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2018/06/03(日)
【山際恵美子】物の値段を決めるのは自分です
カテゴリー:メルマガバックナンバー, 山際恵美子
FROM 山際恵美子
おはようございます。
ファッション・エディターの
山際恵美子です。
おしゃれにまつわる話題を
お届けするメルマガ。
今日はプライスについて
考えたいと思います。
あなたは洋服を買う時、
まず値段を見てから決めますか?
それとも、買うと決めてから値段を見ますか?
TVの人気番組のひとつに
「なんでも鑑定団」というのがありますね。
我が家にあるお宝を披露し、
専門家に鑑定してもらう番組です。
自分の評価額と、専門家の評価額がだされて、
自分のつけた値段よりも高いと、
皆大喜びします。
もちろん、逆のパターンも。
視聴者はその一喜一憂を観て楽しみます。
でも、そもそも値段というのは
誰が決めるものなのでしょう。
たとえば、道端で売られていた器を
気に入ったとします。
それに、いくら払うかはあなたが
決めていいといわれたらどうしますか?
値段がないということは、値切る必要もなく
一見、パラダイスです。
でも、物につけられた値段がない
ということは判断の基準がなく、
とてつもなく大変な作業ですね。
永六輔さんが昔、
物の値段というのは、本来、
こうして物と自分の関係性で決めるべきだ、
というようなお話をしていました。
大昔の記憶なので、ちょっと、
いや、大分違っているやもですが
大筋は合っていると思います。
洋服に話を戻しましょう。
私はある時期から、買うと決めてから
値段を見ることにしました。
つまり、この洋服になら、
このくらいまでなら払っていいなという
値段を自分で設定するのです。
クイズのようにこの作業を
続けているうちにいつの間にか、
ほとんど的中するようになりました。
ブランドの物でも「安い」こともあるし
プチプラでも「高い」こともある。
そこには、値段の高い、安いを超越した
物と自分の価値観をすりあわせした
絶対的な尺度が生まれます。
現代社会では物の値段は、売る側が決めます。
それはその製品にかかったあらゆる
費用と売れ残ったときのリスクまでを
見越して決められています。
だから、特に洋服はある時期になったら
セールにしてプライスダウンしても
売ってしまった方が採算が合うように
設定されているのです。
でもそれは、
あくまで売る「あちら」側の事情。
ですから値段をみてから、
買うか買わないかを決めるのは
「あちら」である他人軸に沿った考え方
ともいえます。
そうではなくて、自分はどうなのか、
この製品にいくら払って買いたいのか。
それを問いかけていく作業は、
案外重要ではないかと思うわけです。
そう、「物の値段を決めるのは自分です」。
もちろん手の届かないプライスもあります。
でも、その品質やそれにかけられた職人技
などを考えれば、この値段になるのは
仕方がないなあと納得せざるを得ない。
それを含めて、
物の値段を自分軸で考えてみる。
洋服に限らず、こう考える癖をつけると
買い物はもっとシンプルに機能し出すと
思うのですが、いかがでしょう?
山際恵美子
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◎編集後記
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僕も、欲しい!と思ってから
値段を確認します。
ブランドによってはポケットとか
見えないところに隠していますもんね。
あ!よくわからないブランドで
様子見だけでお店に入った場合は、
まず値段をみて自分の身の丈に
あっているかで判断しています。
しかし!アウトレットで…
やすい!つられて買ったことあります^^;
(アウトレットって怖いですねw)
吉川広典
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この記事の執筆者について
山際恵美子
ファッションディレクター
一般社団法人ウーマンメディア協会理事
東北大学卒業後、ロータリー財団奨学生としてフランス留学。帰国後『エル・ジャポン』創刊メンバーとして編集の道に入る。 ファッション雑誌「GINZA」元編集長。フランス語と英語を活かし、ミラノ&パリコレクションを10年以上最前線で取材。マークジェイコブスやシャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドの単独インタビューなど独自のアプローチで注目を集める。 雑誌「エル・ジャポン」「クロワッサン」「GINZA]を経て 、書籍編集に移り、「断捨離」担当編集はじめ、ファッション、美容、医療、料理、ライフスタイルなど幅広い書籍を出版。 2016年マガジンハウスを退社後、ファッションアドバイス、執筆・編集、講演などで活躍中。
●山際恵美子公式ブログ●
https://ameblo.jp/yamagiwa-emiko
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