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2020/02/26(水)

【川畑のぶこ】Q.孤独を恐れずに自分を信じる方法は?

カテゴリー:.新着情報, 川畑のぶこ

 

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

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*2018年2月7日の記事より

Q:人間関係に悩んでいます。
孤独を恐れずに自分を信じて
生きるにはどうしたらいいでしょうか?

川畑先生 いつも大変参考になり
毎週メルマガを楽しませていただいています。

どうもありがとうございます。

私は若い頃から人間関係に悩み続けてきました。
50代になっても相変わらず悩みはつきません。

現在の悩みは、私は人が怖い事。
集団活動が苦手であることです。

それとは裏腹に心は、
人と接点を持ちたい、わかり合いたい、
頼りにされるような存在になりたい、

自分が自分らしくいられ、
受け入れてもらえる居場所が欲しいのです….
孤独になる事をとても恐れています。

自分なりの努力として、
周りに気を使ったりしてきました。

結果は周りに振り回されてしまい、
日々が苦しくなり、ますます周りが
怖くなる繰り返しです。

自分を見失ってしまい
理想の形と現実のギャップに陥りました。

他人のご機嫌とりは疲れるだけで、
自分はいつも損ばかりに思うようになり
他人に対して怒りまで湧いてくる有様です。

他人アレコレ対策では上手くいかない
という経験を踏みました。

そして色々やるうちに
他人とコミュニケーションが上手くいかないのは
相手の価値観の違いを受け入れられないで
反発している自分を発見しました。

価値観の違う、合わない人にまで
合わせようと無理している私です。

価値観の違いを認められ、
自分の大切にする生き方がしたいのですが、
嫌いな人だらけの私が人に合わせる事をやめて
孤独になる事が恐ろしいのです。

でも、他人の顔色をみる生き方は苦しくて….
孤独を恐れずに自分を信じて
生きるにはどうしたらいいでしょうか?

よろしくお願い致します。

【まねきねこ・50代・主婦】

―――――――――――――――――

A:

FROM 川畑のぶこ

孤独感ほど私たちの心を蝕むものは
無いのではないかと思います。

私たちはみんな心の平安を得たいと
思っていますし、そのためには
孤独を避け、人と繋がっていたいと
思うわけで、これは自然な心の営みです。

まねきねこさんも孤独にならぬよう
人とつながる努力をされてきて
いるのですね。

私たちは人とよりよく
繋がろうとするときに、

どうすれば相手がより喜んでくれたり、
心地よく感じてくれたりするかと考え、
相手のニーズ(心の欲求)を満たす努力をします。

これは相手と繋がるための
上等の戦略ですね。

ただし、その戦略が
うまくいったことに味をしめて、
相手のニーズばかりを満たそうと
努力していると、やがて
それは苦しみに変わってきます。

無理をしていると、
どんなに相手が喜んでくれたり、
自分のことを良く思ってくれたりしても、

自分自身はそれが素の自分ではなく
偽りの自分と感じているので、
自分は相手を欺き、相手は自分に
騙されているような感じがしてしまいます。

相手が好きでいてくれているのは
無理に作られた私。

本当の私ではないと知っているのですから、
素直に喜べないですし、薄っぺらい
つながりと感じてしまいます。

そのような関係に心の平安は
得られないでしょう。

もし、まねきねこさんが、
「人は無理をした私しか
関わりたくないはず」
と思っているのなら、
その考えを改めてみることを
お勧めします。

相手に合わせれば、
たしかに相手の負担は減り、
まねきねこさんとの関係を
心地よいと感じる人も
多くいることと思います。

ところが、無理して
合わせてくれていることに、
心地悪さを感じる人もいます。

気を遣われると、くつろげるどころか、
自分も気を遣ってしまうから疲れる
という人も少なくないのです。

まず、誰とでも仲良く繋がる努力を
やめてみてください。

そして、自分が無理をしなくても
よい相手、すなわち、価値観が
まねきねこさんに近い人は誰かを
振り返ってみて、まずは意識的に
そのような人たちと交流することを
心がけてみてはいかがでしょうか。

みんなと繋がっていなくても、
人生は機能しますし、むしろ
選び抜かれた人間関係の方が
より人生は豊かに機能するでしょう。

価値を共有できる人との時間、
心の居場所ができたなら、
他の人と多少価値観が合わなくても、
それはそれとゆとりを持って
接することができるようになるかもしれません。

多様性が私たちの住む世界を
豊かで面白いものにしてくれます。

相手と違う自分もその豊かさの一部。
自分と違う相手もその豊かさの一部。
多様性の豊さを思い出してみてください。

ー川畑のぶこ

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◎編集後記
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今あなたが抱えている悩みを
断捨離メルマガ毎週水曜日の執筆者、
心理療法家・川畑のぶこに
相談してみませんか?

一人で悩んでいると、
どんどん深みにはまっていきます。
誰にも打ち明けられない悩みを
打ち明けることで、心が
ラクになることもあります。

お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。

川畑のぶこへの質問・ご相談はこちらから

宮永笑子

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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