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2016/09/06(火)
【千場ひろこ】ヘドロだらけの住まい
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FROM 千場ひろこ
ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。
水槽で川魚を
飼うようになって
はや2か月経ったろうか。
朝起きてすぐ、
耳かきひとすくいの
ほんの少しの餌をやる。
足りないくらいが
ちょうどいい。
銀色に光る、オイカワの稚魚
約10匹が、一番に食いつく。
シュンシュンシューンと
目にも止まらぬ速さで。
ひらひらひらと水底に
落ちた餌を食べるのに、
ヌマエビはシャカシャカ忙しそう。
ヨシノボリは、大きな口でパクつく。
静かな早朝、
水槽の中はこうして
いきなり活気づく。
魚は、実に、一生懸命生きている。
…ふと、ある時気づいた。
魚たちは、私が餌を
ずっとやらなければ
死んでしまうだろう。
かといって餌を過剰にやりすぎたら、
食べすぎるし、水は濁るしで、
死んでしまうだろう。
そして、主人が月に1回
やってくれる水換えと
ろ過装置のフィルター交換をしなければ、
どうだろう?
水槽は藻で曇り、
そのうち水はヘドロのようになる。
当然、魚はもう棲めない。
ーーー
そりゃあ、当たり前と言えば
当たり前なのだけど!
なんだかすごく
大きな発見のようで。
だって、大げさに言えば、
魚にとって私と主人は、
“神様”みたいなもの!?
なんにもわからないまま
私たちに運命を委ねることになった魚達。
せいぜい、ちゃんと
神様の役割を続けなければ。
それを続けようと思えるのも、
一生懸命生きている魚の姿が
可愛いからである。
ーーー
しかし、御察しの通り。
それは何も水槽だけの
話ではないですよね。
私たちは、住まいにある
モノの入れ替えを放棄して
家をヘドロだらけの
水槽のようにしてしまっている。
ヘドロだらけの水槽の中で、
欲しいモノを身に余るほど取り込んで。
それも味わい尽くすことなく
放置したら水はますます淀んでいく。
ああ、オソロシヤ!
「住まいに自然の摂理を取り戻さねば!」
そんな視点で見てみると、
掃除機も洗濯機も台所も、
なんだかありがたい神様が
宿っているようにさえ
感じられるかも。
ーーー
しかし私の神様は、
一生懸命生きる魚ほどに
可愛がってくれるだろうか?
ぐうたらな私のことも。
うん、ちょっと心配(笑)。
【先週ダンシャッたモノ】
瓶類いろいろ
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◎編集後記
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ルンバの走れない床、
ソファに積まれた行き場のない洗濯物、
道具であふれたキッチン、、
神様は与えてくれても、
減らしてはくれない(たぶん、、)から、
取り込んでしまったモノは、
自分で始末をつけないと、、ですね!
–青野慶子
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
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千場ひろこ
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