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2015/10/12(月)

【やましたひでこ】 忘れられたモノが引き起こすバトル

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2015・10・12 No.1474

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◆今日の断捨離  『忘れられたモノが引き起こすバトル』
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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

神無月十二日、月曜日。
体育の日、祝日。

今日が祝日だなんて、すっかり忘れていましたね。

第一、     体育の日は10月10日だったはず。

だなんて、とうの昔、50年も前の
東京オリンピックの開会式の日を
記念して制定された祝日だということは覚えていても、
ハッピーマンデー制度で指定日が
変わってから15年も経っていることは
忘れていた私。

そうですね、

覚えていることと、覚えていないこと。
忘れていることと、忘れていないこと。

それは、まったくもって、人それぞれで。

そして、それぞれであるからこそ、
そこにコミュニケーションのエラーが
起こるのだと、思うのです。

とくに、家庭内、家族間の断捨離では、
それをよく経験するものです。

実は私も、母は絶対忘れているに
違いないモノだと判断し、
黙って内緒で捨てたら、
あらら、母はしっかり覚えていたりして。

「アレが無くなっている。
アンタが勝手に捨てたんでしょう!」
と、大目玉をくらうことは幾度もありましたね。

ああ、そんな時は、
「わたし、知らない」としらばっくれて
防戦に終始したのだけど。

でも、残念ながら、その防戦が
うまく功を奏することはなく、
ハイパータメコミアン母と
スーパーダンシャリアン娘との
「仁義なき戦い」は、第二ラウンドに
突入していくだけでしたね。

私から見れば、放置されているだけの
「無用の長物」にしか見えないモノたちも、
母にとっては、昔の記憶や想いが張り付いたモノ。

しかも、
その思いの張り付きの粘着力も、
私には計りようもないのです。

だから、勝手に捨てる=ベリベリと剥がす、こと。

そこに生じたであろう母の心の痛みは、
いかばかりであったのかと思う。

まあ、それについて、
思いを巡らせることができるように
なったのは、後年、ずっとずっと後に
なってのことなのですが。

ところが、一方で、母の記憶から消え、
まったく忘れ去られて、
ただ溜め込まれているだけのモノたちも
当然ながら山のようにあったのです。

それが、空間を圧迫して、
私の心までも圧迫していたのも、
また事実。

どうでもいいようなモノたち、
しょうもないモノたちで、
自分の気持ちが圧迫され、心が塞がれ、
息までもが詰まってしまうのは、
私にはとてもやり切れない状況。

結局のところ、
母と私のかつての断捨離バトルは、

痛み VS 息の詰まり

その争いだったように思うのです。

<このことは、詳しく『実家の断捨離』に
書かせていただいたので、
よかったら読んで下さいね
http://123direct.jp/tracking/cr/G74a0nDQ/207862/16092004

そうですね、たしかに、
モノを捨てるということは、
何であれ、痛みが伴うもの。

後ろめたさと惜しむ気持ちからくる心の痛み。

その痛みを回避するために、
モノを捨てずにとっておき溜め込む。
けれど、溜め込まれたモノの
ほとんどは忘れ去られるという、
忘却の運命を辿る。

だからこそ、私は、痛みを選ぶ。
たとえ痛みがあっても、
息苦しさからの脱出の方を選ぶ。

だって、一時の痛みを避けたいばかりに、
要らないモノをとっておくなんて。
だって、忘れてしまったモノのために、
自分の息を詰まらせるなんて。

そう、断捨離は、
圧迫感と閉塞感をなによりも嫌う。
そう、断捨離は、
ゆったりとした息づかいをなによりも好む。

なぜなら、「息詰まり」は、
とりもなおさず、人生の「行き詰まり」を招くものだから。

どうでしょう、そうは、思いませんか。

さあて、今日のあなたも、
断捨離で「呼吸空間づくり」に励んで下さいね。

それでは、ごきげんさまにて。

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◎編集後記
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モノにはりついた思いは人それぞれ違うもの。
しかし、人のモノって邪魔に見えますよね(笑)

けれど、断捨離にいざ取り組んで捨ててみると、
意外に人のモノより自分のモノが
多いことに気づいたりもします。

そして、自分のモノを断捨離するだけで
とても気持ちが晴れるものです。

ぜひ、自分のモノから断捨離に取り組んでみてくださいね。

渡辺万里子

PS
自分一人ではうまくいくかなーと、
心配な方はセミナーがオススメです。

http://123direct.jp/tracking/cr/HDPVb8Km/207862/16092004

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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