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2015/12/23(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]自分の性格を変えたいです…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2015・12・23 No.1545

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◆今日の断捨離 「[Q&A]自分の性格を変えたいです…」

水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

※本日は、2013・7・31に
お送りした内容を再度シェアさせていただきます

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Q:自分の性格を変えたいです…

わたしは、前向きで明るくがんばりやです。
健康で仕事もうまくいっていて幸せです。

ただ、自分を凹ませてしまう、
自分の傲慢でわがままな性格に困っています。
厳しすぎるんです。

信頼して大切にしていたスタッフが
わたしの意向に沿わないと、
話し合って改善してもらったり、
励ましたり勇気づけたりできるのですが、
そのうち私のことを尊重せず勝手な行動や
言動をしていると感じると相手にしなくなるのです。

価値観がずれている人を尊重できない
自分の了見の狭さに気付いていやになるのに、
やめられないのです。

小さい時からかわいがってきた姪が
反抗期に入って、
あいさつもおざなりな感じになって、
返事もちゃんとしなくなったときも、
はじめは辛抱して優しくしていたのです。

しかし、がまんが続かなくなって無視するようになりました。

彼女は反抗期も過ぎ、わたしにまた
笑顔を向けてくるのですが、わたしの
心は傷ついていて彼女を受け入れる気になれません。
「謝れ!」って思ってしまいます。

家族の集まるイベントも気が重くなります。

さみしいのかな、自分を認めてもらいたいのかな。
これまでにも、仲良くしていた友人に
連絡を取らなくなって疎遠になった事が何度かあります。
性格を改善したいのです。
何をすればいいのかアドバイスお願いいたします。

【50代女性 自営業 ワガママンさん】

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A:

FROM 川畑のぶこ

自分の価値観や信念が強い人というのは、
完璧主義の人が多いです。
恐らくワガママンさんは、常日頃から
志や理想を高くもち、
仕事や人生の課題に真摯に向かい合い
チャレンジされていることと思います。

これは仕事などでプロジェクトや
ミッションを遂行するのにとても役立つ
気質であり、立派な姿勢ですし、人からも
頼りにされることが多いことと思います。

ただし、プライベート含め、
「常に」この姿勢を持ち続けると、
周囲と波風を立ててしまうことも少なくありません。

信念の強いパーソナリティーの人というのは、
自分も完璧であるように努めるのですが、
自分の心理的ニーズが満たされず、
ストレス下に陥ったときには、
自分よりも他人に対して
非常に厳しくなる傾向があります。

また、他人の良い部分よりも、
欠けている部分に目を向けそれを指摘しがちです。
いわゆる粗探しですね。

自分が正しいという気持ちが強く働いてしまい、
自分の価値信念に同意できない人間は
愚かに見えてしまうこともあり、
時として、そのような人たちに対して
敬意を払わないどころか、
蔑む気持ちすら抱いてしまいます。

そのような姿勢で接すると、相手との溝はいよいよ深まり、
やがて周囲の人々に対して疑心暗鬼になって怒りの感情を
抱くようになるのではないでしょうか。

残念ながら、このような姿勢は
周囲との関係にも、自分自身との関係にも
調和を生み出すことはなく、
やがて孤立するようになってしまいます。

信念の強い人というのは、
基本的な心理的ニーズに、
自分の価値観や姿勢を認めてほしい、
また、自分の取り組んでいる仕事
(家庭内での役割や地域コミュニティーへの貢献などを含め)を
承認して欲しいというものがあります。

このような姿勢や仕事に対する
承認欲求が満たされているときには、
比較的良好な人間関係が構築できます。

しかし、
自己承認が出来ていない場合においては、
相手と価値観の相違があったり、
仕事を思うように認めてもらえなかったときには
ストレス下に陥って非建設的な
コミュニケーションをもち、
人間関係に不調和をきたしてしまいます。

大切な姿勢は、他人が認めてくれることで
自分を評価しようとすることをやめることです。
なぜならば、他人というのはその人の
好みや都合でしかワガママンさんを評価しません。

相手にとって好都合な言動をすれば
よく評価してくれますが、不都合な
言動をすれば悪く評価するものです。
逆もしかりではないでしょうか。

相手の評価は必ずしもワガママンさんの
真の評価とは一致しません。
大切なのは、ワガママンさんご自身が
自分自身を真に評価しているのかどうかです。

ぜひ、自己承認というキーワードを大切にされてください。
そして、人は信じたいことを信じるし、信じたいことを信じる
権利があることを許してください。

他人がなんと言おうが、
ご自身が自分の価値や意見を
大切にされるのと一緒です。

また、「ものごとが機能するために、
かならずしも常に完璧である必要はない」
ということを繰り返し思い出してほしいと思います。

人間は失敗を免れない存在です。
それでもなんとか人生を
切り開いていけるのです。
全てが完璧で理想的に整っていたに
越したことはありませんが、
残念ながら世の中や宇宙はそのようにはなっていません。

秩序があれば混沌もあるのが自然界です。
私達もその自然の一部です。
自分も他人も失敗を免れないことを受け入れ、
常にそこから学んで前進する。
それを繰り返しながらどんどん賢くなっていく
ということを信頼してみてください。

人間は不器用な存在です。
それでも何が最善かをそれぞれが
模索しながら一生懸命生きようとする、
愛すべき存在です。

私達の歩みは緩やかかもしれませんが、
宇宙は気長に私たちの変化を
待ってくれていることも信頼してみてください。

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

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◎編集後記
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もうすぐクリスマスですね。

とはいえ、どちらかというと
大掃除モードですが…

昨日の夜、私はコンロ下の
調味料入れの引き出しを断捨離しました。

賞味期限が切れた粉末の出汁を捨て、
まずくて全然使わなかったそばつゆを捨てました。

ごちゃついていて見るたびに嫌だった引き出しが
すっきりして見るたびに嬉しい引き出しに変わりました(^^)v

ぜひ、あなたも少しずつ取り組んで
みてくださいね。

渡辺万里子

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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