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2016/04/21(木)

【やましたひでこ】あなたの中に棲みつく鬼

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FROM やましたひでこ

おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

卯月4月21日、木曜。
<旧暦、三月十五日>

二十四節気「穀雨」を過ぎて、降る雨
も植物を潤わすものに変わる。そうい
えば、葉桜となった後は花水木の白い
花の出番。ああ、春本番です。

そうですね、自然とは、こうやって
私たちに恵みをもたらす優しさに溢れ
ているけれど、また一方では凄まじい
形相の顔を見せるものですね。ああ、
どうか早く、熊本の地震がおさまり
ますように。

けれど、自然にかぎらず、私やました
ひでこの中にもこの優しい顔と鬼のよ
うな顔が住んでいる。いえ、顔ではな
くて、仏さまと鬼さん、両方が棲みつ
いているといった方が正確ですね。

いったい、仏さまが何体で鬼さんが
何匹なのか、その数を比べてみたく
もなりますが。まあ、間違いなく、
仏さまは、1、2体で、鬼さんが
ウヨウヨ。けれど、要は、鬼さんが
何匹いても、数が仏さまより圧倒的
に多くても、グーグーと眠りこけて
いてくれれば有り難いかな。

意地悪な鬼
冷たい鬼
妬み深い鬼
etc

さあ、あなたたち、居心地よくして
あげるから、ずっと私の中で寝ている
のだよ!

なんてね。

はてさて、この鬼たちがずっと安眠
できる状態や環境はどんなだろう。

はてさて、この鬼たちが目を覚まして
活躍する状態や環境はどんなだろう。

そういえば、ある受講生さんが、
こんなことを言っていましたね。

断捨離を知る前は、
毎日、不機嫌だったと。

断捨離をする前は、毎日、
眉間にシワを寄せて鬼のような顔を
していたと。

リビングに溢れ散らばっている衣類や
雑誌の山を前に、いつもイライラして
いた自分。子供たちには大きな声で
「片づけなさい!」と叱ってばかり
いた自分。ソファーにどっしりと座っ
て動かない夫にはウンザリしていた自分。

あらあら、この受講生さん、自分の中
の鬼さんが何匹も大活躍する状態と
環境を、リビングにつくってしまって
いたのですね。

そうなのです。リビングに溢れていた
モノたちは、実は、そのほとんどは
自分のモノばかり。子供たちのモノ
といえば、僅かに、その日ソファー
の上に脱いだ着替えの服か、その日
テーブルの上に広げたままの勉強道具
くらい。

夫が座るソファーも、大きすぎるサイ
ズでリビングを窮屈にしている。夫に
してみれば、そこに座っているしかな
かったのだ。そう、どっしりとしてい
るのは夫ではなくソファーの方で、
しかも、そのソファーのサイズを考え
もせず気に入って購入したのは自分の方。

いやはや。

断捨離は、空間全体を見回して、そこ
に居る自分が快適に過ごしているかど
うかを自分自身に問いかける作業。

断捨離は、その空間の快適さを維持す
るために、モノとの関係を問い直し、
量を絞り込み、質の向上を促していく
もの。

断捨離とは、今の自分の空間を損なっ
ている余計なモノたちを、ひたすら捨
てていくこと。

さてさて、その後、この受講生さんが、
断捨離をしてどうなったかは言うまで
もないですが、蛇足ながら…

リビングに無自覚に持ち込み溜め込
んでいた自分の余計なモノを捨て、
ソファーも撤去。そうか、我が家の
リビングはこんなに広かったのかと
いう驚きとともに、時に散らばる
テーブルの上も子供たちと一緒に
片づける。

おまけに、夫は、休みには掃除と食事
づくりをかってでてくれるようにもなり。

ああ、こうなれば、
この受講生さんの中にいた鬼さんたち
も熟睡モード、いえ、もしかして昏睡?
となったでしょうね、きっと。

さあて、今日のあなたも、余計なモノ
はさっさと捨てて、鬼さんの出番を
減らして下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━

自分の不機嫌は自分の責任。

自分の中に棲んでいる鬼さんを、
元気にするのも眠らせるのも、
結局は自分次第なんですよね。

でも、「自分のせい」を認めるのは、
結構しんどい、、

イライラがたまってどうしようも
ないとき、あなたはどうしてますか?

–青野慶子

PS
私は食べちゃうんですが。。
これ、全然解決にならないんですよね。
太って余計イライラするという
負のオマケつき^^;

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イライラをスカッと解消するなら、
ここで仲間と話し、やましたさんに喝!
を入れてもらうのがオススメです☆

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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