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2017/02/10(金)
【小松易】現実から逃げていませんか?
FROM 小松易
こんにちは。
かたづけ士の小松易です。
いまからちょうど10年前、
「レコーディング・ダイエット」を紹介した
名著「いつまでもデブと思うなよ」で
岡田斗司夫さんはこう言っています。
カード破産する人は、全員必ず、
自分の借金の総額を知らない。
利息をいれて、一ヶ月の返済額が
いくらかも知らない。
一ヶ月の収入がいくらで、
生活費がいくらなのかも知らない。
破産する人はかならず、
「自分の借金状況を知らない人」なのだ。
さらに、岡田さんはこう続けます。
借金状況などカンタンにわかる。
具体的な数字を出して足してみるだけだ。
が、そんな単純なことができない。
次の表現が見事。
「やったら、怖い結果がでそうだから」
カード破産する人は
「現実」を把握することを避けている。
そこから「体重的に破産」
している自分の話へと移る。
ものすごく説得力のある言葉
のオンパレードで当時大ブレークして
ベストセラーになりました。
当時、痩せる必要が無かった私は、
この本をダイエット本ではなく、
「片づけ本」として読んでいました。
片づけが苦手な人も
ある意味、把握していない人です。
もっと言うと、
モノがどれだけあるのか
把握するのを避けている人です。
その機会を取ることを難しいと
言い始めます。
時間が無い。
片づけ方が分からない。
家にあるのは、自分のモノだけ
でないので難しい。
言えばきりがない。
でも本当は片づけたい。
ならば、一歩踏み出しましょう。
岡田さんは、ダイエットの第一歩は
食べたものはすべてメモすることから
始めましょうと説く。
ポテトチップ一枚でも逃さず記録する。
それを「助走」と名付けたところが
また心憎い表現です。
岡田さんは「助走」を
5か月続けただけで、
10キロの減量を果たします。
そして、減量できた要因を
こう表現しています。
無意識のうちに太る行動
を避けていた。
太っているのは、毎日まいにち
「太り続けるための行動」を
繰り返している成果なのだ。
さて、家や職場にモノが増える人は
モノが増えるような習慣がある。
習慣とは無意識な行動。
無意識に私はなにを
いまこの瞬間やっているのか?
これを一人で見つけるのは
かなり難しい。
なぜならその対象は
「透明な」存在だから。
「透明な」動作や行動を
見つけるために、
まずは、モノを「リトマス試験紙」に
見立てて動いてみましょうよ。
モノがどこに、どれくらい、
そして、どんな様(さま)で
あるのか、点検していくのが
片づけなのです。
岡田さんの本が出た2007年の年末、
ある方の紹介で幼稚園の収納を
見学させていただいた時に、
幼稚園が大変片づいていたことも
さることながら、
その園長先生の一言がいまだ
忘れられません。
「私、家にあるモノもすべて
1冊のノートに記録しています。」
片づけられる人とは、
把握できている人。
現実をしっかり直視する人。
ある意味「勇気の人」なのです。
では今週、まずは家にあるモノの
点検から始めてみましょうか!
いつもあなたを応援しています!
小松易
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◎編集後記
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レコーディングダイエット、
今はスマホアプリで似たような
感じのをやってます。
でも、、体重はなかなか
減らないですね^^;
わかったことは一つ。
「食べたい時は記録を
ごまかしてでも食べるのが私!」
今日も記録をつけ続けてます。
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
おのころ心平
一般社団法人自然治癒力学校理事長。
ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして25年間活動。これまで2万6000件、約5万時間以上のカウンセリング経験をもつ。
各症状・病気の背景に潜む心理的欲求を読み解き、カラダだけではなく、家族関係、職場での人間関係改善にまでつながる手法が特徴で、経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのパーソナルケアを請け負っている。他方、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法の医療選択もサポート。セミナー・講演活動は年150回を超える。著書に『病気は才能』(かんき出版)、『ゆるすいっち。』(主婦の友社)などがあり、Amazonランキング総合1位になった著作を3冊もつ。
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