断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

こんにちは。
かたづけ士の小松易です。

今の自分や環境を変えることは、
誰でも怖いことです。

変わろうとするとき、
人は「違和感」を抱きます。

でもその「違和感」がじつは
とても大切なのです。

いまから10年ほど前、
仕事のパートナーからセミナーの
スタイルについて「こう変えてみたら」
と提案されたことがありました。

彼の提案は、
そのときの私にとっては
受け入れがたいものでした。

120分のセミナーで、
話す時間を30分に減らして、
残りの時間は「質問コーナー」
に変えてみる。

つまり、話30分、質問90分！

その提案を聞いた瞬間、
頭の中をダーッと
いろんな思いが駆け巡りました。

「セミナーって本来、講師が
用意したネタを話すものでは？」

「90分も質問コーナーだけで大丈夫？」

「お金を払って来てくれる参加者が
それで満足できるの？」

おそらく私の顔に
疑いや不安な気持ちが
しっかり表れていたのでしょう。

彼は私にこう言いました。

「その違和感を持ったままでもいいので、
とりあえずやってみてはいかがですか」

でもその言葉に全く違和感は拭えません。
むしろ違和感が増すばかり。

「もし、質問に答えられなかったら
どうしますか？」
と思わず本音を告げると、

「大丈夫、小松さんならなんとかなりますよ。
違和感持ったままでいいのでやりましょう」

そういわれて、なんとなく、
なぜかやってみるかという気になって、
当日言われた通り、違和感をもったまま
2時間やってみました。

終了後、参加者からのある1枚の
アンケートが目に留まりました。

「セミナー、とてもためになりました。
とくに後半の質問コーナーがよかったです」

ほかには、

「自分以外の片づけの悩みを
聞くこと自体、とても新鮮でした」

前半のお話よりも、
後半の質問のほうがむしろ良かった
という意見が多数を占めていて、
正直驚きました。

中には講師の私が四苦八苦して
なんとか質問に答えている感じに
好感を持てたという、
意外な感想もありました。

このセミナーは「スッキリの基本」と題して
このあと3年間で100回以上開催し
好評を得ました。

この一件から、「違和感」という感覚を
プラスに捉えるようになりました。

じつは質問コーナーのお蔭で、
対応力も付きました。

新しいことをするときに
多くの場合「違和感」があります。

人は慣れ親しんでいることに
違和感を感じることはありません。

ラグビー日本代表のヘッドコーチ、
ジェイミー・ジョセフさんはこう言います。

「日本の選手はなにかにトライする
ことに対して消極的だ。
しかし、私に言わせれば、
ミスを恐れることこそがミスなんだ」

片づけとはズバリ、変えること。

環境を変えることで、
自分自身が変わる機会です。

セミナーの最後に参加者全員に
必ずやってもらうことがあります。
「片づけ宣言」です。

ある参加者からこんな質問を
いただいたことがありました。

「片づけ宣言しても、
うまくできなかったらどうしますか？」

「うまくできなかったら。。。
また新しく宣言するだけです！」

「違和感」は、自分が変わるチャンス。

今週はぜひ、なにか新しいことに
トライしてみましょう。

それが片づけ以外のことでも
もちろん、ＯＫ！

いつもあなたを応援しています！

小松易

◆かたづけを通して人生を変えるコンサルティング
「スッキリ・ラボ」のホームページ
https://sukkirilab.com/

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◎編集後記
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とても辛い料理をだす韓国料理屋さんが
気になっていたのですが
怖くてなかなか一歩踏み出せんませんでした。

ある日思いきって友人と行ってみると
その奥深い美味しさにやみつきに…。
挑戦する前に、挑戦しない理由を自分で
つくってしまっていたなあと思いました。

食わず嫌いなモノやコトにも
積極的にチャレンジしていきたいですね！

宮永笑子