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2016/01/07(木)
【やましたひでこ】断捨離の山を登るには…
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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2016・1・7 No.1559
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◆今日の断捨離 「断捨離の山を登るには…」
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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。
1月7日木曜日
睦月七日<旧暦、霜月11月28日>
昨日六日は、二十四節気「小寒」
寒さがいよいよ本格的になるという頃。
私は、六曜、
つまり、大安とか仏滅とかには、
まったく興味はないけれど、
二十四節気、七十二候には心惹かれる。
それは、同じ暦の中でも、
縁起より季節の移ろいに関心があるからなのでしょうね。
言うまでもなく、私たちは、
自分の興味関心というフィルターを
通してしか物事を捉えないもの。
逆に言えば、物事は、すべて私たちの
興味関心に基づいて解釈されていくもの。
それは、断捨離への多くの理解も同じこと。
片づけに興味があれば、
断捨離を片づけの技術のひとつとして捉えるだろうし、
心理分野に関心があれば、
断捨離に認知行動療法としての可能性を求めるだろうし、
哲学的素地があれば、
断捨離に貫ぬかれている生き方の哲学を見出していくことだろう。
私は、なんであれいいと思っている。
断捨離という山を登る登山道は、幾つもあってかまわない。
どのルートで登ろうとも、
それぞれの登山道の面白さや醍醐味があり、
それぞれの景色が味わえるはず。
そして、やがて到達するだろう山頂での
感動を分かちあえばいい。
そして、さらに、次の高みを、
そう、頂上に立ったからこそ見える次の峰を目指していけばいい。
そうなのです、断捨離とは、
例えていうなら、富士山のような単独峰ではなく、
霊峰白山のような高い峰々が連なったものだと思うのです。
だから、断捨離への理解が、
間違っているとかいないとか、
他者の理解を云々する必要もなければ、
浅い深いという判定も必要がないのです。
それでも、だからこそ、
心得ておかなくてはならないことがある。
もしも、自分が、断捨離を、
「こんな程度のものか」と感じたならば、
自分が登った断捨離の山がその程度の峰のひとつだったということ。
もしも、自分が、断捨離が、
とっても大変だと感じたのならば、
自分が登ろうとしている断捨離の山が、
とても高い峰だという可能性もある。
ところで、私自身はどうなのだろう。
断捨離という概念を掴んだ当初、
いわば、そびえる山を前にして麓を
ぐるぐるとうろつくこと10年近く。
なぜなら、その当時、
22歳の学生だった私にとって断捨離とは、
「己の執着を断ち捨て、執着から離れろ」という、
とんでもない登山だったのだから。
しかも、登山道の入り口さえ見つからない有り様だったのだから。
それから、断捨離を「日常の片づけ」に落とし込み、
ようやく登山道の入り口を切り開く。
けれど、その登山道は、ひとりで登らなくてはならず、
おまけに、岩だらけの細い道。
そう、断捨離をガイドしてくる案内人もいなければ、
ともに励まし合う仲間もいなかった20年。
そして、やっと山頂に立てたかと思うと、
次の峰が視界に飛び込んでくることを
幾度も経験してきた。
私が登り切ったと思った山は、
最高峰ではなく、まだまだ、
周辺の小さな峰に過ぎなかったのですね。
私は、今、地元石川にいて、
住み暮らす町から郷土の誇り霊峰白山を仰ぎみている。
白山とは、
最高峰の御前峰<標高2,702m>、
剣が峰<2,677m>、
大汝峰<2,684m>の白山三峰を中心とした
周辺の山々の総称。
思いもよらず、いつの間にか、
私の人生をかけてしまうことになった断捨離を、
この白山連峰の登山に例えるならば、
いったい、何合目あたりにいるのかしらと思う。
正直、御前峰の山頂はまだまだ先で、
6合目当たりを越えた程度のよう。
だから、まだまだだという思いと、
よくここまで登って来たなという思いが
ないまぜになるような気持ち。
だって、あの執着だらけの女子学生が、
右往左往しながら、ここまで登ってきたのだからね。
有り難いことに、今、
断捨離の裾野は大きく広がり、
今では、漢字文化圏の国々だけではなく、
欧米諸国まで視野にはいる高く大きな山となっている。
そうですね、これからも私やましたひでこは登り続けなくてはね!
断捨離は登山
断捨離は生き方の登山
断捨離はそれぞれの生き方の登山
どうぞ、あなたも、
小さな峰の向こうにある、
より高い峰を見据えて下さいね。
それでも、することは同じ、一歩ずつ足を前に出すこと。
そう、ひとつずつ、要らないモノを手放していくことですよね。
それでは、ごきげんさまにて。
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◎編集後記
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断捨離がいいものだとわかっていても、
やる気が出なかったり、
思うように綺麗にならなかったり、
家族の反対にあったりで、
なかなか続かないこともあります。
そんな時は、一緒に頑張る”仲間”が
いるといいですよね。
思っていることを話すだけで、
気分がスッキリしたり、
思わぬ気づきがあったり…
一人で大変だと思う方は、
ぜひ断捨離仲間を見つけてみてくださいね。
渡辺万里子
PS
自分の身近ではなかなか仲間が
見つけられないという方には、
断捨離セミナーがオススメです。
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同じテーブルになった人と(4人くらい)
ワークやシェアを通して、
帰る頃には連絡先を交換するくらい
仲良くなれますよ。
What’s danshari ? Let’s danshari ! Viva danshari ♪
この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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