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2019/12/26(木)

【やましたひでこ】2019断捨離体験談グランプリ発表(1編)

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

12月26日、木曜日。
<旧暦師走朔日>

旧暦も師走となった今日は
当然ながら新月。

ひと月以上、街を彩った
Xmasイルミーネーションも
一晩で片づけられて、
いっきに新春を迎える装いに。

そうですね、
今は、余韻を味わうなんて、
悠長に構えることは
できない時代なのかもしれませんね。

だからこそ、時には、ひとりになって。
だからこそ、時には、静かになって。

じっくりと、自分との対話を
噛みしめることが必要なのでしょうね。

もちろん、そのひとり静かな場は、
断捨離空間であることは
言うまでもありません。

さて、今日のメルマガ記事は、
断捨離大賞2019グランプリ
受賞作の三作目を。

そうですね、断捨離とは登山のそれ。

目指す山の頂きに辿り着いて初めて、
自分の登ってきた山が、
ほんの小さな山に過ぎなかったことに気づく。

登山前は、あんなに険しく
感じていたにもかかわらず。

山頂に立つと、向こうにそびえる
もっと高い山が視界に飛び込んでくるから。

そうか、この新たな山を
目指さなくてはならないよう。

なぜなら、どうやら、それが
新たな自分の人生の課題のようだから。

そんな漠然とした思いに追いやられた時、
私たちは、また愕然とするのです。

この目の前の新たな山に挑戦するには、
そう、新たな山の登山道の入り口に立つには、
たった今、登り着いたこの山を
降りなくてはならないことを知るのです。

さあ、下山して新たな高みを目指すのか、
それとも、いえ、今の小さな高みを維持するのか、
それも、私たちそれぞれの選択決断なんですね。

◇◇◇

断捨離大賞グランプリ三作目

◇◇◇

◆岩佐万紀子さん
『令和元年となり』

令和元年となり、
さてさて、今年の断捨離は
どうだったのかしらと振り返ってみれば。

いやはや、
振り返るどころで無い混乱状態でした。

去年、20年近く住んでいたマンションから、
より小さな一軒家に引っ越しました。

その時、定年直後の夫は、
故郷の地方都市に帰り、
私と成人の子供達は、関東に残りました。

その顛末を断捨離体験談に書こうと
去年意気込み、なんと、入選!

感謝と感動の平成最後の年になるとは、
何重にも予想外でした。

断捨離を山に例えると、
一山登ったつもりでした。

今わたしは、頂上から下界を眺めて、
苦しかった断捨離、楽しかった断捨離、
やり切った断捨離を楽しく眺めているはずでした。

山の頂上から眺めて、あらあら、
まだまだ先の方に、別の山々が見えます。
別の山へ登るには、一度麓へ
下山しなければ登れないんですね。

断捨離には、
直通ロープーウェイは無かったのでした。

下山は、登るより辛くて、
混乱と不安で苦しかった。

今の我が家、住まいの混乱は、
私の苦しい心の表れでした。

この混乱、イライラ、不安はどこから来るのか?
どうしたら、不安な気持ちが無くなるのか?

折角住み替えした新しい我が家。
なのに、気がついたら、
家族の言動に一喜一憂、アタフタし、
別居の夫や田舎の家を心配する毎日。

一応の断捨離成果では、無かったのでしょうか?

けれど、断捨離の基本を忘れていたのでは、
この混乱は当たり前です。

大きな大きな落とし穴!
なんて事でしょう?!

家そのものも大きな物の一つ!
そんな基本を忘れていたんです。

新しい家という物に惑わされ、
囚われ、執着していた私。

新しい地域や家に馴染むのは大変でも、
過程や工夫も楽しんでいました。

その目新しさや楽しさや
充実感に惑わされ、囚われていました。

どうしたら、この家を綺麗に長く維持し
管理出来るかなどなど、
家中心に生活していたんです。

寧(むし)ろ、振り回される事で、
諸々の不安やイライラを
見ないようにしていました。

家は、人が、家族が、
心地良く過ごしてこその住まいなのに、
モノに縛られ本末転倒でした。

人や家族で無く、モノである
”家”中心になっていれば、その家が、
心地良い住まいになるはずも有りません。

そんな、断捨離の基本こそも
忘れていた事に愕然としました。
先ずは、この家に執着する気持ちを断捨離です。

家は、住まい。
心地良くご機嫌に維持、管理、メンテナンス、
日々の断捨離は必要です。

無我夢中で住み替えたそのあと、次の暮らし、
住まいをどのようにしたいのか。
これからどう生きたいのか。

この家や田舎の家に拘ら無くても良い、
いえ、拘る必要は無い。
もっと自由に生きようよ!

今までやってきた断捨離は、
去年までの断捨離。

それに満足したままでは、
もうご機嫌ではいられない。

どう生きたいのか?
どんな風に生きたいのか?

正直、まだ、はっきりとは
見えて居ないのが現実です。
次の山どころか、
まだ麓を目指して下山途中でしょう。

ただ、次の山々が見えたから、
次の山に登る!決断をしたのです。
一度山頂を見た感動を忘れずに、次の山々を目指す。

これからが、私の本当、本気の断捨離です。

* * *

さあ、あなたの感想はいかがでしょう。

それでは、
今日のあなたもごきげんさまにて。

やましたひでこ

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◎編集後記
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今年も、今日を入れてあと6日。

街々の飾りも、みんなの気分も
クリスマスからお正月に
一気に早着替えですね。

2019年にやり残すことがないよう
良い始末をつけて新年を迎えたいです!

宮永笑子

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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