「近代セールス」「月刊不動産流通」「東商新聞」などで連載実績あり。「やましたひでこ断捨離メールマガジン」などで連載記事を執筆中。
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