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2017/05/11(木)
【やましたひでこ】断捨離好きの「断捨離もどき」
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
FROM やましたひでこ
おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
5月11日、木曜日。
<旧暦卯月十六日>
今夜のお月さまは満月。
そう、望月(もちづき)だから、
私のどんな望みが叶うのか、
淡い期待とともに
見上げてみようかと思うのですが。
さて、残念ながら、
そんなロマン(?)とは程遠い
のが今日のこのメルマガ記事。
実は先日、
こんなブログ記事を書きまして。
『収納好きの収納下手 VS 収納嫌いの収納上手』
http://ameblo.jp/danshariblog/entry-12271371751.html
この「収納好きの収納下手」
とは、TV番組で訪れた家庭の
奥さんがモデルさんで、
もちろん「収納嫌いの収納上手」
とは私自身のこと。
はい、偉そうに自分のことを
書いておりますが。
ところが、
片づけ下手の収納マニアさんを
揶揄している場合ではなく、
ダンシャリアンにも、こんな
おかしなことが起きているのです。
「断捨離好きの断捨離もどき」
断捨離歴◯年の
あるダンシャリアン女性、
住まいはスッキリとしている。
「さすがですね」と
友人たちからも褒められている。
当の本人もモノが少ないことを
自負、自慢にも思っている。
けれど、
それは目に入るところだけ。
玄関やリビング、キッチンという
主だったところのみ。しかも、
本人はそれに気づいていない。
いえ、気づいているのだけど、
そうは思いたくはないのだろう、
なぜなら断捨離歴がとても長いのだから。
でも、
家中をあらためて点検してみると、
普段目に入らない屋根裏、床下、
押入れ、納戸、階段下の収納スペース
には、いっぱいのモノがまるで
隠すように押し込まれている。
もちろん、必要のないモノは
捨ててはいる。けれど、
多くの判断を迷うものは先送り。
そして、その先送りの実態とは、
断捨離しているつもりで、モノをどかしただけ。
断捨離しているつもりで、モノを突っ込んだだけ。
断捨離しているつもりで、モノを押し込んだだけ。
という、笑えない「断捨離もどき」
の有様が浮かび上がってくる。
そして、もっと厄介なことは、
片づいたリビングを作り出すために、
その場しのぎで、突っ込んで隠す、
いっとき、押し込んで隠すという
行為を無自覚に繰り返していること。
実際、問題なのはこの無自覚。
しかも、
「断捨離とはモノに向かい合うことですよね」
「断捨離とは内観ですよね」
などと勉強した知識は
しっかり握り締めている。
たしかに、
モノと向き合うことを断捨離
と理解しているならば、
判断を先送りして押入れに
しまい込むようなことはしないはず。
目の前に散らばしておくほうが、
かえって、そのモノと
向かいあうことができる。
たしかに、
断捨離を内観として理解して
いるならば、判断を保留したモノを
隠すような真似はしないはず。
「開かずの間」
と化していた収納扉を
思い切って開け、
すべてを見渡すことこそ、
自分の心の内側に光を
当てることができる。
これが、とある
「断捨離好きの断捨離もどき」
ダンシャリアンさんのエピソード。
典型的な「現実逃避型」と言っていい。
断捨離は、ただ捨てるに非ず。
けれど、断捨離はただただ捨てること。
「ただ捨てるに非ず」を理解して
「ただただ捨てる」という行動を
積み重ねるほどに、断捨離は、
あなたにとって研ぎ澄まされた
人生を切り拓くツールとなる。
けれど、
「ただただ捨てる」という行動がなく、
「ただ捨てるに非ず」という知識
だけで頭を詰まらせているとしたら、
この断捨離もどきは、あなたを
人生のよどみの中にい続けさせる。
似て非なるものは、
まったく違うものより始末が悪い。
だから、そんな「断捨離もどき」
にはまってしまったダンシャリアンが、
そこから脱出できることが、
私の願いであるのです。
そうか、
私のこの望みが叶うことを
期待しつつ、今夜の満月を
眺めることにしましょうか。
さあて、今日のあなたも、
一つでも余計なモノを断捨離して、
あなたの人生をもっとごきげんに
切り拓いて下さいね。
それでは、ごきげんさまにて。
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◎編集後記
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一度スッキリしてしまうと、
そんな自分に満足して、
「ただただ捨てる」行動を
しなくなってしまう、、耳が痛いです。
ここ最近、いろんなことに
行き”詰まり”を感じているのは
これが原因だったのか!?
今夜は忘れずに
お月様を見上げようと思います。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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