断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

FROM　千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

「暮らしの哲学」研究会とは
勝手に名乗っていますが。
こっちは趣味というか、
ライフワークでして。

生業は編集者であります、千場です。

先日、ある雑誌の取材で
著者の方と打ち合わせをしました。

数々の本に書かれている内容を
雑誌でわかりやすく紹介するにあたって。

著者が自ら書いているテキストを
こちらで要約する必要がありました。

でも「要約」って
読むほうからしたら
便利で助かると思いますが、
著者にとってみたらいささか
失礼な話でもありまして。

だって、文章の間合いとか、
前後関係とかそういうことがトータルで
本に表現されているわけですもんね。

（もちろん、そういう著者の文章を
期待している読者もいらっしゃる）

それは重々承知のうえ、
こんな風に著者にお願いしました。

「今回の企画は、
高級料亭の懐石料理を
我がデパートの目玉企画として
お弁当に詰めて売り出す、ということです。

懐石料理の間合いも、緑のあしらいも
器の美しさも、熱々のお出汁もありません。
なるべく素材にはしっかり火を入れる
必要もあります。
実際の懐石料理とは
いろいろ条件が異なりますが、
箱を開いたら、よりどりみどり詰まっていて
ちょこちょこ味見ができて楽しい。

そういうコンセプトになりますので
どうぞご理解いただけると幸いです」

と。

我ながら、よくこんな比喩が
口をついて出たものだ、
と思いましたが（笑）

ひとまずご納得はいただいたようです。

―――

こんなことを口にしながら
考えていたのは、
住まいにも、

・弁当っぽい家（ゆとりなし）
・コース料理っぽい家（ゆとりあり）
・その中間くらい

なんてのがありそうで。

そんで正直、古くなって
食べれなくなった食材が
弁当箱に詰まってたり、
お皿の上に乗っかってたりしてね。

あるいは
「私は毎日玄米の
塩おにぎりでいいんです！」
っていう家もありそうだし。
（ミニマリスト？）

まあ、食べ物と住まいは
必ずしもイコールで
考えられない所はありますが、

食べ物とおなじくらいに
「ホントに食べられる？ 美味しそう？」
という意気込みで
モノを絞り込んでいったら、
この比喩も成立するのかもしれません。

ーーー

あえて自分の住まいの理想を
食で表現するならば、

顔見知りの農家さんから仕入れた
自然な農法で育ったお野菜や
飼料や生育環境にこだわったお肉がウリの
和洋折衷のレストラン。

そこのランチコースプレート1500円。

みたいな感じでしょうか。

安くもないけど、高すぎず。
夜のコースみたいに仰々しくなくてもいいし。
高級フレンチや懐石みたいな気取った雰囲気は
求めていないし。
できるだけ、コンビニエントでなく、
手間ひまかけて作られた
お気に入りのモノに絞り込みたいな、と。

いまの住まい現状はどうだろう…
うーむ。
お皿（家自体）は悪くないけど、
乗っている食材の吟味は
まだまだだなあ。
盛りつけのセンスもいまいち…。
ふぅー。

まあ、こんな風に比喩を考えると、
自分の住まいを客観的に
捉えられるかもしれません、
という話しでした。

あなたのお宅、何料理でしょう？

【先週ダンシャッたモノ】
生協の宅配（チェックする
時間がなく今週はスルー）

PS
あなたのカラダも、
「お弁当」のようにキッチリ詰まって
息苦しくなっていませんか？

カラダの不調を取り除いて、
深くゆったした呼吸を取り戻したいなら、、

こちらをご覧ください。
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◎編集後記
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鮮度のいいお刺身？
新鮮なレタス？
美味しく食べられる根菜類？
（「春の洋服断捨離」より）

・・と、洋服を食べ物に例えられたのも
衝撃でしたが、家丸ごととは！

うちは「玄米塩にぎり」ほどではないけど、
シンプル和定食って感じかな。

聞こえはいいけど、
潤いが足りないような、、

料理例え、なかなか深いです。

–青野慶子
What’s danshari ?　 Let’s danshari !　 Viva danshari ♪

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