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2019/10/16(水)
【川畑のぶこ】Q.仕事も家事も育児も楽しくやるには?
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ
水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。
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Q.仕事も家事も育児も楽しくやるには?
いつもありがとうございます。
私は小さな酒蔵に嫁いでいます。
昨今の日本酒ブームに乗りきれず、
売上はいまひとつといったところです。
従業員さんも一人しかおりません。
人が定着せず、あとは主人と私だけです。
小さくて、人数も少ないなら
さぞやアットホームな雰囲気なのでは?
と思われそうですが、
実際はそうではなく、
空気が澱んでいるように感じます。
酒蔵でありながら
住居でもありますので、
生活もしています。
我が家にはまだまだ手のかかる
息子が二人おり、母親業も忙しいです。
その日の仕事量を見ながら
家事の量を調整して対応はしていますが、
子供の用事などもあり
(宿題を見たり、
家庭学習に付き合ったり)
仕事にどっぷり
浸かっていないのが現状です。
毎日の業務はそれでよくても、
会社の将来を見据えて
動いているかいうことになると、
何もできていません。
主人には時々そこを注意されます。
ただ、主人がワンマンでやっているので、
何も聞かされてもいないのに
「現状を把握していない。
もっと危機感を持て」
「役立たずどもめ」
と言われても、
どうしても反発心が出てしまいます。
最近は、
困難に直面しているのもあってか、
主人は従業員さんの些細な失敗などに
よく小言を言っています。
雰囲気が悪いのを
主人のせいにしている私がいます。
また、子供に手がかかることを
言い訳にしている私もいます。
これじゃいけないと思い、
こうしてご相談させていただきました。
仕事も家事も育児も楽しくやりたい。
毎日いい雰囲気の中で過ごしたい。
会社の状態もよくしたい。
どのようなことに
気をつければいいでしょうか。
教えていただけましたら幸いです。
【やよい・40代・家業を継ぐ嫁】
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A:FROM 川畑のぶこ
仕事も家事も育児も楽しくやりたい、
誠実で熱心なやよいさんの
姿勢が伝わってきます。
育児だけでも大変な仕事なのに、
さらに家業の運営も
真剣に考えてくれる
パートナーがいるご主人は、
恵まれていると思います。
仕事がうまくいかないので
夫がストレス下に陥る、
ストレス下にいるので職場の
コミュニケーションが悪くなる、
コミュニケーションが悪くなるから
職場の士気が下がる、
職場の士気が下がるから
売上も伸びない、
売上が伸びないからストレス下に陥る…
という悪循環に
陥ってしまっているのですね。
このようなとき、
経営者である夫の態度が
変わってくれたらと望むのも
当然のことでしょう。
やよいさんは、
このような職場の空気について、
ご主人と話し合いをしたことはありますか?
売上を上げるというと、
マーケティングのことばかり
考えるかもしれませんが、
経営の視点からは、
心ある人間を扱う限り、
職場の人間関係はとても重要です。
働いている従業員が不機嫌な場に、
客は関わりたいと思わないでしょう。
そして、
このような微細な決断のほとんどは、
明文化されることなく、
無意識のうちに行われています。
もし、夫が店のことを考えろというなら、
より健全な人間関係や職場の空気感のことを、
やよいさんから提案してみては如何でしょうか。
店主の機嫌ではなく、
商品の開発や客のケアに
エネルギーを注げる場にしたいと。
もちろん、
素直に受け止めないかもしれませんが、
少なからずインパクトは与えるでしょうし、
反省材料にもなるのではないでしょうか。
育児と仕事のバランスについても、
どこまで関わることが現実的なのか、
夫が無理なことを期待してはいないか、
改めて夫婦で話し合いを
すると良いと思います。
両方とも完璧にこなすのが難しい場合、
仕事を優先する際の育児の限界、
育児を優先する際の仕事の限界を、
きちんと見定めて
夫婦間で共有してみてください。
同時に、
たとえ、夫が変わらなくても、
やよいさんが夫の不機嫌により
受ける影響は
ミニマムにしなくてはいけません。
そのために、職場以外に
自己充電できる場を
きちんと設けてください。
問題ばかりに目を向けていると、
心身のエネルギーの消耗が激しくなり、
やがて枯渇してしまいます。
きちんと己のニーズを
満たすよう努めてください。
職員さんも、
たとえ店主は不機嫌でも、
やよいさんがいつも穏やかで
温かいエネルギーを発していたなら、
救われるでしょうし、
学ぶものも大きいと思います。
職場には教師になる人もいれば、
反面教師になる人もいます。
どちらも良い学びです。
相手がどうであれ、
やよいさん自身は、
相手にとっての良いモデルとなるよう
努めてみてください。
そのためにも、やよいさんご自身が
自分の限界をきちんと尊重して、
自分自身に優しさを持って
接することが大切です。
– 川畑のぶこ
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誰にも打ち明けられない悩みを
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ラクになることもあります。
お寄せいただいた
相談の中から一つ取り上げ、
川畑のぶこがお答えします。
宮永笑子
この記事の執筆者について
川畑 のぶこ
心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー
東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。
2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。
「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。
断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等
所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等
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