断捨離®の著者、やましたひでこの公式サイト

FROM　千場ひろこ

ごきげんさまです。
「暮らしの哲学」研究会の
千場ひろこです。

数年前、霊能者の方が
芸能人など著名なゲストを招いて
前世や亡くなった方からの
霊的なメッセージを
霊視する番組がありました。

覚えている方も
少なくないと思います。

その中で印象的だったのが、
その霊能者の方が、
霊視の一環として
ゲストのお宅訪問した様子を
お話しする、というもの。

「ポスターやレコードジャケットなど
顔のついたものがたくさんありますね」
とか
「新聞をいつも側に置いてますね」
とか、具体的におっしゃる。

だからゲストの方は
「前日までに部屋を
掃除しましたよ」
なんて冗談めかしつつも
けっこうビビっていました。

―――

ちょっと視点を変えて。

街ですれ違う人、
電車で隣り合う人、
バス停で何気ない
世間話をして別れたあの人。

その服装、髪型、
姿格好は目に見えますが。
実際お宅がどうなっているかは
当然、見えないから、
わからないものです。

身なりがイマイチ冴えないのに
部屋はピカピカということも
あるでしょうし。
その逆、着飾って素敵にしているのに、
部屋はしっちゃかめっちゃか、
ということもありそうです。

一方で、親しい間柄であれば、
その人の考え方、趣味趣向、
心の傾向もわかりますし、
その住まいに何度も遊びに行っていて、
どこに何があるかさえも
知っている、なんてこともあるでしょう。

そりゃそうだ、
当たり前のことですね。

なにが言いたいかって。

基本的に、人の住まいに
お邪魔するということは
その人の心の中にお邪魔するのと
似ている、ということ。

そしてまた、
街行く見知らぬ人の
心の中が見えないように。
私たちが霊能者でない限りは、
その人の住まいだって、
見えないものです。

見えない心。見えない住まい。

まことに住まいは
その人の内側の世界ですね。

―――

やました先生の住まいは
断捨離で有名になられた結果、
数々の写真が公開されて。

数えきれないほどたくさんの人に
冷蔵庫の中から、
爪切りの入った引き出しまで
見られていますよね。

世の中にはいろんな
有名人の方がいますが、
ここまでお部屋のあちこちを
見られている人は珍しいでしょうね。

現場を知っている自分として、
言えるのは、決して撮影用に
取り繕ってはいない、ということ。

基本的に、いつも通りなんですね。

なかなか、
真似できないことです。

「私はいつ、突然
友人知人が家に訪ねてきても
ぜーんぜん、平気よ」

っていう友達ですら立派だと思うのに！

（まあ、そういう人にも、
● きれいにしてますから、どうぞ
● 汚いけれど、どうぞ
の2種類ありますが…）

でもきっと。
そんなやました先生にも
誰にも見せない秘密の引き出しとか、
あるかもしれない。
いやきっとあるでしょう。

それは、汚くてしっちゃかめっちゃか、
で、誰にも見せられない、
というのではなく。

自分だけの秘密の場所として
大事にしているスペースではないかな、
と想像します。

そういう「人に見せたくない」
なら、奥ゆかしくて、人間として
深みも増しそうです。

―――

そういうことを念頭に置きつつ
自分の部屋を見渡してみると…
いやー、まだまだだなあ。

やっぱり、いきなり人が訪ねてきたら
気恥ずかしいし。

おかげさまで断捨離と出会って、
汚部屋住人からは脱したけれど、
ホントまだまだで。

ごちゃっとしているところと
がらんとしているところが
バランス悪く展開されている感じ。

それは取りも直さず、
私自身（あるいは家族自身）の
内面そのものなんだろう。

いまは一気に改善できないけれど。
少なくとも、ただの“景色”として
慣れてしまわないで、
自分の課題を見据えていたいものです。

【先週ダンシャッたモノ】
仕事の古い資料

PS
あなたの内側である住まい。
不要なモノを取り払って、
いつでも風通しよくしておくのは、
人に見せるためではなく、
◯◯の良い家づくりのため。

その極意、教えます。
↓
http://123direct.jp/tracking/cr/q7Sy3VCd/224748/18266578

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◎編集後記
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「身なりがイマイチ冴えないのに
部屋はピカピカ」って、
あまりなさそうですが、

あるとしたら、
「部屋はピカピカだけど、
あえてだらしない雰囲気にみせたくて、
イマイチな身なりをしてる」のかも。

住まいや日頃の暮らしぶりは
意図して隠さないとその人の
雰囲気として醸し出されて
しまうような気がします。

住まいも自分のあり方も、
普段は取り繕ってるだけ、、
にならないようにしたいですね。

–青野慶子

What’s danshari ?　 Let’s danshari !　 Viva danshari ♪

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